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2026年4月10日 (金)

桜散歩 真如堂

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

一昨日の記事の続きで、宗忠神社から真如堂の総門前まで来ました。「真如堂」は正式には鈴声山真正極楽寺という天台宗の寺院です。以下では。真如堂の歴史は省略して、境内にある桜と史跡を見て回ります。

山門の左手に「吒枳尼天(だきにてん、陀枳尼天)」の石標があります。ここは、かっての神仏習合時代には真如堂の稲荷堂でしたが、現在は塔頭寺院の法伝寺となっています。

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総門は赤門とも呼ばれ、神楽岡(吉田神社)の神々が夜にお参りに来る際につまずかないように敷居がないとされています。

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山門を入ると左右に南北の道があり塔頭が並んでいます。南の道に塔頭「覚円院」があり、向井去来の菩提寺として知られています。去来は江戸時代の俳人で、芭蕉の門人。芭蕉の言葉に「洛陽に去来ありて、鎮西に俳諧奉行なり」と称えたそうです。

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去来は嵯峨野に落柿舎を営み、しばしば芭蕉が訪れて「嵯峨日記」を執筆したことでも知られます。落柿舎のそばにあるのは毛髪塚で、墓はこの覚円院にあります。

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真如堂には本堂に至る中央と東西の三本の参道があります。 中央の参道の左に茶所があり、その横に去来の句碑があります。「涼しさは野山にみつる念仏かな」。

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真正極楽寺の本堂は真如堂とよばれ、後に本堂の名称が寺の別称となりました。本尊の阿弥陀如来立像(重文)は平安時代後期の作とされ 「うなずきの阿弥陀」とも呼ばれています。

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「三重塔」 文化14年(1817)再建され、本瓦葺で高さは約30メートルあります。昭和9年(1934)に修理が行われ、奉安されていた四天王像が腐食していることが分かり、新たに多宝塔を安置しました。

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塔の南西角に真如堂で一番背が高い枝垂桜があります。(こちらは南の参道から)

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三重塔は真如堂のシンボル的な建造物で、深緑や紅葉、雪景色でも写真映えする古塔です。

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三重塔の西にある「鎌倉地蔵尊」 中国殷から渡って来た狐が女に変身して鳥羽上皇をだまして病にかけ謀略を企てたといいます。安倍晴明の子孫・泰観が見破り、殺された狐は「殺生石」となり怖れられました。

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室町時代の僧・玄翁禅師が石を割り悪霊を成仏させ、割れた石で地蔵菩薩を刻み鎌倉のお堂に祀りました。この地蔵菩薩が江戸時代初期に真如堂に持ち込まれ、福寿、延命のご利益に加え、無実の罪を晴らすとされています。

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右の鐘楼堂は、元禄年間の建立で、当初は極彩色だったといい、今も部分的に彩色の跡が残っています。その横に「身代観音」があります。

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本堂の裏(西)に平成2年(1990)に建立された「三井二木会物故社員慰霊塔」があります。二木会は三井グループの中核企業で、三井家は真如堂の大檀家です。

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本堂の左(北)に「小美術」と刻まれたオブジェがあります。小美術会は明治37年(1904)に西川一草亭、浅野古香、津田青楓によって、工芸図案の地位向上を図って結成された会誌です。日露戦争のさなか6号で廃刊となり、その記念碑だそうです。

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右は「寺務所」、左は「真如山荘」、三井グループの中核企業「二木会」が寄進した研修道場で、宿泊や会議ができます。

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「元三(がんざん)大師堂」 平安時代の天台座主・元三大師(慈恵大師良源)の肖像画を祀ります(京都府指定文化財)。右に紅梅がありますが既に散っていました。

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「京都映画誕生」の碑 明治41年(1908)牧野省三は横田商会(横田永之助)の依頼により、日本で最初の時代劇映画「本能寺合戦」を真如堂境内で撮影しました。境内を本能寺に見立てて、森蘭丸の奮闘場面が撮影されたそうです。

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織田信長は、牧野がオーナーを務める芝居小屋・千本座の座長・中村福之助、森蘭丸は座員の嵐璃徳(りとく)が扮しました。フィルムは現存せず下は映画のポスターで、本堂が描かれています。

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「喜運院」 住職の原田誠俊氏は大学卒業後、ゼネコンに勤務しましたが、27歳の時比叡山延暦寺に入寺し出家得度しました。1993年に真如堂喜運院に入り現在に至ります。

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「理正院」、情報はありませんが理正(りしょう)とは理をもって物事を正すという意味だそうです。紅枝垂桜の向こうに池があります。

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こちらは山門前の南北の道の北の方で、突き当りは「地蔵庵」です。地蔵庵には「天台宗京都教区宗務所」が置かれています。このあと、金戒光明寺(黒谷)に向かいました。

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コメント

こんばんは。ゆーしょーです。
真如堂にもきれいな桜が沢山
植えられていますね。
桜が良く似合うお寺ですね。
ポチ♪2

投稿: ゆーしょー | 2026年4月11日 (土) 00:57

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