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2024年6月14日 (金)

川端四条から築地へ

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

先日、お店や紫陽花を見ながら祇園白川を通って、川端通まで来ました。角にチョコレートチョップの「CACAO MARKET by MARIEBELLE KYOTO」があります。

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川端通を南に歩くと与謝野夫妻の歌碑があります。右は与謝野晶子「四條橋おしろい厚き舞姫の額(ぬか)さゝやかに打つ夕あられ」、左は与謝野寛「南座の繪看板をは舞姫と日暮れて見るも京のならはし」。

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「祇園ビストロ 丸橋」 有名レストラン出身のシェフによる本格フレンチのお店です。町家づくりの店内で、京都ならではの食材に加え、オマール海老やフォアグラ、トリュフなどの高級食材を堪能できます。

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「井筒ビル」 1階は井筒八ッ橋本舗・祇園本店で各種お土産品があり、2階の井筒茶店では珍しい歌舞伎銘菓「夕霧」やパフェなどの甘味がいただけます。手前に「花咲大黒天」が祀られ、向うに「このあたり北座跡」の碑が立っています。

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川端四条の交差点(四条大橋交差点)は「歩行者専用現示方式」になっていて、すべての方向の車両用信号が赤となり、すべての歩行者用信号が青になります。ただし、スクランブル交差点と違い、斜め横断はできません。

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「レストラン菊水」 大正5年創業の洋食の老舗です。1階はカフェ・喫茶・軽食などのレストラン・パーラー、2階は本格的フレンチレストラン、3~4階は宴会・ブライダル・会議などに利用できます。建物は国登録文化財に指定されています。

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四条大橋を渡って木屋町に向かいます。向うは三条大橋、奥は北山です。

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四条木屋町に来ました。かってこの辺りに立っていた高札のような看板があります。客引き禁止の標語「いかのさしみ」が書かかれていました。「客引きを しない させない ついていかない」など五つの標語ですが、これ以上書くスペースがありません。

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四条小橋の北側には角倉了以翁の偉業を称える記念碑を案内する道標があります。「角倉了以と高瀬川沿革図は230メートル上る」とあります。

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ドラックストアの「マツモトキヨシ」 先日夜桜を見ながら木屋町を歩いたときには高瀬川の西にあるお店を紹介しましたが、この日は木屋町通の東のお店を見ていきます。

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「杉玉 京都河原町」 大衆寿司居酒屋で、安くて旨いにこだわった鮨や肴があります。それらに合う日本酒も各種豊富に用意しています。お一人でも気軽に利用でき、2名以上の予約には各自ドリンク1杯のサービスがつき、宴会もできます。

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「立ち飲み みもじ」 大衆的な立ち飲み海鮮の居酒屋で、海鮮三種盛りが美味しいとか。お揚げを炙った揚げ物や焼き鳥などの焼き物もあります。

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「居酒屋 まるや」 充実したお料理とお酒の飲み放題、食べ飲み放題コースがあり、飲み会・打ち上げ・歓送迎会にピッタリとか。現在、飲み放題・食べ放題・3時間キャンペーン中です。

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今日の記事の題名の「築地」は下の「真橋」を渡ったところにある老舗の喫茶店です。

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「古高俊太郎邸址」 近江出身の古高俊太郎(1829~1864)は尊皇攘夷派の志士で、湯浅吉右衛門という名で薪炭商を営んでいました。元治元年(1864)6月5日に新撰組に捕らえられ、池田屋騒動のきっかけになりました。

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真橋通には飲食店が並んでいます。油そばの「味の天徳 京都四条木屋町店」、「立ち呑み ココロ」、京料理の「祥風楼」などの看板が見えます。

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「築地」 昭和9年(1934)創業の喫茶店で、京都ではじめて提供したウインナー珈琲が看板メニューです。建物は初代店主の原田邦雄が設計も手がけました。

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建築を学んだことはなく持ち前のセンスで大工にイメージを伝えて、かたちにしていったといいます。建物は木造2階瓦ぶきで、2階にはバルコニーのようなベランダがあります。

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店内はステンドグラスとタイルが印象的な昭和レトロな雰囲気で、椅子や机なども、初代がお店を建てられる際に家具職人さんに絵を描いて渡し、特別に作っていただいたものだそうです。

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乱形石貼りの鮮やかなタイル、柱や腰壁の彫刻のほか様々な置物もあります。何調とも表現できず、初代が影響を受けたものを詰め込んだ空間で、見る場所によって印象が変わるといわれます。

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看板メニューのウインナーコーヒーを出し始めたのは終戦直後からとか。ウインナー珈琲の生クリームは当時の粗悪品だと混ぜても泡立たないので、ホイップして浮かべて出すことによって、うちの材料は純正ですよと強調したかったそうです。

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その思いは2代目、3代目まで一子相伝で伝えられ、普通のホットコーヒーはないそうです。この日は暑かったのでアイスコーヒーを注文すると、運ばれてきたのは、あらかじめシロップとクリームが入ったアイスウインナーコーヒーでした。

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産寧坂にあったイノダコーヒーのホットコーヒーはあらかじめミルクと砂糖が入っていて、創業当初に最もよいと考えた状態の珈琲を守ってきたとされています。築地のウインナーコーヒーにも同じようなこだわりを感じました。

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コメント

 今日は関東も30度超えの暑さです。
〝築地”か イノダコーヒーさんのアイスコーヒー
とても魅力的! 次に京都に伺ったら 絶対飲みにいきます。

リセさま 毎日記事アップありがとうございます。

投稿: ジョージ夫人2 | 2024年6月14日 (金) 14:55

ウインナーコーヒーは、飲んだことがありませんが、
「祇園白川 なみ里」のように、作っているところを見せるのは、
大きな意味があるのでしょうね。
そう言えば、たこ焼きにお好み焼きに鉄板焼きに、
目の前で作っているところを見せるやり方は、結構多いですよね。

投稿: munixyu | 2024年6月14日 (金) 18:19

こんばんは。ゆーしょーです。
2枚目は時計屋さんかと
思いましたが違ったです。
川端四条の交差点の信号は
そのようなシステムに
なっているのですね。
ポチ♪2

投稿: ゆーしょー | 2024年6月15日 (土) 02:15

★ジョージ夫人2さん こんばんは♪
お返事が遅れてすみませんでした。
イノダコーヒーの清水のお店は閉店して、本店は堺町通り三条下るにあります。こちらもレトロなお店です。

投稿: りせ | 2024年6月18日 (火) 00:49

★munixyuさん こんばんは♪
料理を作っているところを見ていると、自然に食欲がわいてきますね。

投稿: りせ | 2024年6月18日 (火) 00:51

★ゆーしょーさん こんばんは♪
川端四条の交差点は、以前は斜めに横断する人がいましたが、今は見かけません。

投稿: りせ | 2024年6月18日 (火) 01:13

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