建仁寺 方丈庭園
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建仁寺の方丈庭園の「大雄苑」です。小雨の夕刻の為、少し暗くなってます。
建仁寺 東山(とうざん)と号する臨済宗建仁寺派の大本山である。
建仁2年(1202)、我国の臨済宗の開祖である栄西禅師により創建され、寺名は年号をとってこのように名付けられた。◆建仁時のHP。
以後、禅宗寺院として確立し、室町時代には、京都五山の第3位を占めるに至った。
茶席「東陽坊」から帰ってきたところから見える方丈と庭園です。
方丈(重文) 方丈は、銅板葺、単層入母屋造。
慶長4年(1599)に、安芸(広島県)の安国寺から移建した室町時代後期の大建築。本尊は東福門院寄進の十一面観音菩薩像。
寺宝としては、俵屋宗達の紙本金地著色風神雷神図、海北友松の紙本墨画竹林七賢図など、桃山時代の貴重な屏風絵、水墨画、障壁画を多数蔵している。
また、毎年4月に方丈で行われる「四頭の礼」は、禅宗寺院の茶礼の古態を今に伝えている。東山区大和大路四条下る小松町(説明は駒札より)
枯山水は、室町時代、禅の教えとともに発達したようです。水をいっさい使わず、石や砂で自然の美を表現した庭でここに15個の自然石が配置されています。
NHK「美の壺」の”枯山水”にこの建仁寺・方丈庭園「大雄苑」と大徳寺の「大仙院」を取り上げていました。◆「大仙院」の枯山水はこちらです。
◆「正伝寺」の小堀遠州作の庭園は15個の石の代わりにツツジでした。こちらです。
◆有名な「龍安寺」の石庭はこちらです。桜の頃です。
白砂に描かれている模様を砂紋(さもん)といいます。綺麗な同心円ですね。
砂紋は水を表しています。水でないもので水を感じる。
いよいよ方丈庭園正面です。前の門は「勅使門」、向こうの建物は「法堂」。
横30m、奥行き15mほどの枯山水です。「大雄苑」と称されます。
勅使門は、俗に「矢の根門」と呼ばれ、切妻造、銅板葺の鎌倉時代後期の唐様建築。
法堂は、明和2年(1765)上棟。仏殿を兼ねた建物で「拈華堂」(ねんげどう)と呼ばれる。正面須弥壇には、本尊釈迦如来像と脇侍迦葉尊者・阿難尊者が祀られています。
法堂・双龍図は平成14年(2002)、建仁寺開創800年を記念して日本画家小泉淳作氏によって描かれたものです。◆法堂・双龍図はこちらを見てください。
線は川や海のおだやかな水面を表し、うねりは波の表情です。
◆「潮音庭」「○△□乃庭」、俵屋宗達画の「風神・雷神」は既に記事にしています。
花頭窓からの眺めはどちらがお好きですか? こちら正面からです。
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こちらは少し斜めから。
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