三十三間堂 楊枝のお加持
過去の全記事 2006年1月27日から毎日更新しています。
三十三間堂では通し矢と同じ日(今年は1月15日)に「楊枝(やなぎ)のお加持大法要」が執り行われます。お堂の東側には屋台が並んでいます。
長時間に及ぶ通し矢(大的大会)ですから、途中ここで休憩、軽く食事をするのにもってこいです。通し矢を終えた新成人も見かけます。
三十三間堂(正式には蓮華王院)は天台宗妙法院の管理になるお堂。長寛2年(1164)鳥部山麓(現・阿弥陀ヶ峯)にあった後白河上皇の院政庁「法住寺殿」の一画に平清盛が建造しました。(本堂の中心に3本の高い幟が立っています。)
一度、焼失しましたが文永3年(1266)に再建。その後、四度の大修理を経て750年間護持されています。長大な本堂は「和様入母屋本瓦葺」で南北に118m、正面の柱間が33あることから「三十三間堂」と呼ばれます。(幟の先端は極彩色の竜頭です。)
堂内には丈六の千手観音坐像(国宝)を中央に1001体もの観音像(国宝)、風神・雷神、観音二十八部衆という30体の仏像(国宝)が祀られています。
この日、堂内では「楊枝のお加持大法要」が行われています。観音様に祈願した法水を参拝者に注ぎ、今年1年間の無病息災を願うもので、特に頭痛に効くと伝えられます。
平安時代から続く伝統行事で、三十三間堂最重要の法要です。上下の写真は三十三間堂のHPからの転載です。
この日の境内は終日無料公開され、本堂にも無料で入れます。ただし、楊枝のお加持を受けるためには1時間半待ちの列になっていました。
「東大門」の前には、袴姿の男性や、
こちらも袴姿の女性が通り、ちょっと不思議な風景です。
池泉の周りには様々な花が咲き、ひと足早い春の訪れを感じました。
蝋梅が咲き始めていました。透明感のある黄色い可憐な花で
まるで蝋細工のよう。
木瓜(ぼけ)の花も咲いています。
サザンカも
境内に1本だけある十月桜、細い花びらが可憐で優しい色の花を咲かせていました。最後の写真は門扉の柵の隙間からお向かいの法住寺、こちらに何かの行事が行われています。
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コメント
正月感があっていいですね。
こういうのんびりな感じに、早く戻って欲しいものです。
投稿: munixyu | 2023年1月15日 (日) 13:18
こんばんは。
三十三間堂の「通し矢」のニュース、
今日、NHKで二度見ました。 ポチ♪2
投稿: ゆーしょー | 2023年1月15日 (日) 21:54