寺之内通を歩く その10 妙蓮寺から大宮通まで
過去の全記事 2006年1月27日から毎日更新しています。
昨日の記事の妙蓮寺を出て、寺之内通を西に歩きます。「寺之内通(てらのうちどおり)」は豊臣秀吉による京都改造の一環として開かれ、多くの寺院が集められましたが、現在ではここからしばらく寺院はありません。
妙蓮寺の山門の隣にある建物に西陣織工業組合のプレートがあります。この組合は、西陣織に携わる企業の共同組合です。こちらは近くにある(株)山城機業(きぎょう)店の社長・山本政義の氏のお宅です。
「クオリエ京都堀川アネックス」 昨年(2024年)1月に完成した、5階建、24戸、1Kの新築マンションです。オートロック、宅配ボックス、駐車場や駐輪場、インターネットなどの設備が整っています。
通りの南側は「特定非営利活動法人ALIZE」の事務所。障がい当事者、外国人を含む福祉従事者、福祉分野での従事を希望する者に対して、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスを行い、こちらは代表者・中村周平氏のお宅でもあります。
「ナガタ商店」 繊維製品製造卸関連の会社だそうで、建物の前に西陣織の反物が積んであります。昨年暮れに応仁の乱の激戦地・小川(こかわ)を通りましたが、戦乱から逃れていた織物職人がこの地に集まって発展したのが西陣織です。
「荒木祥雲堂」 仏壇、仏具店です。看板にある「京仏具」は京都で製造される仏具の総称で、平安時代に始まり、朝廷や寺院に供える仏具を作る職人の技法を伝えています。ちなみに、ここは上京区妙蓮寺前町です。
「(株)デコールハウス」 正式名称は「株式会社合伸デコール」で、建築工事や塗装工事を主な業務とする建設会社です。
「(株)ハッタ」 こちらも建築会社で、建物の建築、設計、施工を行い、土木工事や建築工事、大工工事なども請け負います。
左手前は「奥村ガレージ」 月極募集中とあり、昼間最大料金600円(8:00~21:00)60分200円、夜間最大料金300円(21:00~8:00)60分100円です。
上の写真には「紀之政呉服店」という看板がかかっています。一方、玄関には「株式会社 山城」という表札があり、こちらは不動産の会社のようです。詳しい状況はわかりません。
「キシロ商会(木代商会)」 自転車やバイクの販売、修理、アフターケアなどをおこなっています。
「ハイツ八勘」 築1994年、2階建、8戸、1Rのマンションです。右に入口があり、「有限会社 八勘本店」という表札がかかっています。
八勘(はちかん)本店は寛政2年(1790)に創業した餅屋さんです。名物の三色おはぎは、小豆つぶ餡、黄粉、青海苔の三種類からなります。元阪神タイガースの正捕手・徳網茂の実家でもあります。
今日の目的地、大宮通にきました。
「たんきり飴本舗」 明治8年(1875)に創業した和菓子店さんです。特に「たんきり飴」という土生姜が入った飴は、喉に優しい飴として、西陣の人々に愛されてきました。
交差点の北東は「セブンイレブン 大宮寺之内店」、街の景観に配慮して控えめな看板と瓦屋根で、搬入口は竹垣で囲ってあります。
「大宮通」 主要な南北の通りの一つで、平安京の大宮大路(東大宮大路)に当たります。北は鹿ノ下公園(北区西賀茂)南側から、南は竹田駅付近で油小路通に至ります(こちらは北側、最後の写真は南側です)。
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コメント
こんばんは。ゆーしょーです。
たんきり飴、初めて知りました。
タンが切れて喉に良いようですね。
僕は喉が痛いときに、高知産の
生姜を使用した「だいこんしょうが
のど飴」を舐めます。ポチ♪2
投稿: ゆーしょー | 2025年1月15日 (水) 00:12
★ゆーしょーさん こんばんは♪
たしかに生姜は喉にいいようですね。生姜湯は体が温まり、の土にもいいようです。
投稿: りせ | 2025年1月22日 (水) 01:29