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2023年11月24日 (金)

紅葉散歩 迎稱寺と栄摂院

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

真如堂の総門の前の道を北に行くと迎称寺(こうしょうじ)があります。「迎称寺」は、山号を紫雲山、院号を引接院という時宗の寺院です。

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古びた土塀と萩の花で知られ、洛東九番、萩の霊場となっていて、本尊は阿弥陀如来です。正式には迎稱寺と書くようで、地図などにこの漢字が使われています。

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創建の時期などの詳細は不明ですが、かつて一条堀川辺にあり一条道場と呼ばれていました。

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鎌倉時代末に時宗の他阿一鎮(たあいっちん)が開いたともいわれています。一鎮は 師に背いて馬具の鐙(あぶみ)で叩かれ、「鐙上人」とよばれました。

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同じ時宗の長楽寺にある祖師像中に木像があり、額に鐙で叩かれたような窪みがあるそうです。角をまがって東側の土塀は朽ちかけています。

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江戸時代の1692年、寺町の大火により焼失しました。上の山門の両側(南側)の土塀は新しく建てられたものです。

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近くの真如堂は洛中を転々として1693年に現在地に戻りましたが、その際迎称寺もここに移転したといわれています。

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境内の墓地には、江戸時代の本草学の祖・稲生若水(1655-1715)やその親族、医師や医学者・小林方秀(1726-1792)、小林順堂(1755-1826)、松原一閑斎(1689-1765)などの墓があります。

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ここから境内に入れるようですが、建物が修復中のようで近づいていません。

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萩の季節になると写真を撮ったり写生に来るので、お寺もあえて古い塀を残しているのだそうです。この日はまだ萩が咲いていました。

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もう一度前の道を真如堂の方に戻ります。緩やかな下りの道で、左は真如堂の塔頭「法伝寺」。

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真如堂の前から、宗忠神社の一の鳥居の方。

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真如堂前からしばらく歩いたところにある金戒光明寺(黒谷)の北門をくぐります。

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この道の両側には墓地やお寺が並んでいて、最近整備されて歩きやすくなりました。

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左側(東)に、真っ赤な山門の栄摂院(えいしょういん)があります。「栄摂院」は金戒光明寺の塔頭で、安土桃山時代の天正17年(1589)、戦国武将の木俣守勝(もりかつ)が松誉琴察上人を開山として創建しました。

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木俣守勝(1555-1610)は三河に生まれ、父の代から徳川家康に仕え、養子に木俣守安がいます。しかし、家族と仲違いして徳川家を出奔、織田信長に拝謁し50石で明智光秀に仕えました。「普摂(ふしょう)之塔」は合祀永代供養墓です。

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明智家でも播磨攻めや石山本願寺攻などで軍功が目覚ましく、徳川家康は織田信長に頼み込み木俣守勝を復帰させました。今年は御朱印が頂けるようです。

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天正10年(1582)6月本能寺の変が起こると、家康は取り乱し知恩院に駆け込んで自刃すると言い出しました。しかし、本多忠勝など家臣たちに説得されて帰国を決意、伊賀を経由して三河へ帰還しました。「中門」

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木俣守勝は家康の伊賀越えを警護しました。通常は閉ざされている中門をくぐると左が本堂です。貼り紙に、拝観の注意と庭園の維持・整備のために志納金を募っています。

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本堂の前に小さな池、斜面には石段があって池泉回遊式の庭園のようです。ただし、石段を上ることはできません。池には紅葉の落葉が浮かんでいます。

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木俣守勝と開山の松誉琴察上人は同郷(三河)の縁があったといわれています。池の中央には石灯籠、斜面の上には釈迦如来坐像が鎮座しています。

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本堂、庫裏、書院は江戸時代前期(1600年代中期)に建てられました。庭の左手(東)の斜面の上は竹林になっていて、その前に園路が続いているようです。

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背後の本堂には本尊の阿弥陀如来が祀られ、庭の釈迦如来と向き合ったかたちになっています。紅葉の斜面の中心に釈迦如来があってちょっと神々しい雰囲気でした。

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上の写真との違いは分かりにくいのですが、本堂前の庭の全容(パノラマ写真)です。

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本堂の右(東)に廻ると、「黒谷明星水」という名水が湧く井戸があります。明星水の名は、井戸水に空から明星が落ち、そこから菩薩が現れたという伝承が由来だそうです。

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当時の皇族や公家の方々が、この明星水を使ってお茶を楽しんだといわれています。井戸から先は行けませんが、広い池泉回遊式の庭園があり、本堂の前庭と斜面の道でつながっているようです。右は吉田山の斜面。

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こちらの池は広く向うの建物は書院と思われます。この後、まだ明るいうちにと急いで金戒光明寺に向かいました。

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コメント

こんばんは。ゆーしょーです。
土塀のある風景っていいですね。
中に瓦などを入れた土塀をよく見かけます。
栄摂院の紅葉もきれいですね。
日付が変わってからポチ♪2します。

投稿: ゆーしょー | 2023年11月24日 (金) 22:43

ポチ♪3

投稿: ゆーしょー | 2023年11月25日 (土) 00:05

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