インクラインと桜の道
←新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。※写真は全て拡大します。
南禅寺の水路閣から上の水路を歩いて・・・黄昏時、ちょっと薄暗い桜道ですが。
今日は迷宮???へのお誘い・・・です。
南禅寺から蹴上までの疏水沿いの道 。
琵琶湖疏水
大津市三保ヶ崎の琵琶湖取水口から山科・蹴上を経て京都に入る運河。
幹線は蹴上から鴨東運河・鴨川運河(インクライン2ヵ所)を通り伏見で宇治川に直結する約20キロ。第2疏水、分線含め総延長30キロ。
明治の京都近代化政策の最大事業で、京都府知事北垣国道が計画し、工学士田辺朔郎が1885年(明治18)6月着工。同94年完成。当初は滋賀・京都・大阪間の舟運実現が目的、のちに水力発電増強・水道新設など京都三大事業の原動力に。現在は水道用水確保が最重要役割で、他はほとんど廃止。市街の運河は部分暗渠化された。左京区南禅寺に琵琶湖疏水記念館・インクライン軌道・水路閣がある。
田辺朔郎 (たなべさくろう)土木工学者。
琵琶湖疏水の設計、工事監督者。江戸生まれ。工部大学校卒業とともに京都府御用掛となり、疏水工事を完成。水力発電所設置を成功させた。東京帝国大学教授。のちに京都帝国大学教授。第2疏水、水道など京都市三大事業にも尽力。墓は東山区、市営大日山墓地。蹴上公園に銅像。1861(文久1)~1944(昭和19)
ゴールデンウィークが始まりましたね。私は特別に何処へ行くという計画も無く、「花まかせ」の状態です。このあたりは蹴上インクライン広場となっています。
蹴上ダム。ここで第一と第二疏水の水が合流し、水は浄水用と発電用に分けられ、一部は閘門(こうもん)によって分線に流されています。浄水は向いの華頂山麓にある蹴上浄水場に流れます。
※説明は「京都市観光文化情報システム」、関西電力HPからです。
インクライン
琵琶湖疏水の大津から宇治川に至る20.2キロの舟運ルートの途中、水路落差のある2カ所に敷設した傾斜鉄道。蹴上インクラインは延長581.8メートルで世界最長。伏見インクラインは延長290.8メートル。1890年代(明治23~)に完成。台車と船ですね。
蹴上船溜り(ふなだまり)、ここから桜の並木が始まります。
インクラインは昭和23(1948)年11月休止となり,昭和48(1973)年にはレールも取り外されました。しかし,市民の要望で,昭和52年に復元されました。南禅寺から蹴上までの坂道に2車線のレールを敷設し,台車に30石船を乗せて往時の姿を再現しています。下を眺めます。
南禅寺の三門が見えます。
両側から桜のトンネルです。
ウェスティン都ホテル京都
関西電力蹴上発電所は、明治24年8月に運転を開始した日本最初の商用発電所で、琵琶湖疏水の水を利用して水力発電をおこなった。明治45年2月には第二期蹴上発電所が完成し、その建物が京都の産業遺産として保存されています(下の写真)。現在は昭和11年に完成した第三期発電所で発電が行われ、出力5700kW。
インクラインの途中にも台車が置いてあります。左の建物が第三期蹴上発電所。
下りて来て疏水記念館の噴水に着きました。
皆様、楽しいゴールデンウィークをお過ごし下さいませ。私は相変わらず京都をうろうろしております。
◆ いつもクリック有り難うございます。今日も宜しく。
--------------------------------------------------------------
是非よろしく→ こちらも →
--------------------------------------------------------------
最近のコメント