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2024年5月17日 (金)

葵祭 上賀茂神社・走馬の儀

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事の上賀茂神社の社頭の儀は二の鳥居の内側で行われています。「牽馬(ひきうま)の儀」馬寮使が御馬(神馬)を引き連れて二の鳥居の中に入り、上賀茂神社の御祭神にお目に掛けます。

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馬寮使が本殿に一礼する際に、馬も一緒に頭を下げるそうです。その後、雅楽の演奏とともに昨日の記事の舞人によって「東遊(あずまあそび)」が奉納されます。

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やがて、勅使が神職に導かれて出てきました。

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これから行われる「走馬の儀」を馬場殿で拝観します。

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神馬以外の馬も二の鳥居の中に入り、こちらは乗尻が騎乗のまま御祭神にお参りします。神前から戻った馬はそれぞれ馬場殿の勅使に拝謁します。

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「走馬の儀」 やがて一の鳥居から神馬の二頭が走り始めます。

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走馬の儀の乗尻は賀茂競馬と同様に賀茂県主(あがたぬし)同族会、すなわち、神社を創建した賀茂氏の子孫の皆さんです。

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すぐそばを走るので迫力があります。

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2頭目の神馬です。

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騎手(乗尻)は賀茂県主同族会の若者が務めて、幼いころから乗馬の訓練をしているそうです。

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神馬の2頭が走り終わると、勅使は退席します。昨日の記事で紹介した三笠宮家の彬子さまは、牽馬の儀の前に退席されました。

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神馬の後、3頭の馬が走ります。その最初の馬のときに一の鳥居付近でアクシデント(落馬)がありました。騎手は乗り慣れていても、馬は興奮して暴れることがあるようです。

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すぐに乗り直して走ってきました。以前に見たときにも落馬事故があって、そのときは救急車で運ばれていきました。しかし、その時も何事もなかったようにすぐに走馬の儀は再開されました。

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ところで、葵祭で馬が走る由来は、神社の創建に関わる神話に基づいているとされます。

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神代の時代に、上賀茂神社の祭神・賀茂別雷神(かもわけいかずちのみこと)は、雷鳴とともに天から降ってきた一本の丹塗矢(にぬりのや)の霊力で母神から生まれました。(神馬以外の2頭目)

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その成人を祝う宴の席で、外祖父の神(母神の父)が別雷神に「父と思う神に盃をすすめよ」とちょっと失礼な質問をします。

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別雷神は「父は天神(あまつかみ)なり」といって盃を天に投げ、屋根を破って雷鳴とともに天へ昇ってしまいました。母神は嘆きましたが、いつまで経っても戻ってきません。別雷神はこのとき名付けられた名前です。

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その後、母神は夢の中で「葵を飾り、馬を走らせてまつりをせよ」との別雷神のお告げを聞きました。

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その通りしたところ、別雷神が境内の北方の神山(こうやま)に降臨しました。それ以来、葵を飾り馬を走らせて祭りを行う賀茂社が創建されたという神話(伝承)です。(神馬以外の3頭目)

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一方、上賀茂神社の『賀茂縁起』には葵祭の起源を次のように書いてあります。平安京に都が移る前の6世紀中ごろの欽明天皇のころです。

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当時、国内が風水害で凶作に見舞われたため、占い師の伊吉若日子(いきのわかひこ)に占わせると賀茂の神の祟りであることがわかます。

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4月の吉日に、葵を飾り馬に鈴をつけて走らせ、人は猪頭(いのがしら)を被り、五穀豊穣を祈ったことが葵祭の始まりとされます。

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いずれにしても、葵を飾って馬を走らせせることは共通しています。そして、葵祭は平安時代には天皇が勅使を派遣する勅祭となりました。

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このことは、古くからこの地で祭祀を行ってきた賀茂社が、平安時代には朝廷にも影響を与えるような存在になってきたことを示しています。

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走馬の儀が終わって社務所の方に行くと、大勢の葵祭の関係者が集まっていました。乗尻以外も賀茂県主同族会の方が多いようです。

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走馬の儀のあと、最後の写真の神山にむかって「山駆けの儀」が行われるそうです。しかし、これは賀茂氏の一族だけの祭で、一般の人は見ることができません。

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コメント

やっぱり落馬もあるのですね。
馬は500キロぐらいあるので、騎手も怖かったでしょう。
踏まれたら死ぬこともあるので・・・。
とりあえず、今回は救急車騒動にならなくてよかった。

投稿: munixyu | 2024年5月17日 (金) 18:01

こんばんは。
こんな近くで見ることが出来たのですね。
走っている馬を撮るのは難しいでしょう。
なかなか上手に撮れていますね。
ポチ♪2

投稿: ゆーしょー | 2024年5月17日 (金) 22:46

ポチ♪2

投稿: ゆーしょー | 2024年5月18日 (土) 00:35

愛子さまではなく、三笠宮 彬子女王殿下ですね。

投稿: 通りすがり | 2024年5月21日 (火) 00:02

★通りすがり さん こんにちは♪
記事を訂正しました。ご指摘ありがとうございます。

投稿: りせ | 2024年5月21日 (火) 13:51

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