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2022年11月28日 (月)

高台寺 秋の特別拝観とライトアップ

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

高台寺では10月21日(金)~12月11日(日)の期間、秋の特別拝観が催され、夕方からライトアップが行われます(17時点灯、閉門22時、最終受付21時30分) 以下では過去の記事を再編集して、紅葉の境内と方丈をめぐり、最後にライトアップの写真を載せます。

「高台寺」は正式には高台寿聖禅寺といい、豊臣秀吉の没後、その菩提を弔うために秀吉夫人の北政所(ねね)が慶長11年(1606)い開創した寺です。寛永元年(1624)には建仁寺の三江和尚を開山としてむかえ、高台寺と号しました。「参道」

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当時の政治的配慮から、徳川家康が造営に多大の財政的援助を行ったので、寺観は壮麗をきわめたといいます。「庫裡」この左側に拝観受付があります。

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庭園に入る前に祇園閣が見える場所があります。

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「湖月庵」 その向こうに「鬼瓦席」と「遺芳庵」があり、ともに灰屋紹益と吉野太夫好みの、高台寺を代表する茶席だそうです。

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「偃月池(えんげついけ)」にある「観月台」に回廊がつながっています。

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拝観順路は、書院から入り方丈前庭を見るようになっています。塀の向こうはお隣にある霊山(りょうぜん)観音。TOPの写真で、正面に勅使門、白地の紋様はしばしば変わります。

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かって伏見城の遺構を用いた「大方丈」と「小方丈」がありましたが火災で焼失、大正元年(1912)にこの方丈が再建されました。本尊の釈迦如来坐像(宝冠釈迦)を安置しています。「方丈」から前庭の西の方

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方丈を出て庭に下ります。小堀遠州の作庭とされる池泉廻遊式庭園で国の史跡・名勝。左の渡廊下には秀吉遺愛の観月台、手前に鶴島、東山を借景とした蓬莱山水の庭園です。

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方丈の東門と左手の中門をくぐると「開山堂」(重文)があります。高台寺第一世の住持、三江紹益禅師(1527~1650)を祀る塔所です。左右壇上にはねねの兄・木下家定と家定の妻・雲照院の像も安置されています。

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開山堂の右手は「臥龍(がりょう)池」 ここの水面は穏やかで鏡のように紅葉を映しています。

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開山堂の礼堂部中央の彩色天井には北政所の御所車の天井、前方の格子天井には秀吉が使った御船の天井が用いられています。内部は撮影できません。

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開山堂の右から斜面の上にある霊屋(おたまや)まで続く「臥龍廊(がりょうろう)」、龍が伏せた姿が分かります。

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ここから山の斜面を上ります。ちなみにこの裏山は「高台寺山」で、東山三十六峰のひとつです。北の峰は東大谷山、南は霊山です。

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ちょと上ったところにある「霊屋(たまや)」(重文) 北政所の墓所で、厨子内に秀吉と北政所の木像を安置しています。須弥壇や厨子には高台寺蒔絵とよばれる華麗な蒔絵が施され、桃山時代の漆工芸美術の粋を集めています。

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霊屋の石段下からさらに斜面を上ります。手前の「傘亭」と向こうの「時雨亭」は土間廊下でつながっています。これらも伏見城から移されたものです(どちらも重文)。

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時雨亭の下段の土間は竈があり台所、板間は待合として使われました。上段の三方が突き上げで開き、伏見城ではここから景色を眺望したといいます。秀吉が時雨のように不意に訪れたことから時雨亭と名付けられたそうです。

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順路は茶室から下り坂になり、途中に竹林になります。さらに下ると、霊山(りょうぜん)観音の横を通ります。

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山から下りたところに、甘味処の「雲居庵(うんごあん)」があります。

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鬼師・美濃邉恵一氏が鬼瓦で制作した「龍の頭」 以前の夜間特別拝観で波心庭の白砂に置かれ「大海を泳ぐ親子龍」として話題になった作品です。

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今年のライトアップのテーマは「 -すべての人にねね様のやさしさを― 追憶の光 」だそうです。ライトアップが始まるまでの時間、駐車場の端から八坂の塔が見えます。

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高台寺のHPのライトアップの写真には、(拾遺和歌集巻13 源信明)「恋しさは 同じ心にあらずとも 今宵の月を 君見ざらめや」の歌が添えられています。「偃月池」と「観月台」

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源信明が恋愛関係にあった中務に贈った歌です。「臥龍廊」

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同じ歌集に(拾遺和歌集巻13 中務)「さやかにも見るべき月を我はただ涙に曇る折ぞおほかる」も載っています。北政所の墓所「霊屋」(重文) に向かうため斜面を上ります。

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信明「恋しい気持ちは私と同じでなくても、今夜の月をあなたも見ているはずだ」、中務「はっきりと見えるはずの月なのに、あなたを恋しく思う涙で曇るときが多いのです」と、男心と女心の違いが分かります。「傘亭」と向こうの「時雨亭」

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下り坂の竹林もライトアップに映えます。

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