東寺 初弘法と御影供
過去の全記事 2006年1月27日から毎日更新しています。
明日の1月21日は東寺(教王護国寺)の初弘法があります。21日は宗祖弘法大師の月命日に当たり、毎月21日に「弘法さん」の市がたちます。年の初めの1月の市は「初弘法」といって、12月の終い弘法と並んで特に賑わいます。ツアーバスも来ています。
また、この日は「御影供(みえく)」を始めとして弘法大師に関するいくつかの法要が行われ、自由に参列(あるいは見学)できます。前日の本日にも法要があり、合わせて記事の後半で紹介します。
東寺といえばお馴染みの、京阪国道口の歩道橋の上からの眺め。
南大門(重文)の前にも露店が並んでいます。
「金堂」 東寺の本堂です。
本尊はあらゆる病から人々を守ってくれるという薬師如来と日光菩薩、月光菩薩です。1年の無病息災を祈願します。
初弘法には骨董、特産品、植木、園芸、陶器などなど、多彩な1200軒の露店が並びます。
印もいろいろ。
古道具類、手作りの物、生活用品、食糧品、食べ物の店などもあり、主婦にも魅力的です。
知恩寺の手作り市では、一般人の店が多く撮影がはばかりますが、ここでは商売人の方の出店がほとんどで気にせずに撮れます。
チラッと耳に入りました「午前中に来る人は買うけれど、午後からの人は買わん」って。そうか、だから3時くらいには店終いが始まるんですね。
見て歩くだけでも楽しい。
「これ、なんだろう?」って、考えながら歩いたりして
「盆栽」 世界中で「BONSAI」人気が高いようで、ここでも外国人を多く見かけました。
南大門の西にある「鎮守八幡宮」 東寺の創建時に王城鎮護を願って祀った鎮守社で、空海が自ら彫ったと伝わる僧形八幡神と二尊の女神を祀ります。毎月21日の午前10時と午後1時に「八幡宮護摩供」が行われます。
祭神と八幡神(応神天皇)に仕えたと伝わる男神・武内宿禰(たけのうちのすくね)を供養し、豊楽と平安を願う護摩供です。社殿の外から見学することができます。前に護摩木が置いてあり、浄財箱に1本200円を入れて書いた護摩木を焚き上げます。
御影堂(大師堂)などのある西院エリアに入ります。この日は午前10時から「御影供(みえく)法要」が行われました。下は御影堂の「唐門」を内側から。
承和2年(835)3月21日、高野山奥の院に弘法大師空海は入定(死去)しました。新暦の4月21日にあたります。毎月21日には報恩感謝の法要を行い、御影堂の外陣(げじん)に上がり参列することができます。
また、弘法大師空海の月命日・前日の毎月20日午後2時には「お逮夜(たいや)の法要」が行われ、こちらも御影堂の外陣(げじん)に上がり、参列することができます(写真は御影供です)。
御影堂の裏は「国宝秘仏不動明王護摩供修法所」で、ここには弘法大師空海が身近に置いて礼拝していた念持仏の不動明王(秘仏)が祀られています。外から護摩木を焚く姿を見ることができます。
毎朝6時から、弘法大師空海の住房だった御影堂で一の膳、二の膳、お茶をお供えする「生身供(しょうじんく)」がはじまります。午前5時50分ごろまでに御影堂の唐門、または西門前(下の写真)に来ると、10回の鐘の音の後に門が開きます。
そのあとは、御影堂の外陣に上がることができます。法要の最後には、弘法大師空海が持ち帰った仏舎利を頭と両手に授かります。お釈迦様の徳と無病息災のご利益を頂くこの「お舎利さん」は、 午前6時20分頃と午前7時20分頃の2回行われます。
御影堂の裏にある中国の想像上の動物の「贔屓(ひいき)」 体の悪い部分を撫でる「万病ぬぐい」にも人だかりが。私も頭と、足と腰を撫でてきました。ボケませんように、足腰丈夫でありますように。m(_ _)m
境内の河津桜の蕾が膨らんでいました。最後は初弘法で見かけた端正な顔立ちのお雛様。
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コメント
こんにちは。
東寺、懐かしいです。
40歳前後、終い弘法の12月21日に、
毎年のように東寺へ行きました。
当時の国鉄で京都駅から東寺まで歩きました。
今でも忘れないのは、大きい木箱いっぱいの蟹を
1000円で買ったことです。
今なら盆栽を買いたいです。
東寺へ行ったのは終い弘法ばかりで、初弘法は
行ったことがないのです。
また、行きたくなりました。
ポチ♪2
投稿: ゆーしょー | 2023年1月20日 (金) 14:29
東寺の辺りは、とにかく混んでいますよね。
今もやっぱり混んでいるのでしょうか。
懐かしい気がします。
投稿: munixyu | 2023年1月20日 (金) 15:39
★ゆーしょーさん こんばんは♪
終い弘法には行ったことがありませんが、正月用品が見つかるかも知れませんね。あまり交通の便がよくなく、歩いて京都駅まで帰ったことがありますが相当疲れました。、
投稿: りせ | 2023年1月21日 (土) 01:04