御香宮神社 遠州ゆかりの庭園
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御香宮神社 (ごこうのみやじんじゃ) で、本殿の極彩色の装飾画が間近で見られるということで、特別公開に行った時のものです。
「遠州ゆかりの庭園」は、いつでも200円の拝観料で見せて頂けるのですが・・・「文化財の特別公開」とあってはそちらと合わせての拝観になっていました。
長建寺の文化財の初公開といい、なんとも納得がいかないような設定です。
社務所の中に庭園はあります。
この庭は、今から350年ほど前、小堀遠州が伏見奉行に命ぜられた時、奉行所内に作った庭園の石を戦後移して作ったもので、中根金作氏(中根造園研究所長)の作庭です。
「遠州ゆかりの庭園」と云われる所以ですね。
小堀遠江守政一は元和9年(1623)、伏見奉行に着任すると庁舎の新築を命ぜられました。
寛永11年(1634)7月、上洛した三代将軍家光をここに迎えた時、立派な庭園に感心して褒美として五千石加増、一躍大名に列しました。
伏見奉行所の庭園は遠州公にとって出世の糸口でもあったのです。
普段は、訪れる人もほとんど無くて、説明のテープが流れる中を好き放題に撮らせていただけるのですが・・・サスガ特別公開中とあって、人が多くて。。。
庭園の手水鉢には、文明9年(1477)の銘があり在銘のある手水鉢としては非常に珍らしいものです。(説明はいただいた栞から抜粋しています)
秋はとても素晴らしい紅葉のお庭になります。
◆紅葉の頃の庭園→こちらです。
もう一つのお部屋から庭園を
後で写真を見てからいつも気づくのですが・・・座布団を置き直せば良かった・・・
人が居なくなるのも一瞬だったから仕方がないです。
銘のある手水鉢と
後水尾上皇命名『ところがらの藤』も移植されたようです。これが所縁の藤でしょうか。
次回は本殿の極彩色の装飾を中心に、境内の美しい装飾をお届けします。
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ちょうど端午の節句の頃
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