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2022年12月 2日 (金)

大河内山荘と亀山展望台

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

今日は嵯峨野の竹林の小径の突き当りにある大河内山荘です。その前に左にいったところにある亀山展望台に寄りました。12月になりましたが、山の紅葉は市内よりも見ごろが長く続くようです。

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「大河内山荘(おおこうちさんそう)」は、時代劇などで知られる俳優・大河内傳次郎が別荘として造営したものです。庭園の広さは約2万平方メートル。小倉百人一首でも知られる小倉山の南東面の荒地であったところに造営されました。

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拝観受付を過ぎてしばらく行くと、右にお茶席左に上りの散策路が分かれています。お茶は後で頂くとして、まずは散策路に従って山の斜面を上って行きます。

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昭和9年(1931)、傳次郎34歳のとき、当時長期保存が難しかったフィルムに対し、永く消えることのない美を追究するため自身で設計しこの庭の造営を始めたといわれています。上の写真で少し上がったところにある「中門」(登録有形文化財)をくぐります。

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映画出演料の大半を注ぎ込み、64歳で亡くなるまでの30年の歳月をかけてこつこつと作り上げた庭園です。傳次郎は敬虔な仏教信者としても有名で、山荘に建てた「持仏堂」で教典をひもとき、朝夕「南無阿弥陀仏」を唱えて過ごしたといわれます。

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広い場所に出て、向こうに休憩席が設けられています。

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「大乗閣」(登録有形文化財) 寝殿造、書院造、数寄屋造など日本の住宅の伝統的様式を合わせ取り入れた建物です。他の建物も同様ですが、傳次郎の構想に基づいて数寄屋師の笛吹嘉一郎が施工しました。

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大乗閣の前から来た道を振り返って、奥の山は保津川の向こうにある嵐山です。

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下に先ほどの休憩席が見え、展望が開けてきました。庭園は三段の高さにある建物を巡る回遊式になっていてこのあたりが一番下の段です。

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散策路は更に山の斜面を上っていきます。

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途中で見晴らしの良い場所があります。向こうに比叡山、手前に衣笠山が見えます。比叡山頂上の真下に仁和寺の五重塔があるのですが、写真を縮小したので見えないかも知れません。

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もう少し上ります。

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ちょっとした谷になっていて、高床式の「持仏堂」(登録有形文化財)があります。1931年に一番最初に建てられ、二尊院にある九条家の位牌堂を写したといわれています。ここから散策路は右に曲がり少し高い場所に行きます。

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向こうに茶室があり、露地庭に飛び石があります。ここが庭園の中段になります。、

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この付近の紅葉はかなり散っていました。

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「滴水庵」 1937年に移築され、木造平屋建で、2室の広間の茶室と土間のある数寄屋造りの水屋です。

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散策路はさらに上り、開けた尾根に出ます。このあたりは嵐峡展望台というそうです。

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保津川を挟んで、向こうの山が見えます。この尾根道の下に、先ほどの亀山展望台から保津峡の左岸を行く道があります。

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保津川の上流の方向、左に大悲閣が見えます。

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中にいる人が分かるほど近くに見えます。

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散策路は尾根から少し下ります。

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東側の斜面に茶室があります。

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「月下亭」 ここが庭園の上段になり、眺望が一番開けています。

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比叡山から東山、京都タワーのあたりまで見えます。

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傅次郎はこの山荘に住み、自ら木を植え石を据えて庭園を造り続け、最期は大乗閣で亡くなったそうです。

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ここから別の道を通ってお茶席に向かいます。よく見ると瓦が敷いてあります。

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傅次郎が亡くなってから40年後の2002年、山荘は国の文化財に指定されました。現在この山荘は大河内家から京都市に寄贈され、「大河内山荘庭園」として京都市が管理しています。

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お茶席の横にもきれいな庭があります。

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