東寺・塔頭 観智院
←新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。※写真は全てクリックで拡大します。
◆毎日更新のブログです。ランキングに参加しています。応援宜しく→
観智院 (かんちいん)
東寺の塔頭の第一で、別格本山。東寺の北門を出たところにあります。
代々学僧が住し、東寺塔頭中もっとも格式が高く、当院の住持が東寺の別当職を兼ねました。古来多くの経文、書籍を所蔵していて有名で、徳川家康が古書を調査して、一宗の勧学院として後学の用に供するよう命じたこともある。
現在の建物は、慶長10年(1605)完成の客殿を中心に、本堂、書院、土蔵、門など何れも江戸時代の建築である。
客殿は国宝で、入母屋造、銅板葺の代表的な書院造の住宅建築です。
宮本武蔵筆の水墨画が残されています。上座の間・床の間には「鷲の図」(2羽)が大きく、横の襖絵は「竹林の図」が描かれています。
武蔵が一乗寺下り松の決闘の後、吉岡一門の報復から逃れる為に3年間ここ観智院に身を隠して居た時に描いたものです。
客殿前の「五大の庭」です。
弘法大師が唐の長安で密教のすべてを受法し、数々の法具経典と共に帰国の海上で灘にあわれたときに、守護の海神に護られ無事帰還される姿と、五大虚空蔵菩薩像の姿との2つの着想からの構想となっています。
門を中心に左の島が日本。右の島が中国です。
下は中国の部分。
石はそれぞれに名前がついています。
手前に龍神、渡海船、右上に亀島。左に摩場海。左の小さな石は水鳥。
日本に向かう中央の弘法大師の乗られた船が、守護の海神に護られているよう。
そして真ん中にあるのが・・・独鈷杵(どっこしょ)
独鈷とは・・・密教の煩脳を払う目的の法具。
四方正面の庭
この庭の横にある本堂の「五大虚空蔵菩薩像」(重文)には、五つの智恵を表す虚空蔵菩薩がそれぞれ鳥獣に乗った大きな像があります。見ごたえがありますよ。
茶室の方のお庭です。
観智院は25日まで特別公開中。
◆ 応援のクリックを宜しく。m(_ _)m
--------------------------------------------------------------
是非よろしく→ こちらも是非 →
--------------------------------------------------------------
最近のコメント