みすや針と三条名店街商店街 その2
過去の全記事 2006年1月27日から毎日更新しています。
昨日に続いて、三条名店街商店街を東に向かって歩きます。TOPの中央は民家のようです。
「(株)杉 養蜂園」 創業60年、蜂とともに日本を縦断。あわせて海外の厳選蜜も取りそろえています。店内ではとろけるはちみつソフトクリームやはちみつジュースも頂くことができます。
「ハートプラザKYOTO」 特定非営利活動法人「京都ほっとはあとセンター」が運営するお店で、障がいのある方々が心をこめて作った製品を販売しています。
「(株)菊一文字」 刀匠則宗が、作刀に菊の御紋を頂き、その下に横一文字を彫ったことから、通称菊一文字といわれました。作刀を中止した明治以後、一般刃物を中心に製作・販売し、高級刃物なら「菊一文字」といわれ現在に至っています。
「GARIGUETTE -ガリゲット- 京都」 創作ミルフィーユの専門店「GARIGUETTE」が表参道・梅田・博多に続き、昨年8月に京都にオープンしました。京都産の素材はもちろん、製法やデザインなど細部にまでこだわった限定商品を販売しています。
リフレッシュサロン「ラフィネ」 リフレクソロジー、ハンドリフレクソロジー、ボディケア、フェイスセラピーなどのサービスを通じて体と心を解放させ、贅沢なリラクゼーションのひとときを過ごすことができます。
「西京扇堂」 天保年間(1830-1843)より9代続く扇子の専門店です。檜扇、能扇、舞扇、茶扇、飾り扇、洋扇、寺院有職扇(各宗本山のご用達を務めています)、などあらゆる扇子を販売。記念扇も製作、絵付け体験や仕上げ体験もおこなっています。
「クリスタル・ワールド」 天然石アクセサリーの専門店。水晶、蛍石、黄鉄鉱、アメシストなどの鉱物、三葉虫、アンモナイトなどの化石、宇宙から飛来してきた隕石、それらの天然石のアクセサリーなどを販売しています。
「BigBoss京都」は京都で唯一木材から選べるギターのカスタムフルオーダーメイドのお店です。今年の2月に河原町姉小路のココクルビル1階・地下1階に移転しました。
「EDAMA_MEEE KYOTO」 昨年10月にオープンしたニュースタイルの枝豆専門店です。塩だけでなくワサビやペペロンチーノなど8つのフレーバーを用意。カワイイパッケージで新しい食べ歩きスタイルを提案します。
「三条たなか」 趣味の小物、京みやげなどの和雑貨のお店です。見かけは無愛想な店主ですが、好みや探しているものを相談すると、色々と提案をしてくれて、欲しいものが見つかるそうです。
「Bag Shop 三条タナカ」 PORTER、吉田カバン、ACE/エース、Dakota/ダコタの正規取扱店です。財布やショルダーバック、リュック、カメラバックなどあらゆる種類を取り揃え、素材も革、デニム、ビニールなど色々あります。
「スギドラッグ 三条河原町店」 スギ薬局は1976年に愛知県西尾市で創業、現在では全国で1680店舗を展開。調剤事業を中心に、在宅医療、ヘルス・ビューティーケアも手掛けています。先日の記事の曼殊院道にもありました。
「平安堂薬局」 調剤薬局で、処方箋受付以外に医薬品、漢方薬、健康食品、化粧品などを幅広く扱っています。漢方相談では原因をしっかりと考えて、自然治癒力の大切さ、予防と養生を第一にアドバイスをおこないます。
「みすや針」 日本一古い縫い針の老舗で、江戸時代前期の1651年に宮中の御用針司となり、1655年には、後西院天皇より「みすや」の屋号を賜ったのが始まりです。
屋号は、清めの意味と、貴重な針づくりの技術が漏れないようにするために、御所の御簾の中で仕事をしたことからつけられたものです。
みすや針のお店は、今と変わらず東海道五十三次の始点となる京都三条大橋のたもとでした。店先には旅の商人たちがたくさん集まったそうです。
店の隅には、旅人にお茶を振る舞うための茶釜が置かれ、店の奥にはお手洗いまでつくって旅の客に貸していたそうです。庭には明治の頃に店にあった茶釜が置いてありました。
針は小さな刃物で、刀と同じように鉄を鍛えて作るそうです。(1)針の先には見えない程度に角度をつけ、繊維を切断しないように繊維の間をくぐり抜ける配慮がされています。(2)表面は研磨の工程でごく細かな縦筋をつけ、針の布通りをよくします。
(3)針穴は、糸が引っかからず糸切れもしにくい丸穴が主流で、針穴の部分は胴部分より薄く、糸を通したときに針の太さと同じになるように仕上げています。
(4)強度は先の部分は硬め、針穴周辺は柔らかめ、胴部分は弾力を持たせるよう、独自の熱処理を施します。(店内には、伝統的な色柄の布が使われた針山や裁縫箱などがところ狭しと並んでいます。)
(5)針を手の上にのせ、針先、針穴、銅の傷、曲がり、硬度について1本ずつ検品しているそうです。人気は、小さな桐箱に入った携帯用の裁縫道具や
おすすめの針各種と限定品の糸切りばさみを組み合わせた「七つのお道具」だそうです。庭の隅には昔のようにお客が一休みできるように椅子が置いてありました(最後の写真)。
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コメント
「EDAMA_MEEE KYOTO」枝豆専門店って、いいですね。
夜店やバザー、蚤の市なんかに出すと人気になるかもしれませんね。感覚が斬新だと思います。
投稿: munixyu | 2024年8月12日 (月) 17:04
毎日お暑い中、ありがとうございます。
みすや針さんは可愛らしいお店ですね。
羊の毛を丸めてある針刺しを頂いたことがあります。
油分があるから針がさびない、と当時のご主人が話してはりました。
上方落語の「鹿政談」のマクラにも名前が出てきたように思います。軽くて貴重で昔の旅のお土産としてとても喜ばれた、みたいなことを米朝師匠が高座で話されていた、と。なにぶん時間がたったので曖昧ですが。
残暑もまだまだ厳しいようです。ご自愛ください。
投稿: もっちゃん | 2024年8月14日 (水) 09:02
★munixyuさん こんばんは♪
枝豆は様々なビタミンやたんぱく質、美容にいい成分も含まれているそうですね。食べ歩きにもいいかもしれませんが、サヤの部分をちゃんと始末しなければいけません。
投稿: りせ | 2024年8月19日 (月) 00:21
★もっちゃんさん こんばんは♪
コメントありがとうございます。お返事が遅れてすみませんでした。調べてみると、確かに米朝さんの落語の鹿政談の冒頭に江戸、京都、大阪の名物として出てきたそうです。「水、壬生菜、女、羽二重、御簾屋針(みっしゃばり)、寺に、織屋に、人形、焼物といぅ、これが京都の名物で~」
投稿: りせ | 2024年8月19日 (月) 00:29