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2023年3月18日 (土)

桜のライトアップ始まる

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日(3月17日)京都のソメイヨシノの開花が発表されました。京都地方気象台が二条城のソメイヨシノの標本木で6輪の開花を確認、近畿で最も早い開花です。平年より9日早く、おととしの3月16日に次いで、史上2番目に早い開花だそうです。

開花から5日~1週間程度で満開になるといわれています。様々な桜のイベントが予定されていますが、今日は、昨日と今日から始まった3か所のライトアップを紹介iします。(最初は東寺です。)

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「東寺 夜桜ライトアップ」は日程:3月18日(土)~4月16日(日)、時間:18:00~21:30、夜間拝観の入口は東門(慶賀門)特設入口のみです。

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この年は3月29日からのライトアップの予定が、思わぬ開花の速さで23日からになりました。今年は更に早くからのライトアップで、地球温暖化の影響でしょうか。日没になって空が紺色になってきました。

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金堂や講堂の中には入れませんでしたが、扉が開かれていて外から拝むことが出来ました。今年も入れませんが、扉が開いているかは分かりません。

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鏡のような水に映った五重塔も美しい。

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「不二桜」は八重紅枝垂れ桜で、樹齢130年 樹高13m(当時)、東北・盛岡の生まれ。弘法大師の記念の年の平成18年(2006)三重県から東寺に移植され、移植できるサクラでは国内最大級だそうです。水面に映る姿は息をのむほどに美しい。

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「高台寺 春の特別展とライトアップ」は、日程:3月17日(金)~ 5月7日(日)、時間: 17時点灯~22時(最終受付 21時30分)です。拝観受付を過ぎると、祇園閣が見える展望台があります。

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今年の春の夜間特別拝観のテーマは ーすべての人にねね様のやさしさを「追憶の光〈春〉」。下は「偃月池(えんげつち)」、「開山堂」と「観月台」。

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書院から方丈に渡ると、その前庭の「波心庭」でライトアップ(プロジェクションマッピング)が行われていました。今年の庭園ライティングの監修は高台寺専属庭師・北山浩士。

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北山浩士氏は現代の名工に選ばれた父・北山安夫氏の「北山造園」で幼いころから仕事を手伝い、東京農工大大学院を修了した後、親交のある住職に弟子入りして僧名・宗浩(そうこう)を授かりました。

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建仁寺の僧堂(専門道場)で1年半の修行の後、北山造園に入り庭師として活動しています。料亭や京町家の庭はきらびやかに仕立てる一方、寺院の庭園は華美になり過ぎないように気をつけるそうです。

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昨年の秋と同様に、立体感のある音響と映像にイルミネーションを組み合わせて、秀吉公・ねね様の物語を色鮮やかに描きます。

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史跡名勝の「高台寺庭園」を秀吉の辞世の句「夢のまた夢」をうけて暖かい照度で、幽玄の世界を現出させます。、芝生庭園は鶴の背をあらわす築山、所々に配された石組みに特色があり、それぞれを際だて、高台寺蒔絵の趣向を意図しています。

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臥龍池の水鏡の美しさとその周辺の紅葉、また、竹林・偃月池周辺の松などを照らし、自然の中に幻想をかもしだします。

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重要文化財の開山堂(下)・観月台・霊屋は、秀吉公・ねね様の思いを表すかのように、内部に明かりを見せます。

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高台寺と同じ日程で塔頭の「圓徳院」でも「春の特別展とライトアップ」が行われ、長谷川等伯の襖絵(複製)やライトアップされた庭園を鑑賞できます。「霊屋」

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「二条城桜まつり2023ライトアップ」は、日程:3月17日(金)~4月15日(土)、時間:通常観覧8:45~16:00(17:00閉城)、ライトアップ18:00~21:00(22:00 閉城)です。

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今年は文化庁移転記念事業として、京友禅染め体験や組みひもキーホルダー作りなどの文化体験企画のほか、クイズラリーや京の名産品展など子どもからお年寄りまで楽しめる催しを多数開催します。桜苑

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また、夜間には、ライトアップイベント「NAKED FLOWERS 2023 桜 世界遺産・二条城」を開催して二条城の春を盛り上げます。「清流園」は面積約5000坪の池泉廻遊式山水園と芝生の広場からなっています。

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文化体験企画は、◆香りの体験:3月25日(土)午前10時~午後4時(午後3時受付終了)、◆組みひもキーホルダー作り:3月26日(日)
午前9時~午後3時(午後2時30分受付終了)、◆京友禅染め体験:4月2日(日)午前10時~午後3時(午後2時30分受付終了)。

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京の名産品展として、京都ならではの伝統工芸・菓子・お酒といった京の名店が13店舗集います。

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<即売>は、◆西利(千枚漬け、漬物寿司、生ビール、ワインなどの飲み物)、◆井筒八ッ橋本舗(八ッ橋 など)、◆福寿園(煎茶、抹茶 など)、◆丹山酒造(清酒、飲み物)、◆おくむら(七味唐辛子、ふりかけ) 「北大手門」

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◆笹屋伊織(どら焼き など)、◆本家八ッ橋西尾(八ッ橋 など)、◆おおした(箸)、◆工房杉の華染(シルクスカーフ、シルクストール など)、◆京都洛齊(西陣織小物、帆布小物 など)、◆賛工芸(京七宝 など)です。

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<飲食>は、◆藤菜美(みたらし団子、ぜんざい など)、◆とり山本店(唐揚げ、たこ焼き など)です。最後の写真が出店の場所です。

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コメント

もう、京都のソメイヨシノの開花発表ですか。
早いものですね。今週来週と、たくさんの人で賑わうでしょうね。

投稿: munixyu | 2023年3月18日 (土) 16:24

こんばんは。
東寺の五重塔だったのですね。
五重塔と桜もよく似合いますね。
枝垂桜が素晴らしいです。
夜の撮影は、薄暮の頃が
一番美しいですね。

投稿: ゆーしょー | 2023年3月18日 (土) 23:58

★munixyuさん こんばんは♪
ソメイヨシノは東京の方が早く開花するのは意外でした。

投稿: りせ | 2023年3月24日 (金) 00:49

★ゆーしょーさん こんばんは♪
日没直後の10分程度(マジックアワー)が写真に映えます。不思議なことに、曇り空でも写真には紺色に写ります。

投稿: りせ | 2023年3月24日 (金) 00:54

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