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2026年4月12日 (日)

桜散歩 哲学の道 洗心橋から寺ノ前橋

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の続きで、哲学の道を洗心橋(TOP)から南に歩きます。今日は疏水沿いの桜やお店を見ながら、哲学の道の歴史を簡単に説明します。「琵琶湖疏水分線」は明治23年(1890)に第1疏水と同時が完成しました。

現在の疏水分線は、第1・2疏水合流点の蹴上から南禅寺水路閣の上を通り、山中のトンネルを通り若王子橋で再び地上に現れ、このあたりを通って浄土寺橋(銀閣寺交差点)の方に流れていきます。

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「鈴木松風堂 哲学の道店」 数年前にオープンした紙の和雑貨のお店で、右に長岡京市から移転してきたソフトクリームの「puppy」が入っています。

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「GREEN TERRACE」 2022年にオープンしたアメリカンサンドイッチとカフェのお店です。錦市場にある創業100年の「錦だいやす」の出店で、チーズステーキサンドは牛肉、玉ねぎ、ピーマン、チェダーチーズが入り、フレンチフライとマカロニがセットです。

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明治の末までにはこの付近に文人が多く住むようになり、「文人の道」と呼ばれていました。また、当初は疏水分線沿いの道は管理用道路でしたが、次第にこの道を歩いて通行する人が増えていきました。「法然院第三号橋」

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その後、京都大学の哲学者・西田幾多郎や田辺元らが好んで散策し、思案を巡らしたことから「哲学の小径」、「散策の道」、「思索の道」などと呼ばれました。

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西田幾多郎の詩碑「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行なり」 文字は昭和14年(1939)の自筆だそうです。

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当初の琵琶湖疏水分線は水車動力や灌漑、防火用水などに利用する目的でした。しかし、蹴上での水力発電が始まり、周辺の環境が変化すると、それらの役割は既に終えていました。「Pomme(ポム)」 カフェです。

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昭和43年(1968)に京都市から琵琶湖疏水分線を埋めて道路にする計画が発表され、地元の住民によって反対運動が起きました。

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翌年、地元住民が保存運動を進めるために、この道を哲学の道と名付け、「哲学の道保勝会」がつくられました。「Monk」、レストランです。

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琵琶湖疏水分線はここから北白川や松ヶ崎を流れていきます。この時の反対運動がなければ、下流の地域の疏水分線も埋め立てられたと考えられます。「翠路 籠と民藝喫茶」、籠と手仕事をあつめた小さな喫茶店です。

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現在では、疏水分線は周辺の閑静な住宅街の重要な景観の一部となっています。「法然院橋」、この橋を渡った山沿いの道に法然院があります。

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哲学の道以外の疏水分線沿いにも土手の保全の目的で桜が植えられ、今では北白川や松ヶ崎なども春を彩る名所の一つとなっています。

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「木曽アルテック社 銀意匠」 内装は木や漆建材をふんだんに使用して、1階では漆器や家具の販売、2階に茶室を備えたカフェを併設しお茶とお菓子を楽しむことができます。早咲きの枝垂れ桜が美しい場所です。

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「旭亭」和装小物の専門店で、京都伝統の友禅生地を使った京小物をはじめ、風呂敷、ハンカチ、バック、帽子、扇子、かんざし、お香、和傘など様々な商品が並んでいます。こちらも外国人に人気のようです。

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「櫻橋」 突き当りは「冷泉天皇 櫻本陵」。冷泉天皇(950-1011)は村上天皇の第2皇子で、母は藤原師輔の娘・中宮安子。第2皇子でしたが、異母兄の広平親王を押しのけて生後間もなく立太子。康保4年(967)村上天皇の崩御を受けて18歳で即位。

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時の権力者、藤原実頼・師輔の兄弟の力が働いたとされます。気の病みがあり補佐として藤原実頼が関白となり、安和2年(969)同母弟の円融天皇に譲位し、実頼は関白となります。以後、藤原氏の摂関職設置が常態化し、退位した冷泉上皇は長寿を全うしました。

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「染のひとみ」友禅のギャラリー・工房。話好きのご主人は京友禅伝統工芸士の人見勝さん、中に戦時中の防空壕があります。人見さんが撮影して店先に飾っていた写真を森村誠一氏が気に入り、その写真を題材として小説「喪失」を書いたそうです。

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左にあるのは「めだか屋」さんの無人販売所(野菜や果物)。この日は何もありませんでしたが、まだ利用されているようです。

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哲学の道には、ソメイヨシノを中心に大島桜・八重桜・枝垂れ桜など約400本の桜が植えられています。また、イロハモミジ、ツツジ。ドウダンツツジ、山吹、紫陽花。ムクゲ、レンギョウ、ユキヤナギなども生えています。

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疏水分線には琵琶湖などに生息するニゴイ・カネヒラ・カマツカなどの魚類、シジミなどの貝類も生息しています。

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生息しているゲンジボタルは京都市の登録記念物となり、キマダラルリツバメも京都市の登録記念物、その他チョウやセミなど多くの種類の昆虫が見られます。橋の向こうは日本基督教教団 「世光」の施設です。

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このあたりは桜が少なくなっています。最後の写真は「寺ノ前橋」で、今日はここまでです。

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投稿: ゆーしょー | 2026年4月13日 (月) 00:06

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