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2023年3月23日 (木)

平野神社の夕桜とイベント情報

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

今日は平野神社の桜の写真とともに、明日(3月24日)から始まるいくつかのイベントを紹介します。後で、平野神社のライトアップの写真も出てきます。西大路通に面した鳥居から境内iに入ります。

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「平野神社」 平安遷都の年(794年)、桓武天皇の命により大和国平城京の田村後宮に祀られていた三神をこの地に遷したのが始まりです。参道の両側には露店や花見の貸席が並んでいます。

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平安時代を通じて朝廷の信仰が厚く、歴代の天皇がたびたび行幸しました。なお、848年には1神が合祀されています。祭神は後ほど紹介します。

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例大祭の平野祭には皇太子が奉幣し、皇族や諸大臣なども参列したそうです。(最初に「桜苑」に入ります。)

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平安時代の後期になると、皇族から臣籍降下した源氏、平氏、高階氏、清原氏、大江氏、菅原氏、秋篠氏などの武家や公家の氏神となりました。

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室町時代の応仁の乱(1467-77)および、1532年の天文法華の乱により焼失しました。(この桜苑には、ムラサキシキブや酔芙蓉も植えられています。)

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江戸時代初めの1626年、後陽成天皇の勅許により、公家の西洞院時慶が社殿の修造を行いました。

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桜苑の東口を出て、正面参道に来ました。

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江戸時代の社殿の修造の際に、伏見稲荷に祈願して浄財が集まり工事が無事に完了したことから、「出世導引稲荷神社」が建立されました。(参道の右手にあります。)

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「東福門」は江戸時代前期の1650年に東福門院が寄進したものです。横の「魁(さきがけ)桜」は平野神社発祥の桜で早咲きの品種であることから この桜が咲き出すと都のお花見が始まるといわれています。

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「拝殿」 東福門と同じ時に東福門院が寄進したもので、釘を用いない接木の工法から「接木の拝殿」とよばれています。*拝殿は2018年の台風21号によって倒壊、昨年再建されました。写真は倒壊以前の拝殿です。

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現在の社殿は江戸時代初めの寛永年間(1624-44)の造営で、平野造とよばれる本殿は重要文化財です。(手前は本殿拝所で、本殿は奥にあります。)

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本殿には、主祭神として今木神(いまきのかみ、源気新生の神)、久度神(くどのかみ、竈の神・衣食住生活安泰の神)、古開神(ふるあきのかみ、邪気を祓う神)の三神と、後で合祀された相殿の比売神(ひめのかみ、生産力の神)を祀っています。(白雲桜)

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平野神社では平安時代から桜が植樹され、現在では約60種400本あるそうです。珍種が多いのは、臣籍降下した氏族の氏神でもあったことから、蘇(よみがえ)り、生産繁栄を願い、各家伝来の桜を奉納したからと伝えられています。

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ここからは、明日以降から開催されるイベントを紹介iします。

「知恩院 春のライトアップ2023」 3月24日(金)~4月2日(日)友禅苑・三門・御影堂などがライトアップされますす。三門の回廊は春季9年ぶりの公開。 友禅苑は、友禅染の始祖宮崎友禅生誕300年を記念して昭和29年に改修造園された昭和の名園です。

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「円山公園 しだれ桜ライトアップ」 3月24日(金)~4月9日(日)円山公園のほぼ中央にある「祇園枝垂桜」(祇園の夜桜)がライトアップされ、かがり火も焚かれます(日没から10時)。

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「平野神社のライトアップ」3月24日(金)~4月16日(日)平野神社の桃桜、さきがけ桜、ヤマザクラ、ソメイヨシノ、サトザクラなどが咲き乱れ、ライトアップのほかに観桜会、桜花祭、桜コンサートなどのイベントも開催されます。

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「東本願寺前花灯路」3月24日 東本願寺前で京都市初の市民緑地のオープニング式典と「慶讃法要」が行われ、3月24日(金)~4月29日(土)「おひがしさん門前」と渉成園のライトアップが同時i開催されます。

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「相国寺 春の特別拝観」 3月24日(金)~6月4日(日)相国寺は室町幕府三代将軍足利義満の発願により創建され、金閣寺・銀閣寺を末寺にもつ臨済宗相国寺派の大本山です。特別公開では法堂、方丈、浴室などを見学することができます。

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「清水寺 夜の特別拝観」 3月25日(土)~4月2日(日)「清水の舞台」で有名な清水寺では、春・夏・秋に夜の特別拝観が開催されます。 春の特別拝観では、見事に咲き誇る桜がライトアップされ舞台からは京都の夜景が一望できます。

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「八条ヶ池 桜ライトアップ」 3月25日(土)~4月2日(日)長岡京市の桜の名所、八条ヶ池(東堤)にてライトアップが行われます。 池面に映える美しい夜桜を見物できます。

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「春の花見と特別拝観 ライトアップ」 3月25日(土)~4月5日(水)妙顕寺では枝垂れ桜と宝物館の特別拝観が行われます。「光琳曲水の庭」など3庭園も拝観できます。

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「背割堤さくらまつり」 3月25日(土)~4月9日(日)淀川河川公園背割堤地区では約220本の桜のトンネルが約1.4キロ続きます。地上約25mの展望塔「さくらであい館」からの光景も見事です。桜のお話ツアーやさくらマルシェの開催、お花見船も運航。

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「京都府立植物園 桜ライトアップ」 3月25日(土)~4月9日(日)園内桜林内のシダレザクラやソメイヨシノなどがライトアップされ、夜桜の幻想的な美しさを存分に味わうことができます。

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「はねず踊り」 3月26日(日)随心院では花笠を被りはねず色(白色を帯びた紅色の古名)の段絞りの小袖を着た少女が踊ります。小野小町の住居跡といわれ、遅咲きのはねずの梅が咲き乱れる庭園で行われ、前日(3月25日)には奉納舞があります。

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「京都府庁旧本館 観桜祭」 3月27日(月)~4月16日(日)旧本館内部と祇園枝垂桜の孫や容保桜(かたもりざくら)が咲く中庭が公開されます。容保桜は大島桜と山桜の特徴を併せ持ち、京都守護職・松平容保の上屋敷跡であることにちなんで命名。

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「祇園白川さくらライトアップ」 3月30日(木)~4月8日(土)歴史的建造物保存地区に指定されている祇園新橋、辰巳神社周辺は、石畳に白川に沿ってソメイヨシノや枝垂れ桜の桜並木で、昔ながらの風情が美しい場所です。

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「観桜茶会」 3月30日(木)~4月9日(日)平安神宮の西神苑にある茶室「澄心亭」において茶会が開催されます。

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コメント

一気にいろんなイベントが出てきて、
春らしくなりましたよね。
桜のシーズンは、やっぱりいいものですね。

投稿: munixyu | 2023年3月23日 (木) 16:05

こんばんは。ゆーしょーです。
すばらしい枝垂桜ですね。
かなり濃いピンクです。
満開ですね。
沢山の屋台が出てすごく賑わっていますね。
ポチ♪ 2

投稿: ゆーしょー | 2023年3月24日 (金) 01:12

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