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2024年8月14日 (水)

山鉾町を歩く 役行者町

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

少し前のことになりましたが山鉾町の続きです。前回の黒主山があった烏帽子屋町の北に「役行者町」があります。その名のとおり、祇園祭・後祭の役行者山の山鉾町です。

TOPは三条通と室町通の交差点から北を見たところす。下はGoogleMapで、赤線で囲まれた役行者町も室町通の両側に町を形成している「両側町」です。

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交差点の北西(左手)に「龍池消防分団」のテントがありました。この分団は京都国際マンガミュージアム(ここから北東)にある分団で、総勢20名、うち女性団員は2名だそうです。祇園祭の消防警備では防火防災の啓発活動に取り組んでいます。

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「両替町ビル」 築1989年、8階・地下1階建のテナントビルで、用途地域が「商業地域」となっています。店舗や事務所、映画館などに加え、銀行や百貨店などの建築が可能な地域だそうです。1階にセブンイレブンが入っています(店を閉めていました)。

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「fiveran」 フレンチシェフの人気のベーカリーで、テレビでも紹介されました。欧風カレーパンや貝の形をしたクリームパンのパティシエール、特級バタークロワッサンなどがおススメです。建物は「ジュネス三京」、築1998年、5階建、32戸、1Kのマンションです。

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4つ星ホテルの「ヴィラ三条室町・京都」の一階に併設された「and...Rouge Bar (アンド ルージュ バー)」、バカラのキャンドルやグラスがある高級そうなバーですが一般にも利用でき、昼はランチやカフェタイムになります。

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「メディナ三条室町」、築2004年、10階建、45戸、1Kのマンションです。

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中国料理「天嘉」、外見は大衆的ですが、ご主人は山東料理の達人でドイツやイタリアでの経験も豊富とか。定食は「麻婆豆腐定食」ほか8種あり、ライスおかわり自由。4名以上で1人2900円から楽しめるコースは選べる種類が豊富でオススメです。

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「細辻伊兵衛美術館」 ⽇本最古の綿布商として400年余り続く永楽屋の当主の名を冠した美術館。主な展⽰品は⼿ぬぐいで、4月20日(土)~9月18日(水)の期間 「京てぬぐいと京うちわ 昭和初期のスポーツ展」を開催しています。

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「黒豚しゃぶしゃぶ・ふぐ料理 無門 烏丸御池店」 九州の大自然で育った黒豚は甘味があり、すっきりとした味わいが特徴だそうです。この美味しさをより伝えられるよう調理法やダシにこだわり、いくらでも食べられる美味しさとか。

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「THE HIRAMATSU 京都」 4つ星のスモールラグジュアリーホテルです。名工「中村外二工務店」の監修によるしつらえは京町家の意匠をまといつつ現代の快適さを重ね持つ格別なものだそうです。

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役行者山のテントの後ろは「藤和三条室町ホームズ」、築2002年、11階建、32戸、4LDKのマンションです。

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「役行者山」は応仁の乱以前からの舁山で御神体は修験道の開祖・役小角(えんのおずぬ)、尊称は神変大菩薩役行者(しんぺんだいぼさつえんのぎょうじゃ)、および、一言主神と葛城神(かつらぎのかみ)の三神です。

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まつ毛パーマ、マツエク、眉毛の「nowe-ノーヴ-京都」 アイブロウからまつ毛まで目元のキレイがかなうサロンです。全室個室のこだわり空間と丁寧な接客で癒しの時間を過ごすことができます。

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「OZUNU(オズヌ)」、2021築年、4階建、4戸、各フロアが2LDKのマンションです。OZUNUは役小角からとった名称だそうです。

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「役行者山町会所」 マンション・OZUNUの横にある茅の輪をくぐり、その壁にそった通路の奥にあります。

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ところで、会所にある枯れていた井戸が今夏、復活したそうです。役行者山には、役小角が奈良県御所市と京都を往来する際に井戸の底を通っていたとの伝承がありますが、長年枯れた状態でした。

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一方、八坂神社は一昨年から祇園祭の「御神水交換式」を神泉苑と営むなど水を重視する取り組みを進めていました。(通路の途中に、宵山の7月23日に行われる本山修験宗総本山聖護院による護摩焚の写真がありました。)

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野村宮司は昨夏、役行者山保存会に対して「井戸は神社と神泉苑を結ぶ直線上にある」として復活を提案しました。八坂神社の本殿下の龍穴は、四条御旅所や神泉苑にもつながっているという伝説があります。

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保存会は、災害時にも活用できると7m程度の深さだった井戸をさらに15mほど掘り下げたところで水脈を検出、モーターで水をくみ上げました。地図を調べると八坂神社と神泉苑を結ぶ直線状にあり驚いたそうです。(今年は飲めないようです。)

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役行者山保存会では9月から12月の毎月第4土曜日に見学会を開催します。懸装品やご神体を始め、16世紀初めに織られ、1982年に復元された「紅地唐美人図」などの貴重な装飾品を展示します。(最後は役行者町の北西隅にある「萬栄織物」。)

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コメント

会所にある枯れていた井戸が今夏、復活。
井戸って復活したりするんですね。驚きました。
地下水の経路とかの、微妙な変化なのでしょうね。

投稿: munixyu | 2024年8月14日 (水) 18:41

こんばんは。ゆーしょーです。
夏祭りはいいですね。
和歌山では今年も盆踊りが
盛大に行われました。
今年は二日間にわたり行われました。
お盆も明日で終わりですね。
ポチ♪2

投稿: ゆーしょー | 2024年8月15日 (木) 00:02

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