龍吟庵 重森三玲作庭 東福寺・塔頭
←新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。2006・1・27から毎日更新。
東福寺の塔頭 龍吟庵です。実はちょっと古い写真です。(撮影:2009・9)
「・・・その1」で、紅葉の龍吟庵を記事にしていますが、残念ながら逆光。
・・・この時も逆光・・・撮り直しに行こうと思ったまま仕舞い込んでいました。
龍吟庵は東福寺の方丈の横を真っ直ぐ行き左です。
東福寺の伽藍の北には洗玉澗という渓谷があり、上から下へ「偃月橋」「通天橋」「臥雲橋」と3本の橋が架っています。偃月橋は「龍吟庵」に架かっています。
正面は龍吟庵、右には「即宗院」があります。
東福寺・塔頭 龍吟庵(りょうぎんあん)は、東福寺三世・南禅寺開山である無関普門(仏心大明国師)の塔所(墓所)として、入寂直前に創建されました。
龍吟庵の庭園は方丈を囲んで東西南の三ヶ所からなり、三庭とも重森三玲氏の作庭。昭和39年(1964)に作られました。
鞍馬の赤石を砕いたものを敷き、中央に長石を臥せ、その前後に白黒の二石を配置しています。
国師が幼少の頃、熱病にかかって山中に捨てられた時、二頭の犬が国師の身を狼の襲撃から守ったという故事にならったものです。
◆紅葉の龍吟庵は→こちらです。 ◆即宗院はこちらです→① ②
左・開山堂 - 方丈の背面に位置し、大明国師坐像(重要文化財)を安置。
正面に足利義満筆の額「霊光」が掲げられている。
南庭(方丈正面) 「無の庭」
白砂を敷いただけのシンプルな庭、砂紋は直線。竹垣は稲妻模様が施されている。
向こうが西庭
西庭 「龍門の庭、清光苑」
龍吟庵に因み、龍が海中から黒雲を得て昇天する姿を石組みにより構成した枯山水庭園。雲を白砂、黒砂によって表しています。
所々に出ている石は雲間から出ている龍の身体の部分です。
龍の頭の部分 両脇は角です。
龍は円を描いて回っています。砂紋を引くのが大変そうです。
どの石も表情豊か。石のアップをこんどはたくさん撮ってくるつもりです。
龍のどの部分だろうか、考えながら見るのも楽しいですよ。
縦写真で南の方向
北の方向
こちらも竹垣は稲妻模様が施されています。
この時は方丈内を撮影していませんでしたが・・・何故? 忘れました。
龍吟庵は普段非公開です。年に数回特別公開があります。
今日は同じような写真が多かったです。
カメラも新しくなったことだし・・・
今度の特別公開時は逆光にならない時に是非訪れ、石の表情も撮りたいと思います。
実は・・初めて行ったのに撮りっ放しのままの所が数ヶ所あります。気になってます。
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