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2025年1月 6日 (月)

伏見稲荷大社 千本鳥居から奥の院へ

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日に続いて伏見稲荷大社の奥の院に向かいます。社務所の横の鳥居をくぐって石段を上ると様々な摂末社が並んでいます。重要文化財の摂社もありますが、昨年紹介したので今日は素通りします。

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上の写真の右の突き当りから鳥居の参道が始まります。稲荷山を巡る鳥居は、江戸時代に願いごとが「かなうように」または「かなったお礼に」と奉納したことが始まりです。

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現在では人が通れる鳥居は3000基以上あるといわれています。神社のHPには人がくぐれる鳥居の5号(300,000円)から10号(1,890,000円)までが掲載され、社務所で奉納を受け付けています。

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ここから「千本鳥居」が始まります。2本の参道は右側の一方通行になっていて、合計は千本近くあるとされています。

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実際に2021年に本数を数えた方がいて、右側398基、左側393基、合計791基だったそうです。この方は稲荷山にある人が通れる大きさの鳥居の全体の本数も数え上げ、3714基あったそうです。

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2010年には当時京都の大学生だったフレッシュワーズ氏が行った調査では3381基だったので、現在も鳥居の数が増え続けているようです。

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千本鳥居を抜けたところは「命婦谷」とよばれ、奥の院、すなわち「奥社奉拝所」(重文)があります。その他に授与所や手水舎、休憩所の「大薮茶亭」などもあり、混雑していました。

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こちらの絵馬は狐の顔になっています。多くの人が細い目を眉毛に見立てて目や口を書きいれています。いろいろな外国語で願い事が書いてあります。

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社殿の右奥におなじみの「おもかる石」があり、思ったより軽く感じると願い事が叶うといわれています。この日は長い行列ができていました。

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社殿の背後は稲荷大神が降臨した稲荷山三ケ峰で、その方角を示す鳥居と神石を安置しています。このような小さな鳥居は稲荷山に点在する摂末社や無数のお塚の周囲にもあり、それらを合わせると1万基以上あるといわれています。

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この日は奥の院から引き返しました。鳥居のこちら側には稲荷大神に見えるように奉納者の住所や名前が書かれています。

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帰り道は千本鳥居の前から稲荷山の裏参道を下ります。こちらは山道で鳥居はありません。向うに稲荷山を巡る鳥居の列が見えています。

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木の間から京都タワーが見えていました。

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八島ヶ池のほとりにある「啼鳥菴」。数年前にできた休憩所でテラス席もあるそうですが、まだ入ったことがありません。

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向うに最初に通った石段を上った場所(TOPの写真)が見えてきました。このあと、表参道の駐車場にある屋台を見て裏参道から帰りました。(以下の写真の説明はありません。)

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この記事を書きながら、いつもコメントをくださったmunixyuさん(宗本智之さん)のことが気になってネットで調べていました。11月初めからコメントがなく、ご自分の「一日一句」のブログも11月7日で止まったままでした。

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宗本智之さんは少年期からデュシェンヌ型筋ジストロフィーという難病と闘いながら、寝たきりの生活をされ、自発呼吸ができず呼吸器を付けていました。

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難病と闘いながら、数学を学び2007年近畿大学において理学博士号を取得されました。数学のすばらしさ、おもしろさをエッセーにした「私の世界」を出版しました。

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さらに体が悪化していく中、唯一動く右手の親指だけで100編の詩をパソコン入力して「七色の詩」を出版。その後麻痺は進行して、睫毛の動きで文字を伝える機械を用いて俳句をつくり始めました。

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1日1句のブログを立ち上げ、朝日俳壇入選多数、「句集 かたこと」「第二句集かたこと~旅人~」 を出版されました。さらにITベンチャー企業を経営する「寝たきり社長」佐藤仙務氏の従業員としてテレビ番組「ガイアの夜明け」に出演しました。

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私は不自由な体にも関わらず毎日コメントを下さることに恐縮しながらも嬉しくて、少しでも外の世界を感じるお手伝いができればと思っていました。また、医学が進歩していつか回復できる日がくることを願っていました。

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残念ながら、俳句のお仲間のSNSから昨年の12月7日に亡くなってしまったことが分かりました。ご冥福をお祈りします。

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コメント

こんばんは。ゆーしょーです。
伏見稲荷大社といえばこの千本鳥居が
よく知られていますよね。
一回行っただけと昨日書きましたが、
よくよく考えると二回行ったような
気がします。
屋台が沢山並んでいますね。
屋台を見るのも楽しみですね。

投稿: ゆーしょー | 2025年1月 6日 (月) 23:19

僕もいつもコメントを書いている人が
突然書かなくなったので気になっていました。
去年亡くなったのですね。
そんな病気を持っていたとは知らなかったです。
ご冥福をお祈りいたします。

投稿: ゆーしょー | 2025年1月 6日 (月) 23:27

★ゆーしょーさん こんばんは♪
伏見稲荷大社は実家の近くにあるので小さいころからよく行きました。

投稿: りせ | 2025年1月10日 (金) 00:28

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