酔芙蓉 咲く 大乗寺
←目次 からたっぷり京都をご覧ください。2006・1・27から毎日更新。
初秋の楽しみの花の一つが「酔芙蓉」(すいふよう)。
「酔芙蓉の寺」として知られる、山科の大乗寺に行って来ました。
大乗寺 (だいじょうじ) 法華宗 ◆地図です。
縁起は古く300年以上前に遡るが、近年は廃寺の危機にあった。
平成4年に、大本山本能寺の執事長の職を辞して無住の当寺に移った現 岡澤海宜住職がツルハシ1本で参道造りからはじめ、酔芙蓉の挿木を育て、今では1300本に増えた酔芙蓉が見事な花をつけており、立派な花寺となりました。
山際の木立がうっそうとした中に、「酔芙蓉の寺、大乗寺」はあります。
寺院建築の本堂はまだありませんが、中には・・・
祭壇がちゃんとありました。いつの日か立派な本堂に納まりますように。
大きなどんぐりがボトン、ボトンと落ちてきています。
酔芙蓉をかき分けるように進みます。(上から眺められるように脚立が用意されていました)
このブログでは大乗寺の酔芙蓉を何度も記事にしていますので、「酔芙蓉」はご存知かと思いますが・・・
酔芙蓉 (すいふよう)
朝は白く咲き、時間がたつと淡いピンク変化、そして夕刻には鮮やかな濃いピンク色に・・・
「酔」の名の如くに、酔った人の顔が赤く変化してゆくような花です。
幾重にも重なった透き通るほどに繊細な花びら、上品な色合いです。
たった一日だけ咲く「一日花」。はかない花です。
赤く丸くなっているのは、1日だけ咲いた花の終わった姿です。
境内には日蓮の晩年の歌碑や百人一首「源宗干朝臣」「宗千の祖父第五十八代光孝天皇」の歌碑、京都市詩吟連盟の歌碑他ニ基の歌碑が立つなど、文学の寺としても親しまれています。
平成15年、酔芙蓉観音像が建立され多くの人々の参詣を得ています。
お昼1時半ころに訪れて・・・1時間弱。
僅かに濃くなってきたように思います。
一番赤くなるのは5時を過ぎると聞きました・・・下は古い写真ですが(撮影:2004年)の午後3時過ぎの花の色です。
隣のお寺(光照寺)に掲げてあった言葉
「他人を見る眼も 大切だが、自分を見る眼は もっと大切だ」
※酔芙蓉は10月半ばまで見頃は続きます。
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ホトトギスが咲き始めていました。
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