下鴨神社 遅い紅葉と森の手づくり市

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昨日の午後、下鴨神社に行ってきました。京都で一番遅いといわれる紅葉を見るためです。TOPは御蔭通に面する表参道の入口。いつものように河合神社に立ち寄ります。参道の左（西）を流れる「瀬見の小川」にかかる「紅葉橋」を渡ります。

「河合神社」　下鴨神社の第一摂社として古くから祀られ、女性守護の社として信仰を集めています。今年の初詣と新緑の頃にも訪れていますので、以下の説明は簡単にします。　

上の写真の二つの鳥居の間に、神門（南門）があります。

「鏡絵馬　お化粧室」　神門を入って左にある「奉納品・授与品　受付」で頂いた名物の鏡絵馬にお化粧をします。

本殿に祀られている祭神の「玉依姫命（たまよりひめのみこと）」は、上賀茂神社の祭神・賀茂別雷神（かもわけいかずちのみこと）の母神で、鴨一族の祖先神とされています。

玉依姫命は美しい女性であったとされることから、河合神社では「日本第一美麗神」として崇められています。手鏡の絵馬に顔を描き、神様から頂いたお下がりのお米を食べると、綺麗になりたい願いをかなえてくれるのだそうです。

本殿の西の塀あたりに紅葉があり、まだ見頃？でした。

手前は舞殿、その向う（境内の南東隅）にあるイチョウの古木が綺麗に黄葉していました。

塀の屋根にイチョウの落葉　かっては苔や草が生えた古びた屋根塀が名物でしたが、修復した新しい屋根がそこまでになるには時間がかかりそうです。

河合神社を出て、表参道に戻ります。

馬場には露店（ブース）が並んでいて、昨日と一昨日（12月9日、10日）に開催された「森の手づくり市」でした。帰りに馬場を通って見て回るつもりで、表参道に戻ります。

表参道の周囲はかっての糺の森の原生林の名残で、様々な樹木が生えています。その中に点在するカエデの紅葉はまだ見頃でした。

背の高い木が生えていて日当たりが悪いなかで、洗練された品種ではない楓です。私が想像した以上に綺麗に紅葉していました。

左の馬場には森の手づくり市の露店が並んでいます。2010年から始まったそうで、さまざまな手づくり雑貨や焼き菓子、パンなどのブースが並びます。

表参道の途中に道幅が広くなった場所があります。ここで、5月の葵祭の前祭の一つの切芝神事が行われます。

少し行くと、瀬見の小川にもう一つの橋がかかっています。この橋を渡って下鴨神社を横断して下鴨東通と下鴨本通を行き来することができます。手作り市のブースがここまで並んでいます。

「南口鳥居」が見えてきました。参道に竹の灯籠らしきものが並んでいましたが、後でライトアップのためだと知りました（明日の記事の予定です）。

「休憩処　さるや」　境内にある唯一の茶店で、下鴨神社の故事や摂社にちなんだお菓子を頂けます。

楼門が見えてきました。七五三？

鳥居は縁結びの神さま「相生社」、左の玉垣の中に「連理の賢木（さかき）」が生えていて、こちらは縁結びの象徴だそうです。

楼門をくぐります。看板には直近の行事が書かれていて、この日（12月9日）は「言社（ことしゃ）月次祭」でした。

正面は「舞殿」、正面に龍の墨絵が飾ってありますが、作者は分かりません。社殿の背後は鬱蒼とした森で紅葉は見当たりません。

取りあえず、中門を入って本殿にお参りしました。本殿の前に先ほどの言社があり、七つの社に干支（十二支）の神が祀られています。毎月神事があるとは知りませんでした。

いつも立ち寄る御手洗社の方に行ってみます。こちらにはイチョウの木があるようです。

左が「御手洗社」、井上社の別名で災難除けの神様です。前の「御手洗池」ではいつものように「水みくじ」をしている方がいました。

御手洗川にかかる「輪橋（そりばし）」の下、イチョウの落葉が溜まっていました。

「祈祷殿（礼殿）」が再建工事中でした。今回の式年遷宮事業の一環だそうです。

「細殿」の横でも工事をしていて「遥拝所」という看板がかかっていました。上賀茂神社には伊勢神宮の遥拝所がありますが、下鴨神社はそのときどきの神事によって異なるそうです（近寄れないのでよく分かりません）。ここから馬場に向かいました。

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