京の神馬たち
過去の全記事 2006年1月27日から毎日更新しています。
今年の干支にちなんで京都の神社にいる神馬(しんめ)を紹介します。「神馬」とは、神が騎乗する馬として神聖視された馬で、神社に奉献され、あるいは祭事の際に登場する馬を指します。
Wikipediaによると全国で神馬を飼育しているのは19社あり、京都では上賀茂神社(TOP)と石清水八幡宮です。この日は参道の端にある神馬舎に白馬がいました。近くの京都産業大学の馬術部が世話をしているそうです。のち程登場します。
貴船神社は全国に約500社ある貴船神社の総本社でが、創建の年代は不詳です。伝説によると反正(はんぜい)天皇の時代、神武天皇の母である玉依姫命(たまよりひめみこと)が出現して、
黄色い船に乗って浪花から淀川・鴨川・貴船川を遡って、当地に水神を祀ったとされます。水神である高龗神(たかおかみのかみ)を祀り、古くから祈雨の神として信仰されてきました。「拝殿」と「本殿」
平安時代前期の嵯峨天皇の時代、弘仁9年(818)日照りの際に朝廷より奉幣使が遣わされ、以後雨止には白馬を、雨乞いには黒馬を奉納する祈雨神事が始まったとされます。(下は奉納された神馬像)
ときには、高価な生きた馬の代わりに、馬の絵を描いた「板立馬(いたたてうま)」が願掛け馬として奉納されました。それが、絵馬を奉納する習わしの始まりとされています。
八坂神社には古くから神馬が奉納され、記録では平安時代初期の延喜20年(920)に朝廷から献上されたのが始めです。以後、祇園会(6月15日)や年始に朝廷や将軍家から神馬が奉納されてきました。「神馬舎」
明治8年までは実際に境内で神馬が飼われていましたが、現在は木製神馬2頭が安置されています。かっては正月7日に青馬を見ると邪気を祓うとされ、大伴家持「水鳥の鴨の羽の色の青馬をけふ見る人は限りなしといふ」(万葉集)。
同様に境内の神馬舎に木造や塑像の神馬像を安置している神社は多くあります。例えば、「伏見稲荷大社」のお山に向かう途中の神馬舎に神馬(昭和13年に奉納)と仔馬(昭和53年に奉納)がいます。
東山仁王門にある「満足稲荷神社」は安土桃山時代の文禄年間(1592-1596)晩年の豊臣秀吉が伏見桃山城の守護神として伏見稲荷大社の祭神を勧請したのが始まりです。 一の鳥居の横にブロンズの「神馬像」があります。
「粟田神社」は京都の東の出入口の粟田口に鎮座し、古来から東山道・東海道を行き来する人々が旅の安全祈願、道中無事の感謝のためにお参りをして旅立ち守護の神として知られています。坂道の参道の途中に神馬像があります。
「大将軍神社東三條社」 延暦13年(794)の平安京遷都の際、桓武天皇は大内裏鎮護のために都の四方に「大将軍」を祭神とする大将軍神社を置き、この神社は東の方角を守っているといわれています。境内の隼神社の前に神馬像があります。
昨日の記事でも紹介したように葵祭では神馬が重要な役割を演じます。5月12日の「御蔭祭」は葵祭の前祭で、比叡山麓にある八瀬御蔭神社から荒魂(あらみたま)を下鴨神社に迎える神事です。下は途中で立ち寄る摂社の「赤の宮神社」。
その後、荒魂は待機している神馬に乗り換えて糺の森に向かいます。この荒魂と下鴨神社の和魂(にぎみたま)が一つになって、御祭神は新たに生まれ変わって葵祭を迎えます。
幄(あげばり)に入った神馬は、五色幕から頭だけを出して(荒御魂として)儀式を見守ります。この切芝神事の主役はこの神馬です。6名の舞人が古代から伝わる歌謡「東遊(あずまあそび)」を舞います。
もともと、舟に乗って東からやって来たという下鴨神社祭神の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の来訪を祝う舞で、ここでは糺の森で荒御魂を迎えた喜びを表しています。 
5月15日の葵祭上賀茂神社の社頭の儀は二の鳥居の内側で行われ、一般の見学者は中に入れません。下は「牽馬(ひきうま)の儀」で、馬寮使が御馬(神馬)を引き連れて二の鳥居の中に入り、上賀茂神社の御祭神にお目に掛けます。
馬寮使が本殿に一礼する際に、馬も一緒に頭を下げるそうです。その後、神馬は再び参道にあらわれて走馬の儀にのぞみます。最後の写真は上賀茂神社の神馬舎、餌のニンジンをやるために家族連れの列ができていました。
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コメント
こんばんは。ゆーしょーです。
2枚目の神馬は生きている
本物の神馬ですね。
すごく立派な神馬ですね。
和歌山にある神社の神馬は
作られた神馬です。
正月は早くも三日になりましたね。
ポチ♪2
投稿: ゆーしょー | 2026年1月 3日 (土) 02:21