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2022年10月 2日 (日)

山科・大乗寺 酔芙蓉咲く

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

山科区の北花山にある大乗寺は「酔芙蓉の寺」として知られています。酔芙蓉(すいふよう)の見頃は9月10日頃から10月末に期間ですが、気象条件によって短くなることもあるそうです。

今日は、何度か大乗寺を訪れた記事を再編集してお届けします。最初に酔芙蓉の寺となった歴史を振り返ります。急な坂道を上ります。

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「大乗寺」 その創建の詳細は不明ですが、江戸時代中期の1733年に戒禅比丘隆韶大和尚によって七本松内野に建立されたときに、禅宗から法華宗本門流に改宗されたといわれます。「山門」

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その後、無本山の尼寺として法灯は受け継がれ、江戸時代後期に日蓮宗の大本山本能寺の末寺(現在は一般寺院)になりました。その後、昭和前期に本堂・庫裏などが改修されましたが、「本堂」に相当する建物。

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山科に移転してからは廃寺同然となりました。平成4年(1992)の暮れ、本能寺の執事長の職を辞して無住の当寺に移った現・岡澤海宜住職によって復興が始まりました。(寺院建築の本堂はまだありませんが、中には本尊が祀られていると思われます。)

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ツルハシ1本で参道造りからはじめ、吟詠会の友人より酔芙蓉の苗木を100株ほど譲り受けたことがはじまりです。その後、酔芙蓉の挿木を育て今では1300本に増えて立派な花寺となりました。大きなどんぐりがボトン、ボトンと落ちてきています。

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酔芙蓉をかき分けるように進みます(上から眺められるように脚立が用意されていました)。

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白い花に萎んだ赤い花が混じっているのが分かります。

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「酔芙蓉」 朝は白く咲き、時間がたつと淡いピンク変化、そして夕刻には鮮やかな濃いピンク色になります。「酔」の名の如くに、酔った人の顔が赤く変化してゆくような花です。

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幾重にも重なった透き通るほどに繊細な花びらは、上品な色合いです。たった一日だけ咲く「一日花」、はかない花です。

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赤く丸くなっているのは、1日だけ咲いた花の終わった姿です。

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境内には様々な歌碑があります。青隴「清浄を 得されば花も 世の塵と おしゆ こころの 吟の道ゆく」 広青隴 (1931-、ひろせいりょう)氏は京都市詩吟文化連盟の設立して、現・理事長です。

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日蓮聖人(1222-1282)の晩年の御詠「立ちわたる身のうき雲も晴れぬべし たえぬ御法の鷲の山風」

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光孝天皇 (830-887)「君がため 春の野に出でて若菜つむ わが衣手に雪は降りつつ」(小倉百人一首)

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源宗于朝臣(?-939)「山里は 冬ぞさびしさまさりける人目も草もかれぬと思へば」(小倉百人一首)など、文学の寺としても親しまれています。

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平成15年(2003)春近藤氏の寄贈が寄贈した「酔芙蓉観音像「が建立されて、多くの愛好家の方が訪れています。

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お昼1時過ぎに訪れて、1時間弱経っています。

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心なしか、僅かに花の色が濃くなってきたように思います。

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一番赤くなるのは午後5時を過ぎると聞きました。

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下は午後3時過ぎに訪れたときの花の色です。

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ある日に訪れたときには「急に寒くなってきたので夕方まで純白で、夕方から夜にピンク色に変わり、朝方紅色になりながらしばらく咲く『二日花]になっています」とのことです。(最後の写真)

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コメント

一日花は、は、儚いですよね。
繊細に変化して、すぐ終わる。
手入れも、これは大変なことと思います。

投稿: munixyu | 2022年10月 2日 (日) 15:07

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