大沢池 その1 西部の祠とお堂
過去の全記事 2006年1月27日から毎日更新しています。
一昨日の記事で大覚寺の伽藍をめぐったあと、大沢池にきました。「大沢池」は、周囲約1㎞の日本最古の人工の林泉(林や泉水がある庭園)です。大沢池は当初から舟遊びが行われ、南の入口近くに船着き場があります。
下は大沢池の散策マップで、共通参拝口から一旦池の南西の大沢池参拝口の近くまでいってから、池の周囲を左回りにめぐります。
「津崎村岡碑」 津崎矩子(のりこ)(1786-1873)は、尊攘派の公家・近衛忠熙(ただひろ)に仕えて村岡の局を名乗りました。幕末から維新にかけての女性勤王派で西郷隆盛らと交友を持ち運動を助けました。
津崎矩子の父は大覚寺門跡家臣の津崎左京、兄は大覚寺門跡諸大夫の津崎元矩です。諸大夫(しょだいぶ)は親王家・摂家などの家司(けいし)です。下の写真の左の石碑は「名勝大沢池 附名古曽滝跡」、右手前は「歴史的風土特別保存地区」です。
嵯峨天皇が離宮嵯峨院の造営にあたって、唐の洞庭湖を模して造られたところから、大沢池は庭湖とも呼ばれました。下の中門は「翔べ!必殺うらごろし」、「長七郎江戸日記」、京極夏彦「怪」などの時代劇に登場します。
このあたりは大沢池の畔で景色がよく、周囲に現代的な建物が見当たらず、撮影所も近いので多くの映画のロケ地になっています。五大堂の前にある桟橋の先端は、儀式・祭りの斎場や舞台になります。鴨が日向ぼっこをしています。
時代劇のロケ地としては、江戸市中の設定が多いそうです。このあたりに点在する様々な祠は、かっての神仏習合の名残です。下は「松尾大明神社」。
江戸市中のロケ地として、「必殺仕舞人・八木節は悲しい村の恨み節」で渡河村の衆がこの前で幕府への直訴の相談をします。 「愛宕大権現社」と「清瀧大権現社」
「必殺仕事人・主水釣り友だちの恨みを晴らす」では主水の幼馴染の道場主にかけられた殺しの件で無実の証言を得ます。「正一位稲荷大神社」
「五社明神」は伊勢下宮、伊勢内宮、八幡社、春日社、住吉社を祀り、離宮造営に際して弘法大師が鎮守としてこの神々を勧請したといわれています。来年3月までの予定で建物の修復工事が行われています。
貼り紙を見ると、歴史的風土特別保存地区なので建造物(覆い屋)の設置には特別の許可が必要なようです。 下の写真の左に「多賀大明神社」、右に「気比大明神社」が祀られています。
ここから先は大覚寺のお堂があります。
「閼伽堂」 弘法大師が天皇の命により持仏堂「五覚院」を建立するにあたって掘ったという「閼伽井」があり、ときどき公開されます。
閼伽堂の桟の隙間から井戸が見えました。今なお水が湧いているようです。
「大日堂 」 石造の大日如来坐像を祀ります。大覚寺門跡は明治初頭まで安井門跡蓮華光院を兼帯していました。蓮華光院が管理していた岩倉山真性寺が廃寺となる際に移築された建物だそうです。
「聖天堂」 歓喜天と十一面観世音菩薩を祀ります。
「心経宝塔」 昭和42年(1967)の「嵯峨天皇勅封心経1150年」を記念して建立され、秘鍵大師像を祀ります。秘鍵大師像は、弘法大師が「文殊菩薩の利剣」を持ち嵯峨天皇に般若心経の功徳について説いた姿を表したものだそうです。
基壇内部には如意宝珠を納めた真珠の小塔を安置しています。心経宝塔の右手前「頌徳」の碑。頌徳は功徳を賛美する言葉で、松下電器(現パナソニック)の創業者・松下幸之助(1894-1989)の筆です。
左手前に「五蘊(ごうん)」の碑。蘊は「集まり」の意味で、あらゆる存在を物質的存在の色(物質や肉体)、精神的作用の受(感覚や知覚)、想(心に浮かぶ表象)、行(意志や記憶)、誠(認識作用)の5つに分類したものを指すのだそうです。
悟りの妨げとなる煩悩や執着が生じる原因を五つに分類したものです。「護摩堂」、かってここには、子院の一つ「仏母心院」が建っていたそうです。
裏に如来や菩薩などの20基以上の石仏群があります。古いものは平安時代後期の作と伝えられています。この横から、いけばな発祥の地の天神島に渡ります(最後の写真)。
お帰りの際には、ブログランキングの応援のクリック↓をよろしくお願いします。
★こちらを是非よろしく→
ブログ村→
-------------------------------------------------------------------
| 固定リンク








































コメント
こんばんは。ゆーしょーです。
大沢の池の周囲は1kmほどあるのですね。
散策するに手ごろな距離ですね。
初めて大覚寺や大沢の池へ行ったのは30歳前でした。
大沢の池の畔へ座って持参の弁当を食べました。
大覚寺はほとんど忘れてしまいましたが、大沢の池は
印象に深く残っています。
自分が行ったところの記事を載せてくれると
嬉しいものです。
投稿: ゆーしょー | 2024年10月13日 (日) 23:30
ポチ♪2
投稿: ゆーしょー | 2024年10月14日 (月) 00:15