吉田山紅葉散歩1 吉田神社
←新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。※写真は全てクリックで拡大します。
秋らしい風景を求めて・・・吉田山界隈の寺社を巡ってきました。まずは吉田神社からです。(撮影:13日)
吉田山は神楽岡ともよばれ、桓武天皇が794年に平安遷都をおこなったときに、都の東北ということで比叡山とともに王城鎮護の山とあがめれられました。
吉田神社の石段下にある、祖霊社。隣の今宮社(末社)とともに、吉田神社ができる以前からこの地にあったといわれています。今宮社はこの吉田地区の産土神、祖霊社は吉田氏の祖先を祭っているそうです。
その後、清和天皇の時代859年に中納言藤原山陰(やまがげ)が、藤原氏の氏神の大和の春日神をここに勧請したのが吉田神社といわれています。
藤原氏は、平城京では春日神社、長岡京では大原野神社に氏神をまつり、一族の繁栄を祈願した。
この神は神鹿に乗って渡御するといわれたように、いずれも鹿と因縁が深く、吉田神社にも神鹿座像があり、燈籠にも鹿が彫られている。
昔は鹿が飼われていたのですが、今は銅像になっています。
本宮は、大原野神社と同様に春日造。四つの社殿が並んでいて、春日の四神が祀られています。
菊の花がお祝いしてるよう。
節分のときは大変な人出ですが、普段はご覧のとおりです。
紅葉が華やかさを添えていますが。
境内横には吉田幼稚園があります。左に奈良の猿沢池をまねてつくられた龍沢池が見えます。境内を後にして、山道を登ります。
右手は山越え、左は菓祖神社への道。
菓祖神社は、京都菓子業界の奉賛によって、昭和32年に兵庫県中島神社、和歌山県橋本(きつもと)神社、奈良県林神社(漢國神社)の祭神を鎮祭したものです。これらの三社はいずれもお菓子に所縁のある神社です。
節分のときには、ここで豆茶とお菓子の接待があります。
もう一度山越えの道に戻ると、向こうに鳥居が見えてきます。
藤原山陰卿をまつる山陰神社です。山陰卿は調理・調味付けに秀でたといわれ、料理飲食の祖神として業界の信仰をあつめています。このあたりには、料亭やレストランの名前が刻まれた玉垣が並んでいます。
この後すぐに、斎場所大元宮に着きます。室町時代1484年に神官の吉田兼見がこの場所に神祇官代として斎場を移したもの。
以来、吉田家は全国の神社の神職の任免権などを持ち、明治になるまで神道界に大きな権威を持っていた。右手には、吉田兼倶と所縁が深かった武将、細川幽斎にちなんだ「幽斎桜」があります。
八角形の本殿に六角の後房を付けた特異な形状をしており、重要文化財。
周囲を延喜式内社三一三二社が取り囲み、 天神地祇八百万神が祀られています。節分のときは、中に入ってお参りすることができます。
蔦も紅く染まっています。
山越えの道をさらに上ると竹中稲荷神社の鳥居があり、峠が間近に。今日はここまでです。
◆ ブログランキング応援クリックが、毎日の更新の励みになっています。
お手数ですが両方クリックしていただくと、とっても嬉しいです。
--------------------------------------------------------------
是非よろしく→ こちらも →
--------------------------------------------------------------
最近のコメント