鴨川を遡る 五条大橋から団栗橋へ
過去の全記事 2006年1月27日から毎日更新しています。
昨日の記事の半兵衛麩を出て、鴨川の東の河川敷(左岸)を歩きました。五条大橋は鉄筋コンクリート製ですが、擬宝珠や桁隠し(下部の板状の覆い)があり、かっての橋の雰囲気を再現しているようです。
歩きはじめるとすぐに、アオサギが魚を捕まえているのを見かけました。めったに見かけない光景です。
東の河川敷は石畳が敷かれて遊歩道になっています。
対岸の橋のたもとは「五条公園」になっていて、奥に「牛若ひろば」や辨慶と牛若丸の石像などがあります。ただし、かっての五条橋は北の松原通りにあり、ここは六条坊門という通りで豊臣秀吉が大仏殿のために橋をこちらに移したといわれます。
石の上で亀が甲羅干しをしているかと思ったらすっぽんでした。自然に生息しているとは思えないので、なぜここにいるのか想像をめぐらしました。近くによると亀とは違い素早く水の中に逃げてしまいました。
天気がよく、少し歩くと汗ばむほどです。右の土手の街路樹は色づきまじめていました。
「鶴清」 日本でも現存するのは少ないといわれる木造三階建ての料理旅館で、壮大な外観です。
こちらは「アトールテラス鴨川」 大きなガラス窓の外観が珍しくて、後で調べたら結婚式場ということで納得しました。
河原を歩いていて、観光地でもないの外国人が多いことにちょっと驚きました。
遠くから見て、鴨やサギと違うと思っていたら鵜でした。最近では鴨川や高野川でもよく見かけ、気候の影響かも知れません。
太陽に向かって日向ぼっこをしているようです。
この辺りの対岸にはマンションや民家が多いようです。
すがすがしい日でした。
「松原橋」 かっての五条橋はここにあったそうです。現在の松原橋は昭和10年(1935)の鴨川の大洪水によって流出した後に架け替えられたもので、橋の下の杭は流失した橋脚の根本ではないかと思います。
橋をくぐると、対岸で多くの工事車両が作業をしていました。よく見ると納涼床の撤去をしています。正面は「FUNATSURU KYOTO KAMOGAWA RESORT」、かっての料亭・鮒鶴が結婚式場・レストラン・サロンなどリゾート施設になっています。
鴨川納涼床は、一級河川の河川敷(国有地)に床を設置するので、川を管理する京都府土木事務所の許可が必要です。そのためには鴨川納涼床協同組合に加盟する必要があり、4月15日から設置可能、撤去は10月15日までだそうです。
この日(11月7日)は撤去の期日を過ぎていましたが、実際の規則の運用までは分かりせん。飛んでいるのは鵜でした。
この辺りは既に納涼床を撤去したのか、もともと民家なのかは分かりません。民家だとすれば、ベランダで納涼床の雰囲気が味わえて絶好な場所にあります。
今出川から五条通までの土手の石垣は、江戸時代前期1663年の鴨川大洪水以後に京都所司代によって築造されたそうです。西の「西石垣(さいせき)通」の名はこの石垣に由来しています。
「団栗橋」まで来ました。どこまでかは決めていませんでしたが、気持ちがいいのでもう少し歩きます。
橋の下には大きな鮒?がいました。
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コメント
こんなところにすっぽんがいると、危険ですよね。
子供が噛まれたら大ごとになりそう。
場所的に料理屋の、いけすから逃げたとか、
運搬中に落ちたとかでしょうか。
とりあえず、すっぽん注意の看板があったほうが
いいかもしれませんね。
投稿: munixyu | 2023年11月 9日 (木) 16:20
こんばんは。ゆーしょーです。
五条大橋と四条大橋の間に2本の橋が架かってますね。
その一つが団栗橋ですね。
鴨川の河畔に沿った遊歩道とは最高の散策路ですね。
鴨川には鴨や鷺、それに魚やすっぽんまでも居るのですね。
スッポンは初めて見ますが、普通の亀より首が長いですね。
僕も鴨川の河畔に座ってゆったり過ごしたいです。
ポチ♪2
投稿: ゆーしょー | 2023年11月10日 (金) 01:38
また少し、お久しぶりになります。
ほぼ一年ぶりですか、キャロルです。
コロナが下火になり、僕は今年3、4、5月~9、10月と、ここまで5回京都に来ました。お寺に参拝しながら名店を巡り。
そして今月下旬、今年最後になると思いますが、行こうと思ってます。ワクワクです。
参拝するお寺も、お土産を買うお店ももう決めてます。
しかし、今月上旬の桁外れの暖かさ、紅葉が心配です。今日から月曜日にかけて寒くなるらしいですが…。
地球温暖化は自分たち人間の仕業。しかしその反面、京都のような美しい街並み、歴史、文化を作り上げたのも人間です。今後うまく両者の折り合いがつければと思います。そしていつまでも美しい京都であって欲しいと思います。
本題、かつて、五条大橋は松原橋だったんですね。あと、木造三階建ての料理旅館『鶴清』はほんと壮大です。
ひとつ勉強になりました。
またこの目で確認したいと思います。
今月下旬に僕が行く所が、りせさんの新たな記事とドンピシャリと合えばいいなと思っています。
投稿: キャロル | 2023年11月10日 (金) 02:31