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2023年12月 2日 (土)

渡月橋北詰を歩く 2023秋

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事に続いて、渡月橋北詰の大堰川上流の川沿いを歩きます。上は渡月橋の上から南(渡月橋はこの辺りでは南北にかかっています)。下は「食事処 琴きき茶屋」、ここで名物の桜餅を買って帰りました。

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橋のたもとに(西)に建っている石碑、今回ようやく歌碑であることが分かりました。しるべの松と名付けて光塋(こうえい)「嵯峨の山花に紅葉を問う人の道しるべせよ 千代の老い松」。

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大正8年(1919)に「嵯峨村嵯峨遊園株式會社」が建立、東本願寺第22代法主・大谷光瑩の歌だそうです。下は車折神社の「頓宮(とんぐう)」(別社)で、その前に小さな「琴きき橋」が造られています。

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頓宮の前に模型のような琴きき橋が造られたのは、祭神の清原頼業(平安時代後期の儒学者)が5月の三船祭のときここに立ち寄りる際に、かっての渡月橋を渡ることを象徴しているのだと思われます。

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正面は嵐山連峰の端にある「岩田山」、紅葉で覆われていました。昨日の記事で紹介したモンキーパークが山の中腹にあるはずですが、どこなのか分かりません。

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豆腐料理の「松ヶ枝(まつがえ)」きれいな庭園があり建物は奥にあります。同じ敷地に手打ちそば「嵐山よしむら」もあります(右の建物)。

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ここは人力車のえびす屋の「京都嵐山總本店 乗り場」になっていて、車道には人力車が並んでいます。こちら側の歩道には観光客が列を作っていて、人力車に乗れるまで40分もかかるそうです。

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「嵐山保勝会水力発電所」 かって秦氏が造営した堰を利用して、1.5mの落差ですが渡月橋の上の80基のLED行灯に電気を供給しています。手前はかっての灌漑用の水路で、今なお下流の地域を流れて景観の一部をつくっています。

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数年前にオープンしたコーヒー専門店「アラビカ京都 嵐山」 アラビカは海外ではよく知られたブランドで、会長はラテアートの世界チャンピオンだそうです。最近ではインスタ映えする眺めが評判で、いつも行列ができています。

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上の横道を入ったところに「小督塚」があります。高倉天皇のもとに連れ戻された小督は、天皇の寵愛を受けて女の子を産みました。しかし、それも清盛の知るところとなり、小督は無理矢理出家されられてしまいました。

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小督は再び嵯峨野に戻ってきて、このあたりに隠棲したとされます。となりは「福田美術館」アイフルの創業者・福田吉孝氏が収集した江戸時代から近代にかけての主要な画家の作品・約1,500点を所蔵、中でも京都画壇の作品が充実しています。

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ところで、先ほどの小督塚は、謡曲「小督」の記念碑として江戸時代に造られたものだそうです。松尾芭蕉の『嵯峨日記』や谷崎潤一郎の『細雪にも登場します。その後荒廃しましたが、この近くに宿屋を開いた役者の浪花千恵子が整備しました。

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「旅亭 嵐月」 信楽焼の露天風呂がある特別室3室を含む全15室の料理旅館です。お風呂は丹波山地の降水が長い時をかけて地層のミネラルを溶かしながら浸透した深層地下水を用いています。

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「嵐山温泉 嵐山辨慶」 こちらは全10室の料理旅館で、嵐山温泉は天然の単純泉(低張性弱アルカリ性温泉)で、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、浸性消化器病などにも効能が期待できるそうです。

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「京都吉兆 嵐山本店」道具商の児島嘉助氏は、懇意だった吉兆創業者・湯木貞一氏に何度も売るように頼まれた九曜灯篭を別邸に移しました。児島氏が急逝したあと、ご子息に別邸を譲り受けて開業したのがこの店です。

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「亀山離宮跡公園」の石標、この地に後嵯峨天皇とその皇子だった亀山天皇は離宮を営み「亀山殿」と称しました。「亀山」は小倉山の一部で、山の姿が亀の甲に似ていることからこの名でも呼ばれました。現在では「嵐山公園 亀岡地区」と呼ばれています。

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「嵐山通船 北乗り場(屋形船・貸ボート)」 ここから川沿いの道を歩きます。

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「法輪寺道昌遺業大堰川址」 道昌(798-875)は讃岐出身で(出家前の)俗姓は秦氏。神護寺で空海の教えを受け、秦氏が創立した広隆寺を復興させました。また、秦氏が建設した葛野大堰を修復して、大堰近くに創立された葛井寺を整備して法輪寺としました。

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ここは、ベンチや土手で休むこともでき、大堰川や対岸の嵐山の見晴らしもいいので、大勢の観光客が行き来しています。

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正面には屋形船が浮かんでいます。屋形船は貸切遊覧船で繁忙期は乗合船になる場合もあります。食事付きの屋形船も運行され、料理は近くの4つの料理屋から注文できるそうです。

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保津川下りの下船場、ひっきりなしに船が到着していました。

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「亀山家」和食のお店で、食事をしながら大堰川の風景が見られます。ここから坂道を上って、豆腐料理の「松籟庵(しょうらいあん)」や「嵐山公園 亀山地区」へ行くことができますが、この日はここから宝厳院の方に向かいました。

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「翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都」 五つ星のラグジュアリーホテルです。入口が遠くにあって、従業員が待機しているので、ちょっと近づきにくい雰囲気です。

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「嵯峨嵐山文華館」かっては小倉百人一首をテーマとして時雨殿と呼ばれていました。2012年の改修後に文化・学術的な要素を前面に出した博物館となり、この日は『ゼロからわかる江戸絵画』として、若冲、北斎、芦雪などの作品を紹介していました。

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「大堰の邸 候補地」の説明板 『源氏物語』に登場する明石の君が上京後に六條院冬の町に移住するまでを過ごした邸宅の想定地です。最近の発掘調査で平安時代前期の園池跡が見つかり、桓武天皇が度々行幸した「大堰離宮跡」の可能性が高いとされました。

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「京都・嵐山 ご清遊の宿らんざん」 広い敷地にホテル、レストラン、会議・宴会場などがあります。

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この日は出発が遅かったのでホテル内にある日本料理「京雅(けいが)」を昼食を頂くことにしました。

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お手頃?の松花堂弁当をいただきました。松花堂弁当には「桂川」、湯豆腐がついた「渡月」、季節の鍋がついた「嵐山」がありました。

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他に、お勧めの会席として「京の雅会席」、「旬づくし会席」、「贅沢会席」があり、それなりのお値段で3日前まで予約が必要だそうです。

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席からはお庭や対岸の嵐山の風景が見えました。ここから宝厳院に向かったのですが、明日は(紅葉の最新情報を兼ねて)昨日訪れた哲学の道方面の予定です。

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コメント

やっぱり紅葉シーズンは凄い人ですね。
良くも悪くも、これが京都らしいのかもしれません。
有り難い満員ですよね。

投稿: munixyu | 2023年12月 2日 (土) 18:50

こんばんは。ゆーしょーです。
渡月橋の北詰めにある交差点付近が
一番込み合いますよね。
人力車は大忙しですね。
僕が写した写真と同じ場面があるので
とても嬉しいです。
ポチ♪2

投稿: ゆーしょー | 2023年12月 3日 (日) 00:42

★munixyuさん こんばんは♪
この前に清水の辺りでの混雑を経験しているので、この程度では驚かないというのが実情です。

投稿: りせ | 2023年12月 6日 (水) 00:55

★ゆーしょーさん こんばんは♪
何度も来ていると、いつも写真に写す景色が同じになってしまうので苦労します。

投稿: りせ | 2023年12月 6日 (水) 00:57

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