醍醐寺 紅葉の下醍醐と夜間特別拝観
過去の全記事 2006年1月27日から毎日更新しています。
醍醐寺は天下人となった豊臣秀吉が果たせなかった夢「醍醐の紅葉狩り」の地です。また、11月18日(金)~12月4日(日)の期間「夜間特別拝観」や様々なイベントも行われています。それらの情報を加えて、過去の紅葉の記事を再編集しました。
この日は車で訪れたので、駐車場から雨月茶屋の前を通って三宝院の前まで来ました(写真は12月4日の撮影)。下の「西大門」(仁王門)は、豊臣秀頼が金堂の再建の後、慶長10年(1605)に再建したものです。
醍醐寺は理源大師・聖宝が平安時代の貞観16年(874)上醍醐山上に小堂宇を建立したのが始まりです。延喜7年(907)醍醐天皇の勅願により薬師堂、五大堂も建立され、上醍醐の伽藍が完成しました。 西大門をくぐった先は、拝観料が必要おな下醍醐の伽藍があります。
平安時代の延長4年(926)には釈迦堂、さらに天暦5年(951)に五重塔が建立され、下醍醐の伽藍も完成しました。「五重塔」(国宝) 醍醐天皇の冥福を祈るために、第一皇子・朱雀天皇が承平6年(936)に着工、第二皇子・村上天皇の天暦5年(951)に完成しました。
「金堂」(国宝) 醍醐天皇の勅願により延長4年(926)に創建され、当時は釈迦堂といわれていましたが、永仁、文明年間に2度焼失しました。 現在の金堂は秀吉によって紀州・湯浅から移築が計画され、秀頼の時代の慶長5年(1600)に完成しました。
「不動堂・護摩道場」 堂内には不動明王を中心に五体の明王が安置され、堂前の護摩道場では当山派修験道の柴燈護摩が焚かれ、世界平和など様々な祈願が行われるそうです。
「祖師堂」 慶長10年(1605)座主・義演准后(ぎえんじゅごう)により建立され、真言宗を開いた弘法大師・空海と、その孫弟子で醍醐寺を開創した理源大師・聖宝が祀られています。弘法大師の誕生日の6月15日に降誕会が行われます。
上醍醐の准胝堂は西国三十三所観音霊場第十一番札所で、1時間の登りは一番厳しい札所といわれていました。しかし、平成20年(2008)に落雷で炎上し、本尊も焼失してしまいました。 「日月門」
この辺りになると紅葉が目立ってきます。「日月門」は観音堂への中門でもあります。
さいわい、准胝堂の分身像がドイツの「醍醐寺展」に出陳されていたため無事で、「観音堂」(旧大講堂)に安置されています。 鐘楼の横はイチョウの落葉の絨毯になっています。
「観音堂」 総本山醍醐寺以外に、真言宗十八本山、神仏霊場会、西国三十三所第十一番、近畿三十六不動尊霊場第二十三番、西国薬師四十九霊場第三十九番、役行者霊蹟などの御朱印はここで授かります。
観音堂を中心に広がる、林泉および弁天堂、地蔵堂、鐘楼などを総称して「大伝法院」と呼ぶそうです。
紅葉やイチョウが色づく季節には、池に朱塗りの弁天堂が映え紅葉の名所となっています。
「弁天堂」の堂内には、音楽などの学芸や知識の女神でとして知られている弁才天が祀られています。もともとは水の神でもあり、池や川のそばにその守護神として祀られることも多くあります。
弁天堂の前から観音堂
弁天堂の裏から左の道を行くと、池を一周することができます。半周した所から。
「無量寿苑」 弁天堂の横から右の坂道を登ると、さらに一段高い場所に上れます。山から流れて来た水が滝となって小川に流れ込みます。
醍醐寺では、平成23年より秋期夜間拝観を行い、僧侶の読経が流れる伽藍の中で、夜間照明により鮮やかに映し出される紅葉と伽藍の昼とは違った醍醐寺の姿を楽しむことができます。(弁天池に流れ込む前に小さな池になっています。)
観音堂では、特別法要が行われ、ご祈願、ご廻向の申込も随時受け付けています。また、夜間拝観限定のご朱印も受け付けています。拝観時間:午後6時~午後8時50分 (受付終了午後8時10分) ※昼夜完全入替制、受付場所:三宝院拝観受付です。
ご祈願・ご廻向志納料は3,000円、早め入場以外は予約不要で当日申込可です。「特別事前予約拝観券」(記念品付)は午後5時45分から入場できる特別拝観券(1,300円)で予約は醍醐寺のHPから。
「特別事前予約拝観券(夕食プラン)」は 雨月茶屋で夕食(醍山料理)を頂き、早め入場することができます。予約は醍醐寺のHPから。
「夜間拝観特別イベント」 11月20日(日)PANGAEA <パンゲア>(仲林利恵・仲林光子・十世) 様々な和楽器の音色や響きに創作舞踊が加わり「舞楽奉納」の活動を行います。料金:2,000円(拝観料込)午後6時30分より国宝・金堂で開催。
11月26日(土)にはMOMONGA(桃山音楽隊モモンガ!、2013年春に結成された京都伏見発の4人組バンド)の奉納コンサート、料金:2,000円(拝観料込)、午後6時30分より国宝・金堂で開催、各メンバーの好みをアイルランド音楽と融和させた「ミックスド・アイリッシュ」が売りとか。
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