妙心寺・大法院 新緑の露地庭園
過去の全記事 2006年1月27日から毎日更新しています。
先日妙心寺に行ったとき、特別拝観をしている塔頭・大法院を訪れました。北総門から南に歩くと、右手(西)に大法院への案内板があります。大法院では4月10日(金)~5月5日(火)の期間、「新緑の露地庭園特別公開」をしています。
江戸時代の1625年、武将・真田信之の菩提寺として、信之の遺命に従い孫・長姫により創建されました。開祖は臨済僧の淡道宗廉(たんどうそうれん)です。門扉に真田家家紋の六文銭が施されています(左に拝観受付があります)。
玄関に行く途中の左に墓への中門があり「佐久間先生墓」の石標(右)が立っています。長姫の姻戚関係により、大法院は真田家、千種家、久我家、内藤家の菩提所になっています。また、信濃松代藩真田一門の墓があります。
上の写真の左に「千代の富士顕彰碑 この奥」の石柱もあります。現役時代から千代の富士が妙心寺で紅葉を楽しむ「もみじの会」に参加していた縁で建立されたそうです。下は玄関横の祠、鎮守社だと思います。
当初、大法院は妙心寺四派のうち東海派に属しました。寺名は信之の法名・大法院殿徹岩一明大居士に因んでいます。以後、松代藩・真田家より、毎年50石が施入れされ、藩寺として外護されました。「玄関」
江戸時代前期の1628年、松平忠明が母・徳川亀姫の菩提のために、塔頭・光国院の梁南禅棟(りょうなんぜんとう)を招き、以降龍泉派になり、塔頭・成徳院を併合。明治時代の1878年、松林院を併合して現在に至ります。
拝観券はお茶券がついていて、方丈から庭園を眺めながら茶菓をいただくようになっています。*部屋の内部は撮影禁止になっていました。
下は内部の撮影ができた過去の写真で、襖絵は江戸時代中期の絵師・土方稲領の作「叭叭鳥図(ははちょうず)」。叭叭鳥は中国に生息する吉祥鳥で、100羽が梅の老木に群がり飛ぶさまが描かれています。扁額「大瀍院(たいほういん)」は花園仁山筆です。
庭園は左(東)にある四畳半の茶室「有隣軒」の露地庭になっています。有隣軒は論語の「徳不孤必隣有」にちなんで命名、「徳のある人は孤立せず、必ず理解し助力する人が現れる」という意味だそうです。茶室の前は「内露地」。
方丈の正面(南)は「中露地」です。「露地庭」は茶道によって発生した庭園で、実用と美を兼ねて作成されるそうです。
飛び石、延段(小石を集めて通り路にする)、垣、門、灯籠、つくばい(手を洗うための設備)、袖擦(そですり)の大木、腰掛待合(上の写真)、蔀戸(しとみど)などを随所に設けて構成されます。
この日、一緒に拝観したほとんどの方が欧米からの旅行者でした。禅宗寺院は欧米に人気のようです。
方丈の西は「外露地」で、有隣軒の露地庭は三段茶庭になっています。
ところで、妙心寺境内南東の花園会館で営業している「京料理 花ごころ」では、大法院の特別公開にあわせて特別拝観プランを用意しています。(下は外露地の端、方丈の北西です。)
【期間限定】妙心寺塔頭 大法院『新緑の露地庭園特別公開』花ごころでの昼食プラン、期間:4月10日(金)~5月5日(火)、拝観:9:00~16:00(15:30受付終了)、料金:5,500円(税込)です。
最初に花ごころで受付、お食事は「湯豆腐付き 京の竹籠膳」(下の写真)を頂き、拝観券はお食事後の精算時に渡されます。食事前に拝観される場合も、先に必ず花ごころで拝観券を受け取ります。
大法院へは徒歩で約8分、拝観は自由拝観で呈茶付きです。(下は茶室と方丈の間にある坪庭)。
大法院では秋も特別拝観があり、美しく紅葉した露地庭園を眺めることができます。下はJR東海の「そうだ 京都、行こう。」のHPからの転載です。
書院の北の裏庭、こちらも趣があります。
このあと、特別公開しているもう一つの塔頭・大雄院に向かいました。
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コメント
こんばんは。ゆーしょーです。
妙心寺の新緑が
めちゃめちゃきれいですね。
湯豆腐大好きです。
ポチ♪2
投稿: ゆーしょー | 2026年4月28日 (火) 00:37