琵琶湖疏水分線を歩く 北大路通から賀茂川へ
p>過去の全記事 2006年1月27日から毎日更新しています。
昨日の記事の続きで、北大路通から暗渠となった琵琶湖疏水分線に沿って賀茂川の方に歩きます。
琵琶湖疏水分線は、蹴上で琵琶湖疏水から分岐して北に向かい、南禅寺の境内を水路閣でまたぎ、法然院の西を北上します。
若王子神社から銀閣寺付近までの堤は哲学の道として昭和後期に整備されました。その後700mほど今出川通と並走し、白川と志賀越道を短いサイフォンでくぐり再び北上します。
北白川から疏水沿いの道は「白川疏水道」と呼ばれ、向きを西北に変えて高野川に注ぎます。かっては高野川をハイフォンでくぐって松ヶ崎疏水に流れていました。下はGoogleMapで、右上が北大路通と疏水分線が交差した地点です。
現在は松ヶ崎浄水場と泉川の水を得て、北泉通付近を頂点に南西へ方向を変え下鴨中通手前で暗渠となり、北大路通をくぐります。松ヶ崎浄水場の水は琵琶湖疏水、泉川は高野川から取水しています。
中央分離帯では暗渠となった疏水分線の水音を聞くことができます。「下鴨西通」に来ました。
下鴨西通は「社長通り」とも呼ばれる高級住宅街で、大邸宅が並んでいます。
疏水分線の開通当時は賀茂川を伏せ樋でくぐった後、紫明通に沿って西進して、紫明通小川を通じて堀川に放水していました。(フェンスの中には疏水分線に関する何らかの施設があるようですがよく分かりません。)
ところが、戦後の紫明通の拡幅工事や下水道の整備などにより疎水と小川は埋め立てられ、こちらからの疏水分線の水は賀茂川に放水されました。賀茂川の向こうの正面が紫明通の東端です。
その後、市民の要望が高まり、2002年に水が流れなくなった堀川に水を通すための堀川水辺環境整備事業が始まりました。
事業は2009年に完成、地下導水管とポンプで賀茂川越しに疏水分線の水を引き入れ、紫明通から堀川通にかけて親水公園「せせらぎ水路」として開渠水路を復活しました。
上の赤線は「疏水さんぽ道」で、導水管は真直ぐ賀茂川をくぐっています。向うは北大路橋です。
せせらぎ水路の水は堀川通の手前で暗渠となり、そこにモニュメントや噴水があります(下の写真)。堀川の一条戻り橋から御池通までは開渠となり二条城の前で再び暗渠となり、近鉄上鳥羽口駅の近くで鴨川に合流します。
北大路通に戻ります。「鮨処 いち満」 旬の魚介のお寿司や一品料理を提供。毎日市場で厳選した旬魚や、北海道直送の新鮮な素材を使用。こだわりの米酢と富士山の伏流水で栽培される御殿場わさびで頂きます。
「花いちもんめ」 季節の料理を頂けます。夏は鱧コース、冬はふぐコースがおすすめとか。営業は金・土・日のみで、日曜は要予約です。最後の写真の正面は比叡山です。
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コメント
京都は川が多いし、井戸も多いので、水不足も大丈夫そうですね。
今年の暑さは既に異常なので、水不足になるところもあるかもしれません。
年々暑さが増して、怖くなってきました。
投稿: munixyu | 2024年7月 9日 (火) 13:16
こんばんは。ゆーしょーです。
堀川の河川敷にはベンチが置かれているのですね。
足を組んでくつろいでいる人もいますね。
投稿: ゆーしょー | 2024年7月 9日 (火) 22:43
ポチ♪2
投稿: ゆーしょー | 2024年7月10日 (水) 01:38
★munixyuさん こんばんは♪
お返事が滞りすみませんでした。今年はできるだけ暑いときに外出するのを控えています。まだ水不足を経験していませんが、家の工事で半日水が使えない日が何日かあって、不自由しました。
投稿: りせ | 2024年7月13日 (土) 22:46
★ゆーしょーさん こんばんは♪
向うに見えるのは賀茂川です。堀川はそこからまだ1キロ以上西です。
投稿: りせ | 2024年7月13日 (土) 22:50