東福寺 サツキと市松庭園
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今日はまた東福寺です。お付き合いくださいね。
京都にいくつお寺があるかなんて全然気にならない私です。まあ、かなりな数には違いない。その中でもよく来るお寺の一つに東福寺があります。広々していて、様々な伽藍にそれぞれ違った趣。紅葉の時期以外は空いているのも魅力です。
特に方丈庭園が好きで、八相の庭の砂紋はどんな模様かな?、小市松の苔の具合はどうかな?。。。そんなんでよく来ます。方丈庭園は重森三玲氏の代表作です。
今年の冬は珍しく「雪の小市松庭園」を見ることが出来ました。今はサツキの時期だということでやって来ました。
お馴染みの小市松の庭園の他にもう一つ市松庭園が、あの白塀の向こうです。
このお庭はいつも殺風景なのですが、生き返ったような美しさです。
「井田市松」というお庭です。古代中国の田制「井田」(せいでん)に囲んでいます。
隅に三石が、ほんのりピンクが優しいですね。
そして、こちらは「北庭の小市松」です。
苔の具合は、これから梅雨に入ってからを期待するということみたいですね。
花数が少ないのですが、これから満開になるのかしら?
「西庭の井田市松」から「北庭の小市松」に続く途中に「通天台」という舞台があります。そこからだと小市松はこんな見え方です。緑の隙間から見えるでしょ、市松が。
「通天台」からは、あの「通天橋」が見えます。秋には真っ赤な紅葉ですが、今は青もみじが鮮やか。緑の海原にいるよう。
東福寺のカテゴリーは「京都五山・第四位 東福寺」です。京都五山はどこも好きで、よく行ってます。塔頭も多く、それぞれの庭園も素晴しいです。
もう一つ小さなお庭を。東庭の「北斗の庭」です。
雲紋様地割に円柱の石で北斗七星を構成しています。小さな宇宙です。
後方の生垣が天の川を表わすそうです。
今日は方丈庭園の中の小さなお庭を選びました。石が力強い方丈南庭「八相の庭」を加えた4つの庭は「八相の庭」と呼ばれます。八相とは釈迦の生涯を八段階に分けた八相成道の事で、この庭に配された蓬莱、方丈、瀛洲、壷梁、八海、五山、市松井田、北斗七星の八つの主題に因んで名付けられたそうです。
方丈南庭はまたの機会に記事にします。
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