大原・宝泉院 緑の額縁庭園
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
三千院で人出が少ないことに驚きました。これならば額縁庭園の写真が撮れるかもと、宝泉院を訪れました。三千院の参道の奥の突き当たりに勝林院(大原寺)本堂があります。この本堂が天台宗の仏教が栄えた大原の中心的道場です。
その中の僧坊として長和2年(1012)に創建されたのが宝泉院です。山門
客殿に行く途中にある囲炉裏の部屋 周りに珍しい陶板をあしらった炉があり、自由にくつろげます。
その向かいにある中庭「鶴亀庭園」 江戸中期の作で、池の形が鶴、築山が亀、山茶花の古木を蓬莱山とみるのだそうです。 樹齢300年の沙羅双樹があります。
この庭園は、客殿から格子ごしに観賞するようになっています。
拝観料には茶菓がついていて、毛氈の上で頂きます。この日は住職が来られて説明があり、お茶を頂いた方は部屋の真ん中で観賞するようにとお話がありました。
おかげで、額縁庭園の写真がいっぱい撮れました。この庭は「盤桓園(ばんかんえん)」といい、盤桓とは立ち去りがたいという意味だそうです。
中央は、近江富士を型どった樹齢700年の五葉松。京都市指定の天然記念物で、市内にある3つの著名な松の一つです。
ちなみに、あと二つは金閣寺の「陸舟の松」と善峯寺の「遊龍の松」です。
理智不二(りちふに)と名付けられた珍しい二連式の水琴窟があります。
水琴窟の右 いつも花を飾ってあります。
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建物から出て、南側にある庭園「宝楽園」に行きました。ここは、平成17年に園治(えんや)により作庭された新しい庭です。
「心の内なる広大な仏、神の世界を岩組、樹花、白砂等をもって表わし、美しく宝の如く そのままそこにある楽園の境を創作したもの」だそうです。
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