萬福寺 蓮と普茶弁当
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
蓮の花と普茶料理を目当てに萬福寺に行ってきました。黄檗山・萬福寺は寛文元年(1661)に中国の僧・隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師によって開創されました。総門 瓦屋根の中央が高く2段になっているのは中国風で、日本の寺院では見られないそうです。
屋根の上に乗っているのは鯱(しゃち)ではなく、摩伽羅という(ワニに似た)想像上の生物でヒレの代わりに足が生えています。東南アジアの仏教建築の入り口に用いられています。
総門を入って右手にある放生池の蓮はまだ咲いていませんでした。
三門 延宝6年(1678年)建立の三間三戸の二重門です。「三間三戸」は門の正面の柱間が3間で、そのすべてが通路になっているものを指します。日本の禅宗寺院の三門は一般的には「五間三戸」だそうです。
三門を入ると正面に天王殿が見えます。道の両脇には蓮の鉢が並べてあります。
左手の道の両脇にも鉢が並べてありました。門の向こうは開山の塔所である松隠堂で、開山堂や舎利殿などがあります。
正面が開山堂で、開山の隠元禅師を祀っています。
右にあるのが舎利殿です。
ここの蓮が咲きそろうと見事でしょうね。
松隠堂から戻って振り返ると、向こうは三門
天王殿の前には一輪だけ蓮が咲いていました。
天王殿の石垣に隠元豆が植えられていました。
隠元禅師が日本に伝えたものの一つで、小さな花が咲いていました。
普茶料理を予約していた時間が迫っていたので、お堂の中には入らずに先を急ぎます。
向こうに開?(かいぱん)が見えます。叩くと素朴な音がして木魚の原型といわれています。
突き当りの右手に売店があり、その左奥にある黄龍閣が普茶料理をいただく場所です。
普茶料理は5日前の午前中までに予約が必要で、7,000円、5,000円のコースは2人から、3,000円の普茶弁当は1人から予約できます。部屋がいくつかあって、ここは個人客用です。
この日は普茶弁当をいただきました。これは、普茶料理の代表的な料理を松花堂弁当にしたもので、寿免(お吸い物)がついています。それぞれの味がしっかりしていて美味しい料理でした。
普茶弁当は、数量限定で当日の予約が可能な場合もあるとのことです。予約先は黄檗山萬福寺(Tel:0774-32-3900、受付時間:午前9:00~午後4:30)です。
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