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2022年10月 5日 (水)

御香宮神社 神幸祭

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

伏見の御香宮神社では10月1日から9日までの期間、3年ぶりに神幸祭が行われています。御香宮神社の「神幸祭」は同社が伏見九郷の総鎮守であることから「伏見祭」とも呼ばれる洛南の大祭です。

ただし、新型コロナの感染拡大防止のため多くの行事が中止となり、本日(10月5日)行われる「武者組具足飾りつけ」と最終日(10月9日)に行われる神輿巡行が今年の主な行事です。以下では過去の記事を再編集して、武者組具足飾りつけを紹介します。

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この祭の特徴は、お迎え提灯として各町内より「花傘行列」が参拝することから、別名「花傘まつり」とも呼ばれています。例年ならば、9日間の祭礼期間中には境内に百数十軒の露店が並びます。

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最終日(10月9日)には雌雄の大獅子を先頭に、猿田彦行列、神輿A班鵜鳥型、神輿B班神明型、武者行列、稚児行列、神輿C班鵜鳥型、乗馬の宮司からなる神輿巡行があります(能舞台に古そうな鎧兜が並んでいます)。

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ところで、神輿巡行に武者行列があり、5日目に武者具足が飾られるのは理由があります(威風堂々さに圧倒されます)。

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幕末の鳥羽伏見の戦いの後、御香宮神社には多くの甲冑が寄進されたといいます。そこで、明治33年(1900)氏子有志らが「武者組」を結成して神幸祭で地域を練り歩いたそうです。

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神幸祭が中止となった昨年(2021年)は、神社に保管される甲冑18点のうち、3点が伏見区役所に展示されました。兜や袖、すね当てなど一式を組み立てて置き、本来の行列では地元の中学生が身に着けるもので、勇壮な姿が祭礼行事の雰囲気を伝えました。

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重そうな甲冑ですが、武者組の皆さんは身に付けて行進するようです。

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この日のもう一つの見どこは、徳川家康の孫娘、千姫の初誕祝いに、慶長2年(1597)豊臣秀吉から奉納された通称「千姫神輿」です。能舞台の横の収蔵庫にありました

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昭和35年(1960)まではこの千姫神輿が神幸祭で巡行していましたが、重さ2トン(幅1.6メートル、高さ3.5メートル)と、あまりにも重過ぎたために今は安置されています。

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ちなみに、祇園祭の山鉾で鉾や曳山(鉾のような形で屋根の上が鉾と異なる)は、8~11トンあります。それら以外の舁山(かきやま)は役行者山の0.84トンが最重量です。これらは車輪がついていて辻回しで担ぐ程度です。

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千姫神輿にかわって、昭和37年に鵜鳥型(うのとりがた)と神明型(雁又)の2基を新調、昭和62年鵜鳥型の神輿一基を新調して神幸祭で巡行しています。これら大小3基の神輿も飾られていました。

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大拝殿の西側に「猿田彦行列」の御神体が飾られていました。巡行では「猿田講社」が務めます。

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「神面」のうち、天狗は猿田彦命、女性面は天鈿女(あまのうずめ)命 を表しています。猿田彦命と天鈿女命は神々が高天原より降臨した時、道案内した夫婦の神様です。このことにより、神々が巡行する時に道案内と清めを行います。

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両脇の「雌雄の大獅子」 文政4年(1821)に当時の伏見奉行・仙石大和守久功が病の全快を祝って奉納したもので、向かって右が雄、左が雌です。雌の獅子は袖を咥えていて、女っぽいですね。

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これらの重量のある大獅子は伝統的に木挽町の「獅子若」の人々が中心となって奉仕してきました。神幸祭では厄払いのために、早朝に氏子地域をまわります。

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参道の途中で大きな花傘を見かけ、鮮やかな真っ赤な色に圧倒されました。

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コメント

鎧や兜を見るといつも思いますが、
こんなに重い物をつけて、馬に乗って戦争するのって
大変だったでしょうね。いくさ場に着くだけで倒れてしまいそうです。

投稿: munixyu | 2022年10月 5日 (水) 15:46

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