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※写真は全て拡大します。
「足の不自由な母を大寧軒に・・・」と仰る方から庭園に石段とかが在るだろうかとの問い合わせがありました。一応のことはメールでお知らせしたのですが、百聞は一見にしかず・・・画像で確認していただこうと今日の記事に致します。
~三柱鳥居が佇む静謐な庭園~
として京の夏の旅で特別公開されている南禅寺の大寧軒(だいねいけん)です。
門の前の数段を超えれば受付までは車椅子で行けます。

庭園の入口の門を振り返っています。踏み石は平です。

東山の麓、南禅寺の境内にある大寧軒は、元は南禅寺の塔頭寺院であった「大寧院」ですが、明治初期の廃仏稀釈の弾圧の折り手放されたところです。
明治時代の茶人で「藪内流」家元であった藪内紹智(やぶのうちじょうち)が譲り受け、池泉回遊式の庭園に変えられたものです。

庭内には風情ある茶室が建ち、飛び石の打ち方や、苑路などに趣向を凝らした露地風の庭園です。

水辺の半夏生(半化粧)が緑に戻りかけていました。

白い桔梗が僅かばかり咲いています。

優雅な曲線を持つ池があり、流れる豊かな水は琵琶湖疏水を引き込んでいます。

左の道の先に説明を受ける休憩所があます。庭園の門から20mくらいでしょうか。床机が並び、雨が降ってもゆっくり庭を眺めることが出来ます。

昼はとっくに過ぎて・・・睡蓮は閉じていました。

◆蹴上から大寧軒までの道は→こちらの記事で見てください。

せせらぎの中に組まれた石造りの「三柱鳥居」は、太秦の古社「蚕の社(かいこのやしろ)」の鳥居を模したものといわれ、明神鳥居を三基組み合わせた珍しい形です。

三柱鳥居の足元中央からも水が湧き出ています。

滝口の水は、琵琶湖疏水の取水口の一つから導かれています。

◆蚕の社の記事は→こちらです。

突然の夕立ち、あっという間に苔が活き活きと艶を増し、敷石がしっとり濡れました。

重なる波紋が美しいです。

珍しい石灯篭も数々楽しむことが出来ます。城崎温泉近くの玄武洞から運んだ柱状列石も 9段重ねられていました。

溢れるような緑、枝枝も雨の雫を受けています。

お茶室に向かいます。ほんの少し色づいているのかと思わせるもみじ。

大寧軒 特別公開は9月30日(金)まで
◆場所はここです。
地下鉄東西線「蹴上」駅下車、1番出口から徒歩5分
時間:10時~16時(受付終了)
料金:600円
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そろそろ秋の訪れを感じます。

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