花の京都 初夏 7

2015年6月 8日 (月)

睡蓮も綺麗 平安神宮神苑

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

平安神宮の神苑の花、今日は中神苑と東神苑です。

サツキがまだ残っており、睡蓮は見頃を迎えていました。(撮影:6月5日)

中神苑の蒼龍池です。

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水に映る花は鏡に映ったよう・・・水鏡とはよくいいましたね。

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手前の黄色い睡蓮、まだ10時過ぎなのに閉じていました。
早朝に咲いて閉じたのでしょうか? それともまだ蕾なのでしょうか?

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睡蓮の花の時期って結構長いですね。次々咲きだします。

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向こうに河骨(こうほね)の黄色い花が1輪。サツキも水に映っています。

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臥龍橋の横の松。見事に芸術的な枝ぶり。

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臥龍橋を渡る人
小川治兵衛の意図の「龍の背にのって池に映る空の雲間を舞うかのような気分を味わう」・・・いかがですか?

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足元の睡蓮に目を奪われるとよろけそうになりますよ。

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*記事の最後にある「お願い」をよろしくね。

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赤い睡蓮も綺麗

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ここはカキツバタが綺麗だったことでしょうね。

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ピンクも綺麗・・・花弁が細いです。

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疏水から水がさらさらと流れ込んでいます。

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泰平閣、今日は人がいっぱい。

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泰平閣から、

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対岸のサツキ

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紫陽花の季節になりました。こんどは紫陽花を求めて何処かへ行きます。

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2015年6月 6日 (土)

花菖蒲 平安神宮 神苑  

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

平安神宮の神苑の花菖蒲が満開です。

花菖蒲は西神苑に見事に咲き誇っています。
神苑は、7代目小川治兵衛(明治から昭和にかけて「植治(うえじ)」と呼ばれた)の名作庭家によるものです。

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神苑には200種、約2000株の花菖蒲が植えられています。

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睡蓮も大きく広がってピンク、白と華やかに彩りを添えています。

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今日は花菖蒲と睡蓮の花をお楽しみ下さい。

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花菖蒲は蕾もまだ多くて見頃が続きます。

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花も満開、人も満開でとっても華やか。

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水面に映るカラフルな花菖蒲も素敵です。

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豪華な花です。

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平安神宮・神苑では、紫陽花、夏萩、半夏生も咲き始めていました。

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梅雨の日に嬉しい花です。

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2015年6月 3日 (水)

さつきの庭園 曼殊院門跡 

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

比叡山麓の寺院めぐりの最後は曼殊院門跡。
2006年、紅葉のJR東海の「そうだ 京都、行こう」のキャンペーンになって、スゴイ人出で・・・それ以来室内撮影が全面禁止になって、足が遠のいているお寺のひとつです。室内をご覧になりたい方は古い記事を見てくださいね。

曼殊院門跡 (まんしゅいんもんぜき)
天台宗の門跡寺院。塀の5本線で皇室関係だと分ります。
最澄が比叡山に建立した一堂に始まり、1956年(明暦2)良尚法親王のとき、現在地に移る。明治初期までは北野天満宮の管理職(別当)も兼務していた。大書院、小書院、八窓軒茶室、庫裏は重文。枯山水の庭園(名勝)。国宝の不動明王(黄不動)は三大不動の一つ。内部の襖絵は主に狩野探幽筆だが、他に狩野永徳筆竹虎図(重文)など。

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曼殊院では宸殿再建復興が計画されています。

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大書院 (本堂)
前には遠州好みの枯山水庭園が広がっており、水の流れをあらわした砂の中に鶴島と亀島を配しています。欄間や金具にも意匠をこらした数奇屋風の書院造。樹齢400年の五葉松です。

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鶴島にあるこの五葉松は鶴を表現しており、その根元には曼殊院型のキリシタン灯篭があります。

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寄棟造、柿(こけら)葺きで、本尊阿弥陀如来を安置。

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大書院から小書院へ

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赤い絨毯が利いていますね効いていますね。

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白砂の砂紋も美しい。サツキの赤い花が可愛い。

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小書院から

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小書院は水面をさかのぼる屋形舟を表現してるそうです。

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手摺りが舟の手摺りを表し、舟から水面を見てるようになっています。

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こちらは亀島 丸いサツキのお団子のよう。

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とても素敵なお庭ですね。

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手水鉢、以前の記事ではセミかフクロウか?って書いてますが、何でしょうか。

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遠くに石橋があります。

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周りは青もみじ。

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「くぎ隠し」富士山?比叡山?

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2015年6月 2日 (火)

金福寺 芭蕉庵と村山たか女

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

金福寺、こちらも詩仙堂の近くです。
詩仙堂に行くときのセットになっているお寺がここ金福寺と圓光寺、そして少し離れた曼殊院。他にも狸谷不動院、八大神社、野仏庵、鷺森神社など見所が多い地域です。

金福寺には与謝蕪村の墓所があり、松尾芭蕉が滞在したとされ、芭蕉を敬慕する与謝蕪村とその一門によって再興された芭蕉庵があります。

金福寺のサツキの斜面、今までで一番花が多い時に来ました。

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金福寺 (こんぷくじ)  山号:佛日山  臨済宗南禅寺派
貞観6年(864)、慈覚大師円仁の遺志により、安恵僧都が創建し、円仁自作の聖観音菩薩像を安置した。 当初天台宗であったが、後に荒廃したために元禄年間(1688年~1704年)に円光寺の鉄舟によって再興され、その際に円光寺の末寺となり、天台宗より臨済宗南禅寺派に改宗した。本尊は聖観音菩薩。

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その後鉄舟と親しかった松尾芭蕉が、京都に旅行した際に庭園の裏側にある草庵を訪れ、風流を語り合ったとされ後に芭蕉庵と名付けられたましが、荒廃していた為、彼を敬慕する与謝蕪村とその一門が安永5年(1776)に再興しました。

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「芭蕉庵」の扁額が架けられた庭園入口 (入って振り返っています)

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サツキの築山と白砂の枯山水、3段の生垣ごしに芭蕉庵の萱葺き屋根が見えます。

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まずは本堂の中から枯山水庭園。

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そよ風にゆらゆら、涼しげな設えになっています。

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舟橋聖一作歴史小説「花の生涯」のヒロイン村山たか女が、金福寺で出家し妙寿尼と名乗り、明治9年まで14年間ここで過ごし、67才の生涯を閉じました。法名は清光素省禅。

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本堂では与謝蕪村と村山たか女の遺品が拝観できます。

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村山たか(村山たか女)  (Wikipedia)
1809年(文化6)、近江国犬上郡多賀町で、多賀大社にあった寺坊尊勝院の娘として生まれる。生後すぐに寺侍村山氏に預けられ、18歳の時に当時の藩主である井伊直亮の侍20歳になり京都に上って、祇園で芸妓となり、その際男子をもうけるが、私生児であった為に自らが引き取り生まれ故郷の彦根に戻る。その際彦根城下で蟄居生活を過ごしていた井伊直弼と出会い、その数年後直弼が長野主膳と出会いたかとも深い関係になったとされる。

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やがて直弼が大老となり、江戸に移った後二人は別れたとされるが、安政の大獄の際には京都にいる倒幕派の情報を江戸に送るスパイとなり大獄に大きく加担した。日本の政権に属した女性工作員としては史上初めて名をとどめる存在である。

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1860年(安政7)の桜田門外の変で直弼が暗殺された後、1862年(文久2)に尊王攘夷派の武士に捕らえられ三条河原に3日3晩晒されたが、女性ということで死罪を免れました。
その後金福寺で出家し妙寿尼と名乗り、1876年(明治9)に亡くなった。

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かなり上って来て、市内が見えるようになりました。

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「村山たか女の参り墓」です。
当時この寺は圓光寺の末寺であったので、本墓は圓光寺に建てられました。金福寺でも彼女の菩提を弔うための本墓の土を埋め、彼女の筆跡を刻み、参り墓としました。

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こちらは与謝蕪村の墓
与謝蕪村(よさぶそん、よさのぶそん) 江戸時代中期の日本の俳人、画家。

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芭蕉庵
庭園の東側に立つ茅葺き屋根の庵で、内部は千利休が造った待庵に似た三畳台目の茶室となっています。

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背後の丘に与謝蕪村をはじめ近世の俳人の墓や句碑があります。

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木の隙間から見ると、かなりの眺望で中央に左大文字が見えました。

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山門脇に、たか女が慶応3年(1867)に建てた小さな弁天堂があります。

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2015年5月30日 (土)

詩仙堂 庭園と丈山の生涯

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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詩仙堂の2回目は、昨日簡単に紹介した石川丈山(1583-1672)の生涯をたどりながら、庭を見て回ることにします。用意されたスリッパを履いて、お庭に出ます。

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秀吉の天下統一の時代、丈山も官に仕えようとしたが父が許ず、やむなく13歳の時にひそかに家を出て忍城(埼玉県)にいた祖父の弟石川遠江守信光の元に行きます。至楽巣を見ながら・・・昨日の記事で、いっぱい枯山水を撮ったところです。

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16歳の時に父を失い、親戚の松平正綱が丈山の境遇に同情して家康に丈山のことを話したところ、家康は石川家は代々武勲の家柄であるとして、丈山を召出して近習としました。

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18歳の時(1600)関ヶ原の戦いに従い、家康は丈山の武勇とその忠勤を愛でて、寝所の側に侍せしめたといいます。

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25歳の時(1607)落成した駿府城が炎上し、当時5歳の徳川頼房(家康の第十一子、のちの水戸藩主)と乳母を火の中から救い出します。このことから、後年水戸家が丈山を召し抱えようとしますが、丈山は辞退しました。嘯月楼 (ちょうげつろう)

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33歳の時(1615)大坂夏の陣では、長年参禅した駿河清見寺の説心和尚に武勲を誓い出陣しますが、腸チフスにかかり生死をさまよってしまいます。そこに、母から「特別の戦功を立てなければ母は再びお前に会わない」との激励の手紙を受け取ります。この景色もサツキの詩仙堂ではお馴染み。

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丈山は意を決して秘かに先陣争いに加わり、先鋒隊の第一の武功をあげました。ところが、最後の攻城で無益の損害を避けるために一番乗りを禁止していた家康は、戦後に丈山に蟄居を命じます。

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叔父の本多正信は何とかとりなそうとしましたが、丈山は髪を切って妙心寺に入って隠退してしまいました。小さな小さな葉っぱから赤い花が飛び出していて可愛い。

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翌年、母の病を聞いて江戸に行き、看病をしながら文筆活動に励みます。その後、病気が全快した母を伴って京都に帰ります。

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友人であった儒学者・林羅山の勧めによって、その師でもある藤原惺窩(ふじわらせいか)に師事し、儒学(朱子学)を学びます。

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この頃、丈山は文武にすぐれるとの評判がたち各所から仕官の誘いを受けますが、隠退して風雅の道に親しんだ丈山は容易にきき入れませんでした。池の周りにも草餅のようなサツキ。

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でも、老母のことが気がかりで、本多出羽守のすすめもあり、紀伊の浅野長晟侯に仕えました(36歳)。抹茶をいっぱいまぶした和菓子のよう、美味しそう。

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ところが、浅野侯に仕えること数ヵ月、やがて仕官にあきたらず、壁に「白鴎(區鳥)は野水に停まらず」と書いて、京都へ帰ってしまいます。京都へ帰った丈山は、また自適の生活を送りました。

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紀伊の浅野侯のもとを去って5年後、板倉重昌が丈山の窮乏を憂い、紀伊から広島に転封された浅野侯に頼んで、丈山に再び仕えるようにすすめます。

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客人待遇で千石を給するとのことで、丈山は老母に孝養を尽すために再び浅野侯に仕えることにしました(41歳)。詩仙堂も四季折々に撮っていますので、過去記事も見て下さいね。

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丈山の広島在住は前後14年間に及び、その間にしばしば京都に出向き、老母を名勝地に伴ったそうです。池の周りの花はこれから咲きだします。

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丈山53歳の時に母が亡くなり、引退を願い出ますが藩主はなかなか許しません。ついに病気療養のため有馬温泉に行くと称して、広島を去ってしまいました(54歳)。残月軒も青もみじの中。

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京都に戻った丈山は相国寺の近くに睡竹堂(すいちくどう)を造り住みます。そして、終(つい)の棲家(すみか)に適する地を探し、丈山59歳になってようやく洛北の一乗寺村に凹凸?(おうとつか)を建てたのです。

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その建設費は、丈山が愛蔵する書籍を売り、衣食を節して捻出したもの、あるいは、浅野侯が、丈山は有馬に入湯し、ついで京都に帰ったもので、正式に辞職したものではないとして、4年間の俸禄四千石を給付したからであるともいいます。

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丈山は中国歴代の詩人を36人選んで三十六詩仙とし、狩野探幽に肖像を描かせて堂内に掲げました。このことから凹凸?は詩仙堂の名で知られるようになりました。ここは最も下の庭(4段目) 向こうに十方明峰閣(坐禅堂)が見えます。

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丈山はこの詩仙堂で学問に没頭し、隷書、漢詩の大家としても知られ、わが国における煎茶(文人茶)の開祖とも言われるようになりました。また、東本願寺・渉成園や一休寺にも丈山作庭と言われる名園があります。

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丈山は詩仙堂で30年余りを過ごし、90歳でその生涯を閉じました。

丈山考案の僧都(鹿おどし)が今でも音を響かせています。

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2015年5月29日 (金)

サツキの庭園 詩仙堂 1

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「サツキが咲いたら是非見に行かなくては~~♪」な、お寺の1つが詩仙堂。

少し開けられた障子から見えるサツキのピンクの花、ワクワクします。

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開門に合わせて行きましたので、無人の風景を撮ることが出来ました。

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今日は猟芸巣(至楽巣)の前のサツキの刈込が美しい庭園をお届けします。

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何処から見ても美しいので、少しずつ場所移動した写真になります。

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詩仙堂  (しせんどう)
正しくは、六六山 詩仙堂丈山寺と号する曹洞宗の寺院です。
江戸時代の文人石川丈山が、寛永18年(1641)隠棲のため建立した山荘で、山際のでこぼこした土地に建つので・・・凹凸?(おうとつか)とも呼ばれます。

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徳川家康に仕えた武将・石川丈山(1583~1672)は、大坂夏の陣で先駆けを咎められ、浪人となり上洛しました。晩年は一転して文化人として一乗寺に庵を結んで約30年にも渡って当地で悠々自適の生活を行い、寛文12年(1672)89歳で没しました。

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江戸初期における漢詩の代表的人物で、儒学・書道・茶道・庭園設計にも精通していた。幕末の『煎茶綺言』には、「煎茶家系譜」の初代に石川丈山が記載されており、煎茶の祖とも言われる。

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狩野探幽作の三十六歌仙の額を掲げているので、「詩仙堂」と号しました。

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緑の葉っぱにピンクの可愛い花がプツプツと、なんとも可愛い。

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庭を隅から

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サツキの後ろには青もみじ・・・紅葉もそれはそれは綺麗です。

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サツキに埋まった石塔。

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何処から見ても素晴らしいお庭なので、写真が沢山になってしまいました。

お楽しみいただけましたでしょうか。(*^-^)

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次回も続いて詩仙堂・・・お庭に下りて行きます。

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2015年5月11日 (月)

藤の花 仙洞御所の藤棚  

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仙洞御所
後水尾上皇の御所として1630年(寛永7)に完成。それと同時に北に東福門院(後水尾上皇の皇后、将軍徳川秀忠の娘和子)の女院御所も建てられました。御殿は1854年(嘉永7)の大火で焼失したのを最後に再建されず、
現在の仙洞御所には醒花亭と又新亭(ゆうしんてい)の2つの茶室以外の建物は無く、雄大な庭園が往時の面影を残してるだけです。

仙洞御所には春、紅葉の頃にも行っていて、かなりの数の記事数ですので、今日は初夏の花々、主に「藤」を中心にしました。(撮影:4月27日)

こちらは「松竹梅の庭」。真っ赤な霧島つつじが目を引きます。

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緑あふれる北池。新緑の季節になりました。

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池の畔に可愛い花

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霧島ツツジの鮮やかな赤。

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南池に架かる八ッ橋には藤棚があります。

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ちょうど見頃でした。

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この藤の花を見たかった。

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平等院ほど長い房でははないけれど、

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花がたっぷり付いています。

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滝の横にアオサギが1羽。あの森は「鷺の森」と言うそうです。

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池の畔にカキツバタが咲き始めています。

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藤棚の入口は「下り藤」が咲き、出口の辺りは「上り藤」が咲いています。

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房の向こうにのんびり羽根を休める・・・

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アオサギ3羽、仙洞御所がテリトリーとは贅沢。

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青もみじの元を進みます。

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南の端の醒花亭から洲浜。そして遠くに八ッ橋の藤棚

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ぐるっと池を廻って来ました。

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今日は藤棚ばかりになりましたが、優しい藤色に癒されました。

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2015年5月 4日 (月)

平等院 藤の花 2015

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※写真は全てクリックで拡大します。

平等院の大きな藤棚の藤は樹齢200年です。
藤の頃になると、平等院では藤の開花状況が載せられます。それで確かめるのですが、ここ数年は房の数、長さなど思わしくなく残念な年が続きました。

平等院はとても親切で、ダメな時は「今年はダメです・・・」とハッキリ書かれます。

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※今年の藤の状況(平等院HPより)・・・
『境内のフジは、専門家指導のもと樹勢回復を目的に剪定を行ってまいりました。
今年は昨年よりも花房の数は回復してきておりますが、以前よりもまだ少ない状態が続いております。』

樹齢200年以上の藤です、それもこんなに愛されている藤ですから・・・剪定の方々の大変さは想像をはるかに越えるものと思います。

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5月3日(昨日)行って来ました。
「見頃はGW前半」って早くから書いてありましたが、躊躇していたのは、こんなに回復しているとは思ってなかったからです。

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昨日3日の開花状況を平等院のHPから・・・

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『藤の見頃は過ぎつつあります。 連日、晴天が続きましたので、暑さで藤はかなり元気がなくなってきています。

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また房の下部まで咲ききってしまいましたので、上部よりしおれてきました』

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正確に書かれていますでしょ。
・・・桜や紅葉の市の情報とは大違い(観光客を呼ばなくてはいけないからか、見頃の引き伸ばしがあります)。

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出遅れて、ちょっとしなびてましたが、こんなにも回復して・・・樹齢200年の藤、アッパレです。

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2014年9月に鮮やかに蘇った鳳凰堂と、鮮やかな藤の花との饗宴です。

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平等院の記事は下をご覧くださいね。

平等院   

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青もみじも綺麗になりました。

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午後からのお祭り・・・何処に行ったと思いますか?・・・長年行きたいと思っていたところ、明日のお愉しみです。

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鳳凰堂の内部見学は朝で3~4時間待ちでした。

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今年は藤の花もツツジも開花が早かったですね。ツツジも終わりかけでした。・・・早くも睡蓮が2輪咲いていました。

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2015年5月 2日 (土)

日向大神宮 シャガの花

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市内のあちこちでシャガの花が咲いているのを見て、気になって日向大神宮にやってきました。蹴上(三条通)の地下鉄の駅の傍に一の鳥居があります。ここは、京の七口の一つ粟田口に当たり、かっては茶屋が並び旅人の送り迎えで賑わったそうです。

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日向大神宮は、古墳時代(487)第23代顕宗天皇の時、筑紫の日向の高千穂の峰の神蹟を移したのが起こりといわれています。日向大神宮へは坂道が続きます。インクラインの上の蹴上船溜り

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その後、天智天皇が神田を寄進して、神域の山を日ノ御山(ひのみやま)と名付けました。蹴上ダム ここで疏水の水は浄水場と発電所に分けられます。

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応仁の乱(1467-77)で焼失しましたが、慶長19年(1614)篤志家が社殿を造営し、再建に際して徳川家康により失った社領も戻されました。山吹も咲いていました。

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このあたりから参道の両側にシャガの花が咲いていました。シャガは人家近くの森林周辺の木陰や斜面など、やや湿ったところに群生するとのことで、その通りでした。

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シャガは中国原産で、かなり古くに日本に入ってきた帰化植物です。三倍体のため種子ができず、球根や地下の分枝で増殖するのだそうです。

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このことから日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持っていて、「ソメイヨシノ」と同様に、同じ地域(条件)で一斉に花を咲かせるとのことです。

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摂社の神田稲荷神社 倉稲魂神(うがのみたまのかみ)と保食神(うけもちのかみ)を祀っています。この右にある急な坂道を上っていくと、伊勢神宮遥拝所があります。

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かっては、旅人たちの道中の安全を祈願するため、伊勢神宮への代参とし賑わったそうです。さらに、社殿が神明造で内宮、外宮を備えていることから「京の伊勢」と呼ばれました。三の鳥居 参道途中にある二の鳥居(5枚目の写真)は破損していました。

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シャガは種子ができないことから、人為的に日本に持ち込まれ、九州から東北まで分布したと考えられています。

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シャガが日本に持ち込まれたのは先史時代(縄文・弥生)で、その目的の記録がないとのことです。同類の植物の用途から、食用や抗菌作用のある梱包材などの説があるそうです。社務所

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三の鳥居の右に福土神社(ふくどじんじゃ) 大国主命ほか3神を祀っています。

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舞殿 向こうに見えるのは外宮ですが、屋根の葺き替え工事中でした。

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ちなみに、外宮には天津彦火瓊々杵尊(あまつひこほににぎのみこと)と天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を祀っています。

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ところで、千木(ちぎ)とは屋根の棟の両側にある交差した部材、鰹木(かつおぎ)は棟に直角になるように何本か平行して並べた部材です。下の写真の左が外宮本殿、右は御門です。

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外宮本殿と御門の千木は外削ぎ(先端が地面に対して垂直)で、鰹木はそれぞれ7本、5本となっています。下は取り外された外宮本殿の棟。

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内宮に向かいます。

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拝殿

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内宮本殿 天照大御神および、多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)、市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)、多岐都比売命(たぎつひめのみこと)の3神を祀っています。

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内宮本殿とその前の四脚門の千木は内削ぎ(先端が地面と平行)、鰹木は8本、6本になっています。門と板塀で本殿を囲むのは古い形式だそうです。

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外宮と内宮の千木と鰹木にこだわった理由は、それによって祀ってある神の男女が区別できることが多いからです。つまり、男神の社は千木が外削ぎで鰹木は奇数、女神の場合はその反対というわけです。内宮の横にある登り口から天の岩戸に向かいました。

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ここは戸隠(とがくし)神社という摂社になっています。

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祭神は、天手力男命(あめのたぢからおのみこと)です。

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ここから山道(途中までは京都一周トレイル)を通って南禅寺に下りました。、

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