寺町通を歩く 丸太町かいわい
過去の全記事 2006年1月27日から毎日更新しています。
先日梨木神社を訪れたあと、寺町通を歩いて下御霊神社に向かいました。その途中で見かけた主なお店や建物を紹介します。TOPは梨木神社の一の鳥居、下はそこから少し歩いたところにある「京都府立鴨沂高等学校」です。
鴨沂高校は、世界の知識を伝える欧学舎のうちの新英学校と女子が手仕事の技術を習得する女紅場が併存する「新英学校及び女紅場」として明治5年(1872)に開校、その後単独の京都府女学校、京都府高等女学校と改められました。
明治37年(1904)の第二高等女学校設置により「府一」(第一高等女学校)と呼ばれるようになり、昭和23年(1948)学制改革により京都府立鴨沂高等学校となって今日に至ります。下は九条家ゆかりの正門、京都府暫定登録有形文化財です。
ちなみに鴨沂とは鴨川の畔という意味です。出身者として、俳優の加茂さくら、山本富士子、団令子、大信田礼子、森光子、田宮二郎、歌手の沢田研二、他に多数の実業家や学者がいます。下は「明治天皇行幸所京都府尋常中学校」の碑。
明治天皇(1852-1912)は,孝明天皇(1831-66)二十年祭のため,明治20年(1887)1月26日~2月21日まで京都に滞在し、京都府尋常中学校に行幸しました。同校は翌年新町出水に移り、後に京都府立洛北高校となりました。京都御苑の「寺町御門」
「同志社大学 松蔭寮」 同志社大学の学生寮で、寮の伝統・文化を大切にしながら学生主体で運営を行っています。入寮してから2年間は相部屋、その後1人部屋で生活。隔週行われる寮会に出席することなどのいくつかの規則があります。
「京都市歴史資料館」 京都の歴史資料を収集保存する資料館。福井家京枡座関係など4件の重要文化財をはじめ、9万6000点以上の古文書や絵画、屏風、民俗資料等を所蔵。年3・4回テーマ展・特別展等を実施しています。
江戸幕府は計量を統一するため、江戸と京都に枡座を設置。その任に樽屋家と福井家を命じ、その製造、販売の独占を許可し、枡改めなどの検査を行わせました。下はYahooオークションに出品された福井作左衛門の京枡(一升枡)。
「喫茶もんぶらん」 創業は昭和30年代のレトロ喫茶。モーニングは5種類から選べ、ネルドリップのコーヒーなど好きなドリンクがついています。ランチも、ハンバーグ定食680円やエビフライ定食750円など、驚くほど懐にやさしいとか。
「新島旧邸」 同志社の創立者、新島襄と妻・八重の私邸で、明治11年(1878)竣工。木造2階建ての和風建築に洋風の手法を取り込んだ造りの建物で、昭和60年(1985)京都市の有形文化財に指定されました。
外観は洋風のコロニアルスタイルで、東・南・西側にバルコニーがあり、ガラス窓には鎧戸、上部に障子欄間が付けられています。内部の間取りは日本的な田の字形で、1階には食堂・台所・応接間・書斎などがあり、
応接間は、教室・職員室・大学設立の募金活動の事務所・礼拝の場としても利用されていました。下の写真は書斎で、襄が愛用したイス・机・ランプ・書棚などが当時のままに展示されています。(写真は以前の記事から。)
「日本基督教団 洛陽教会」 1890年に創立された日本キリスト教団(プロテスタント)に所属する教会。教会堂は三代目で、教会建築を手がけたW.M.ヴォーリズの伝統を引き継いだヴォーリズ建築設計事務所の設計により1988年に建造。
「UCHU wagashi 寺町本店」 斬新なデザインで伝統的な和菓子を作っています。人をわくわくさせたり、しあわせにする和菓子が100年後に新しい文化になると考えているそうです。季節限定の商品もあり、カフェも併設されています。
選びぬいた素材と和三盆糖でつくる落雁は、黒砂糖をまろやかにしたような独特の風味があり、スーッととける口溶けの良さ、淡白さなど、他の砂糖にはない特質を持っています。下は季節限定の「fukiyose 七夕」。
丸太町通との交差点北東角は「山﨑書店」 江戸時代から現代までの美術書や木版画、画集や展覧会の図録などを取り揃えています。昨年3月に岡崎からここに移転、かってこの辺りは古本街だったそうです。
交差点の南西は「イチカワビル」、丸太町通(手前)に面して「理容いちかわ」があり、2階は「公文式御所南教室」です。寺町通に面して老舗のインポートショップ「Costume Soffia」があります。
主にパリ・ミラノから良質でおしゃれな洋服・小物などをセレクトして直輸入、販売しています。 対象年齢も幅広く、日本全国・海外においても熱いファンを持つことから、トレンドの発信地として長年愛され続けているブティックだそうです。
交差点の南東は「ギャラリー京都寺町菜の花」、2022年にオープンした器のアートギャラリーです。10月3日~10月7日「黒田泰蔵の白磁展」、10月11日~10月19日「信楽より風が吹く 渡辺愛子展」を開催します。
寺町通を下ります。「かづらせい 寺町店」 時代やジャンル、文化の枠を越えた骨董品を幅広く取り扱う専門店です。中国・清朝時代の家具からアジア各地の心和む小物類、華やかなヨーロッパの美術工芸品まで取り揃えています。
「福丸太平堂」 1983年開業した古美術店で、江戸期から近年にかけて京都でつくられた陶磁器、漆器・蒔絵物、金工品を中心に取り扱っています。在庫や入荷品などはinstagram、お問い合わせはDMで受け付けています。
「横井小楠殉節地」の碑 横井小楠(しょうなん) は、公武合体運動を推進するも失脚しました。しかし、新政府の参与として出仕、明治2年(1869)正月5日御所参賀の帰途この地で暗殺されました。
「古美術 ギャラリー 満つ美」 2003年にオープンした骨董・書画・古裂の店で、現在は主に江戸期を中心に和歌、俳画、書状、漢詩等の書画を取り扱っています。高価査定を心がけて買い取りも行っています。
「THE SCREEN」 デザイナーズホテルで、1部屋1部屋が国内外のクリエイターによるすべて異なるデザインのアートフルでラグジュアリーホテルです。地下1階にフランス料理の「BRON RONNER(ブロンロネリ)」を併設。
日本画家・中村哲叡によって描かれた魅惑的な和空間と京風フレンチのレストラン。器は個性的で、盛付けは美しく、旬の素材をふんだんに使用して、お箸で気軽に頂けます。味覚の移ろいを愉しむフルコースメニューも充実しています。
最後の写真はブロンロネリのテラス席です。お帰りの際にブログランキングの応援のクリック↓をして下さると嬉しいです。
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コメント
こんばんは。ゆーしょーです。
すごく立派な枡ですね。
福井作左衛門の京枡、オークションでは
どのくらいの値段で落札されるのでしょうか?
テレビで放送している開運!なんでも鑑定団に
出しても面白そうですね。
投稿: ゆーしょー | 2025年10月 3日 (金) 23:55
ポチ♪2
投稿: ゆーしょー | 2025年10月 4日 (土) 00:01
★ゆーしょーさん こんばんは♪
京枡は多く残っているようで、オークションでは確か1万5千円くらいで落札されました。
投稿: りせ | 2025年10月 5日 (日) 23:12