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「五山送り火」が終わったところで、今日は送り火当日の「大文字山登山」です。
送り火を大文字山から見るのは、最近特に厳しく禁止されているようだけれど、昼間なら大丈夫だろうと出かけてみました。
「1時までに下りてください」って看板が在るにはありましたが横を向いていて、全然強制していません。でも直ぐに下山しなくちゃならないのは辛いなあと思いながら先を急ぐのですが・・・暑くて暑くて・・・
◆過去の大文字山登山記事はこちらです。京都市内の眺望、登山路が分ります。
護摩木・割り木が頭上を運ばれて行きます。
スゴク暑い・・・今日はいつもより時間がかかって到着です。
護摩木や薪、松葉を置くためのテントが造られていました。
如意ヶ嶽(大文字山)山麓の人達は「大文字保存会」というNPO組織を作られています。
他に市民・学生ボランティアやボーイスカウトなどの協力を得て大文字送り火を運営されています。活動は送り火の夏だけでなく、年間を通じて行われています。
送り火当日は保存会やボランティアら約300人が参加されるそうです。
「弘法大師」をお祀りされている大師堂、綺麗に飾りつけも終わっていました。
堂内にはお花やお供物、ろうそくなどがお供えされています。
堂内の気温が・・・ナント40度でした。堂の外はもっと暑いはず。
大師堂のすぐ前には四隅に笹を立てた納所が設けられます。古い御札や消し炭を納めるところです。・・ということは当日ここに持って来ても良いのですね。
これらは、大文字の送り火と一緒に燃やされます。
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紋入り幕と提灯。 大きな線香立、径50センチはありました。
この大文字山から送り火を見るのが一番素晴しいのです。横で火の粉を浴びながら、「妙・法」「左大文字」「舟形」「鳥居」と全部見えます。
ここまで来たのだから「大」の一番上まで登らなくちゃ。
あと10段ほどで階段の一番上だったのですが、火床と木蔭まではもっと上。
気温40度の午後2時。遠近感が無くなりめまいがしそう。・・・大変な事になったら、これまた大迷惑なので「勇気ある撤退」に決定です。
火床ではボランティアによって「バケツリレー方式」で蒔が運ばれますが、各火床を組み上げていくのは、保存会の各受け持ちのご家庭の仕事です。
特に「大」の中心は金尾と称して特別おおきな割木が組まれ、 その周りを麦わら、松葉そして上に松の割木、一番上に護摩木が組まれます。
中心の火床です。先ずここに合図とともに松明の火が点けられます。
サッサと下りてくる予定だったのですが、時が止まったようで動けない。
リフトを使って上げられた護摩木や松の枝などです。
火床数75基。薪数600束、松葉100束、麦わら100束が使用されます。
今日は生中継があるとか。テレビのカメラクルーも続々到着です。
3時を過ぎた頃から、ボランティアの方々も上がって来られました。千人塚ではカブスカウト(ボーイスカウトより年少)に会いました。ここで一休み。御苦労様。
ボーイスカウトは千人塚から別方向に登ったようで、会えませんでした。
保存会、社会人・学生ボランティアの方などが消火用バケツ、松明などを持って。
40度の炎天下を思うと「皆様・心より有り難うと感謝申し上げます」
今日は帰りますが、来年私はどうしましょうか、「蒔リレー」に並んでいるかも。
・・・ヤッパリ日焼けはいやだなあ(信念なしです)
この日の為に、2月頃から蒔き割り、頂上の倉庫への蒔き運び、麦わら作りなどの準備が始まります。「京都五山送り火保存会」のサイトです。
4時過ぎに下りて来た時まだ登山規制は始まっていませんでした。
尚、送り火当日の夕刻からの一般の大文字山登山は禁止です。
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ところで、送り火翌日の「大文字山」です。「大→太」になった焼け跡が・・・。保存会の皆さん大変だったでしょうね。早く緑が戻ってほしいですね。
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