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2022年11月 5日 (土)

大覚寺 嵯峨菊展

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

大覚寺では11月1日(火)~30日(水)の期間「嵯峨菊展」が行われています。開催時間は9:00~16:30で拝観料500円です。写真撮影は11月23日です。

「嵯峨菊」は古典菊の一種で、約2メートルの高さに仕立てた嵯峨菊600鉢が境内の各所に展示されています。

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「大覚寺」 延暦13年(794)、桓武天皇の平安遷都の20年後に即位した嵯峨天皇は、都より離れた葛野の地をこよなく愛し、后との新居として嵯峨院を建立しました。これが現在の大覚寺の前身・嵯峨離宮です。

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拝観入口は「明智陣屋」の⑤表門の横にある通用門です。

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嵯峨の地名は、唐の文化に憧れていた天皇が、唐の都・長安北方の景勝地、嵯峨山になぞらえたものだそうです。嵯峨菊は菊の中でも歴史のある古典菊(伊勢・江戸・丁子・肥後・嵯峨の5種類)の一種で、日本三大名菊の一つともいわれています。

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嵯峨菊は、大沢池の菊ヶ島に自生していたもので嵯峨天皇寵愛の菊であったとする説と、17世紀半ば頃に嵯峨村の農民が栽培して時の天皇に献上した、という説があります。

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嵯峨菊はキク科の多年草で、花は幅1~2mmほどの細い花弁が数十枚ついた一重咲き。咲き始めは花弁が平らに開いていますが、ほぼすべての花弁が伸びきると順次花弁が立ち上がり、絵筆を立てたような箒(ほうき)様に咲きあがります。

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一鉢に苗を3本寄せ植えにし、上から・三輪・五輪・七輪(天・地・人)と茶道具の茶筅(ちゃせん)状に咲かせる伝統的な仕立て方を継承。高さ2mに仕立てます。「式台玄関」

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最初に④「宸殿」に上がります。

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「右近の橘」、可愛い実が成っていました。

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「宸殿」の前庭   

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嵯峨菊展の賞に輝いた嵯峨菊が並んでいます。

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庭に下りて振り返って宸殿を

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桜ではなくて「左近の梅」でした。

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向こうに見える「五大堂」は本堂にあたります。

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嵯峨菊は宸殿をぐるりと取り囲み、まだ続きます。

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葉は上部より、淡緑・緑・黄色に色づくように仕立てて春夏秋冬を表現しています。

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鉢植えは、宸殿から御影堂、大沢池の正面の月見台まで続きます。嵯峨菊だけでなく大覚寺の他の建物も撮って来ていますが、別の機会に。

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この辺りにいた時はまだ明るかったのに、秋の日の暮れるのは早いです。

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花弁の長さは約10センチが理想とされます。等間隔に並べられるご苦労が忍ばれます。

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花の色は下記のように表されるそうです。  ・・御所の雪、 ・・御所の秋、 ・・御所の錦、 ピンク・・御所の春。御影堂の正面は「白砂庭園」、奥は「勅使門」、手前は「石舞台」です。

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紀友則は、万世一系、天皇家の安泰を嵯峨菊の美しさに見立てて、詠っています。「ひともとと 思いし花(菊)を 大沢の 池のそこにも たれか植ゑけん」

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五大堂の大沢池に面する東面には、池に張り出すように広いぬれ縁「観月台」があって、池を眺めるのに素晴らしい場所です。

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実は縁先でずっとヨガをされている方が2人いました。絶景の場所で行うヨガは気持ちがよいと思いますが、他人の迷惑にならない場所にして欲しいと思います。ここで定番の写真を撮ると必ず写ってしまいます。「池舞台」

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「大沢池」 嵯峨天皇が離宮嵯峨院の造営にあたって、中国の洞庭湖を模して造られたところから、庭湖とも呼ばれます。周囲約1kmの日本最古の人工の林泉。池中には天神島・菊ケ島と庭湖石があり、この二島一石の配置が華道嵯峨御流の基本型に通じるとか。

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御影堂の裏にも嵯峨菊が続きます

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コメント

こんばんは。
大覚寺の嵯峨菊展の様子、初めて知りました。
独特の形状、高さが2メートルにもなるのですね。
境内にまんべんなく配置・展示されていて見事です。
同じくらいの高さまで成長させるのは腕の見せ所ですね。
素敵な記事をありがとうございました。

投稿: らいとNGC7000 | 2022年11月 5日 (土) 17:36

★らいとNGC7000さん こんばんは♪
お返事が遅れてすみませんでした。コメントありがとうごあいます。
私も嵯峨菊のことをあまり知らなかったのですが、記事にするときにいろいろと調べて勉強になりました。これからもよろしくお願いします。

投稿: りせ | 2022年11月17日 (木) 00:22

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