新堺町通を歩く

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先日の記事で仁王門通の周辺の通りを歩いてきました。この地域は江戸時代中期の「宝永の大火」の後に立ち退きさせられた寺院や町家が新しい町を形成しました。

前回の最終地点、仁王門通と南の三条通の間の「孫橋通」と「新堺町通」の交差点から南に歩きます。新堺町通は北の仁王門通まで通じていて、後で戻ってきます。左は三つ星ホテルの「ホテルウィングインターナショナルプレミアム京都三条」。

ヘアサロンの「HAIR J＆C　三条京阪店」

「A-Na Hat Studio アーナハットスタジオ」　閉まっていますが、オシャレな建物の帽子店です。

「DOMA」　普通の民家を改装した雑貨屋さんです。

窓際に所せましと小物が並んでいます。つい入ってみたくなりましたが、まだ先があるので我慢をしました。

右はテナントビルの「テルミービル」、三条通と新堺町通が交わる南西の角にあります。

三条通に出ました。下は新堺町通の東にある「大成ビル」　地図にはまだ空き地になっていて最近竣工したようです。現在のところ「楽踏庵鍼灸整骨院」が入っていることが確認できました。

もう一度新堺町通を戻って、突き当りは孫橋通に面していて「LaJolla」、築2016年、3階建、9戸、1K／1DKのアパートです。

新堺町通は少し東にずれて仁王門通まで続いています。孫橋通の右（東）の突き当りには本妙寺の西門があります。真後ろに、先ほど通ったホテルウィングインターナショナルプレミアムの北の入口があります。

「（有）山田木工」　創業は幕末の1860年、実験台ほか実験設備、什器・家具、その他木製品の製造・販売をしています。取引先は大学、研究所、商店など。ご主人（5代目）は『科捜研の女』に出演したことがあるそうです。

こちらは通りの西側にある「表山工務店」建設請負の会社で、看板には新築・リフォームと書いてあります。向かいにも会社の建物があります。

すぐ先にお地蔵さんの祠があります。新しい花が供えられていて近所の方がいつもお世話をしているようです。かって、この辺りで地蔵盆をしているのを見たことがあります。

「M's Hotel Sanjo Wakoku」3つ星ホテルだそうです。

「i WISH」　築1995年、4階建、14戸、1K・2DKのマンションです。

「（有）中小路商店」　紙器業だそうです。

「北野とうふ店」　北野豆腐店は京都の各地にありますが、こちらは店主が北野さんです（表札がありました）。

「願隆寺」　この通りで唯一の寺院で真宗大谷派です。由緒などの情報は分かりません。

山門から見ると、本堂の前に「真宗本廟（東本願寺）の御影堂瓦」が置いてありました。明治期の再建の際に三河地方の門徒から寄進されたもので、以来百余年親鸞聖人が祀られている御影堂の屋根を守ってきたそうです。

いつも掲示板に気の利いた（ありがたい？）言葉が書いてあります。かって、「幼な子に合わせて見せるこの両手『まんまんちゃんあ　ん』」というのがありました。

「taisei都」　築1997年、4階建、22戸、１Kの学生マンションです。インターネット対応（無料）、オートロック、駐輪場(原付可)ありで、契約年数は2年ごとだそうです。

「ヴィラ三宅」　築1990年、4階建、3戸、2DKのマンションです。1階が駐車場で、2，3，4階にそれぞれ1戸ずつのようです。

ところで、この通りの両側は左京区和国（わこく）町で、宝永の大火後に堺町丸太町上ル駒本町（現在は京都御苑内）の住民を移して開いた町だそうです。古い民家もまだ残っています。「株式会社アセンド」業種は分かりません。

「鴨東荘」築1985年、2階建、8戸、１Kのアパートです。賃料・管理費が月20,000円、敷金・保証金20､000円、礼金・権利金70,000円で、京都特有の形態です。

「リヴェール京都三条」　築2014年、3階建、11戸、１Kのマンションです。この日はゴミの収集日だったようです。

「（株）三宅工務店」　明治43年創業の総合建築業です。一般住宅をはじめ、マンション、店舗、神社仏閣、工場、公共施設等など多くを手がけているそうです。奥に作業所があります。

「エクセル三宅」、築2000年、4階建、26戸、1Kのマンションです。1階は三宅工務店で、マンション名にも三宅があるのでこの建物を所有しているようです。

こちらは個人のお宅です。この通りはマンションが多いことが分かりました。京阪電車や地下鉄東西線の駅に近く、通勤・通学に便利だからでしょう。すぐ先は仁王門通で、その向うは通りの名が「新間之町通」と変わります。

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