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2023年11月11日 (土)

茶わん坂を歩く あさひ坂から清水寺仁王門まで

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の記事で茶わん坂を上ってあさひ坂まで来ました(上の写真)。そこから先を見ると石垣がシートで覆われているのは土砂崩れの跡です。2021年8月14日、午前10時までに1時間に42・5ミリの激しい雨が降っていました。

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京都府警東山署によると、14日午前10時10分頃に土砂崩れの通報があり、住宅裏側の斜面が幅約7~8メートルにわたって崩れ、茶わん坂をふさぎました。けが人の情報はありませんが、ガス管が破損してガス漏れが発生、

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住民約40人が東山区役所に避難しました。近所の住民によるとこのような土砂崩れは初めてだそうです。先日一休みしたあさひ坂のテラスの下で建物はありませんでした。下はGoogleのストリートビューによる同年3月の同じ場所です。

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向かいの「平田正月堂」 清水焼の窯元で、作家の名前がついた茶器が多く並んでいます。土砂崩れの正面ですが、建物は無事だったようです。

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「貴古窯」 開窯して30有余年、初代兵治の「古きを貴ぶ」という教えが窯名となっています。一般家庭食器から高級食器、当店オリジナル品など多数とりそろえているそうです。上の二つの営業していないようでした。

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「三田源栄堂」 京焼・清水焼の陶芸作家・伝統工芸士の作品(煎茶、抹茶道具など)を取り揃えています。

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「澤村陶哉」 窯元の現・陶哉は二代陶哉の長男としてこの地に生まれ、京都府瑞穂町に登り窯の「臥竜窯」を築窯、三代目を継ぎました。現在ではあまり使われない登り釜と薪により新しい作品を生み出しているそうです。

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「近藤悠三記念館」 白い磁器に酸化コバルトを原料とする「呉須」で絵付けを施し、透明な釉薬をかけて高火度で焼きあげた焼物を「染付」といい、14世紀初頭中国景徳鎮地方で完成し日本へは16世紀末伝わりました。

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その技法は最初に九州の有田地方、京都には18 世紀後半に伝わりました。近藤悠三は、その染付技法を新しい芸術表現へと昇華させて陶磁器染付の分野で重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受けました。茶椀坂の命名者でもあるそうです。

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「吉田清栄堂」 お土産屋さんで、店内にはキャラクターのお面や猫のぬいぐるみ、洒落た言葉のステッカーが見え、店の前におみくじやガチャがおいてあります。京都限定「鬼滅の刃」の取扱店だそうです。

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下は併設している茶房 暖簾をくぐると四季折々の風景が楽しめるお庭があり、厳選されたお抹茶やコーヒーをはじめ、京都ならではのおばんざい弁当もあります。

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「井上 珠数店」 製造卸で全国各地で販売。こちらでも格安で小売もしているそうです。材質は木製、木の実、珊瑚、水晶、ヒスイ、メノウ、紫水晶、ガーネット、琥珀、白丹沈香キャラーなど色々あり通信販売もしています。

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ここに清水寺の西門があり、午前6時から午後6時まで開門しています。

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「株式会社・朝日堂」本社のようです。

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茶わん坂を見下ろします。正確にはこの西門までが茶わん坂、こちらは側は清水寺の境内のようです。

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道が二手に分かれ、左は近道の石段。石段に「泰産坂」と書いてあるのはこの石段のことで、1916年に西門が修理されたときに完成したようです。

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途中に茶店の「皐月亭」があります。

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右は車が通る道のようで、かなりの急こう配です、

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坂の上に大きな茶店の「六花亭」があります。

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「延命院」 清水寺の「三職」とは、清水寺の寺主・宝性院、副寺主・慈心院、寺の経営や門前町の統率を行う本願・成就院。延命院はこの三職に次ぐ「六坊」の寺格で、唯一現存する塔頭だそうです。右は六花亭の休憩所。

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ここから仁王門の方に向かいます。ここは音羽の滝からの出口でもあり、観光客が多くなりました。

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かなり高い場所に上ってきたことがわかります。右の建物は朝日堂。

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仁王門前、久しぶりに観光客で賑わっているのを見ました。やはり外国人が多いようです。

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ほとんど誰も気づきませんが、産寧坂の由来となった子安塔の旧地の碑があります。清水寺は今年の冬に訪れたので、ここから清水坂を下ることにしました。

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コメント

災害での、ガス漏れは本当に怖いですよね。
ガス管の破損とか、考えただけで恐ろしいです。
爆発しなくて良かったですね。

投稿: munixyu | 2023年11月11日 (土) 17:52

こんばんは。ゆーしょーです。
茶わん坂でこのような崖崩れがあったのです。
このような擁壁の上に建つ家って怖いですね。

今日のブラタモリを見ましたか?
最後に祇園が出てきました。
鯖寿司メチャ美味しそうでした。ポチ♪2

投稿: ゆーしょー | 2023年11月12日 (日) 00:03

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