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2025年12月 9日 (火)

神宮道を歩く 華頂道から知恩院南門へ

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

先日の神宮道の続きで、華頂道から南端の知恩院南門まで歩きます。華頂道には知恩院の八つの塔頭、得浄明院、浄土宗宗務庁などに加え、華頂女子中学高等学校、京都華頂大学、華頂短期大学が並んでいます。

11月20日学校法人佛教教育学園は京都華頂大学、華頂短期大学の2027年以降の学生募集停止を発表しました。両大学は仏教精神を基盤とした女子教育を通じて、 (下は過去の記事から京都華頂大学、華頂短期大学。)

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教育・保育・福祉などの分野で活躍する約3万2千人を超える卒業生を輩出してきました。しかし、近年は定員を下回る入学者が数年続き、持続的な運営を見通すことが困難となったことが理由です。 (京都華頂大学 葵校舎)

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今年の4月時点で京都府の女子大学は6校。うち京都ノートルダム女子大学は2026年度より募集停止、京都光華女子大学は2026年度より共学化します。「知恩院黒門」、戦国武将・山岡道阿弥が伏見城から寄進、参拝者の出口にもなっています。

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京都府で女子大学として継続するのは、今年7月に「女子大学宣言」を行った京都女子大学の他、同志社女子大学と平安女学院大学の3校です。ちなみに、京都女子大学は浄土真宗本願寺派(西本願寺)、他2校はキリスト教(プロテスタント)の大学です。

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知恩院は浄土宗総本山ですが、ここには浄土真宗の三つの石碑があります。浄土宗を開いた法然の弟子の親鸞は鎌倉時代の弘長2年(1262)に没し、末娘の覚信尼はこの地にあった崇泰院あたりに廟堂を営み,遺骨を安置しました。

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「親鸞聖人旧御廟所・本願寺発祥地」 その堂は内紛のため破壊されましたが,三世覚如(1270-1351)が再建し専修寺と号し、さらに本願寺と改称しました。廟堂は江戸時代初頭東山五条坂西大谷に移りました。

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左は「蓮如上人御誕生地」、右は「大谷本願寺故地」 蓮如(1415-99)は本願寺8代門主で、この地で誕生しました。文明13年(1481)山科に本願寺を再建。大坂石山に隠居しますが、山科本願寺で没しました。東西の本願寺に分立するのは後のことです。

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もう一つ最近のニュースを紹介します。以前の記事で、聖護院門跡の前にマンションが建設されることになり、住民らが建設計画の変更を求めて運動していると書きました。

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11月6日、本山修験宗総本山聖護院の前で建設中のマンション計画は景観法に違反しているとして、宮城泰年(たいねん)門主ら周辺住民12人が民間検査機関「日本ERI」や市建築審査会に対し、建築確認の取り消しなどを求めて京都地裁に提訴しました。

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原告側は、建設地近くには文化財としても宗教上も重要な聖護院があり、8月の大文字送り火で知られる如意ケ嶽を含む東山三十六峰を望む景観や風情ある町並みを保つ必要があると主張。生活環境や景観的利益を侵害されるとしています。

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その敷地は真宗大谷派が所有し、コインパーキングになっていました。同派と三菱地所レジデンスが73年間の定期借地契約を結び、前払い賃料として20億5千万円が支払われています。原告側は真宗大谷派に再検討を求める要望書を出していたそうです。

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知恩院の「三門」(国宝) 元和7年(1621)、徳川二代将軍秀忠の命を受けて建立され、高さ24メートル、横幅50メートル、屋根瓦約7万枚、現存の木造建築として最大級の二重門だそうです。中央にリング状のモニュメントが見えます。

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「Magnus RINN」 大阪・関西万博のアイルランド館(下の写真)に展示されていた現代アートのモニュメントで、アイルランド政府より依頼され、今年の11月中旬~来年9月末まで、知恩院三門の男坂に展示することになったそうです。

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「知恩院道」 この先の東大路通に知恩院新門があります。三門の正面なので表参道ですが、東大路通のバス停・知恩院前は華頂道の前にあります。現在では「岡崎ループ」が便利で、三門前で止まります。

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「友禅苑」 友禅染の祖、宮崎友禅斎の生誕300年を記念して造園された、華やかな昭和の名庭です。池泉式庭園と枯山水で構成され、補陀落池に立つ高村光雲作の聖観音菩薩立像が有名です。

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知恩院では秋のライトアップが行われています。11月19日(水)~12月9日(火)の期間、17:30~21:30の時間帯(21時受付終了)です。下のポスター(国宝三門)では12月7日までになっていますが、9日までに延長されました。

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下は国宝御影堂でライトアップの拝観料は大人800円、小人400円(小・中学生)です。

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下は友禅苑の補陀落池に立つ聖観音菩薩立像、ほかにも女坂、阿弥陀堂、大鐘楼がライトアップされます。 

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「師弟愛の像」 昭和9年(1934)9月21日京都は室戸台風の直撃を受け、右京区の淳和小(現在の西院小)では児童32名と教諭1名が亡くなりました。児童をかばい命を落とした松浦寿恵子先生の崇高な精神をたたえて市民有志がこの像を建てました。

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「知恩院 和順会館」 知恩院が経営する宿泊施設(ホテル)で、全50室の客室は、アメリカンチェリー無垢材やヌメ皮などの天然素材を用いた家具や最高級羽毛布団を導入するなど、簡素な中にも快適な居心地を提供します。

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和順会館は「カフェ かりん」(左)、「ショップ沙羅の木」(右)、懐石料理や精進料理の「花水庵(かすいあん)」(奥)などを併設しています。最後の写真は知恩院の南門、その先は円山公園です。

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コメント

こんばんは。ゆーしょーです。
知恩院の三門ですね。
父の納骨、母の納骨と
2回この門をくぐりました。
あれから20年以上の月日が
経ちました。

投稿: ゆーしょー | 2025年12月 9日 (火) 23:41

ポチ♪2

投稿: ゆーしょー | 2025年12月10日 (水) 00:20

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