北白川疏水の夏
←目次 からたっぷり京都をご覧ください。2006・1・27から毎日更新。
夏の花を眺めながら、北白川疏水を銀閣寺近くまで遡りました。高原町あたり
大津・三保ヶ崎から鴨川合流点までの琵琶湖疏水(第1疏水)から、蹴上で分岐して北上するのが、疏水分線です。
疏水分線は、南禅寺の境内を水路閣でまたぎ、哲学の道に沿って銀閣寺付近まで流れ、そこで今出川沿いに約700m西に行った後、再び北上します。ヴォーリズ設計の駒井家住宅
さらに疏水分線は高野川を渡り、松ヶ崎浄水場の南縁から南西へ方向を変え下鴨中通で暗渠となり、賀茂川まで続いています。場所によって、北白川疏水、松ヶ崎疏水などと呼ばれることもあります。
桜のころの北白川疏水通は素晴らしい眺めです。
第2疏水も、三保ヶ崎で取水し蹴上で第1疏水と合流します。ただし、水道の水源としての利用にあたり汚染を防ぐため、ほぼ全線トンネルと暗渠となっています。
第1疏水の本線は、夷川発電所を経て鴨川に平行して南下し、やがて鴨川運河となり濠川に至ります。
人工芝になった京大の北部グラウンド
今出川通に沿って流れるこのあたりも桜が綺麗です。
ところで、京都市は琵琶湖疏水を通して年間2億トンの琵琶湖の水を得ています。、
その代わりに、京都市は「疏水感謝金」として年間2億2千万円を滋賀県に支払っているそうです。
銀閣寺交差点の花壇
「疏水感謝金」は、京都市と滋賀県の契約にもとづき、水源を保全するための寄付金とされています。
普段は大勢の観光客でにぎわうこのあたりもご覧のとおりです。
大文字が間近に見えます
「水の使用料」ではないにしても、滋賀県にあまり気兼ねする必要はないのかも知れません。
向こうは白沙村荘
疏水を遡るのはここまでにして、この後銀閣寺に向かいました。
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