迎称寺の萩
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真如堂の前の通りの北の突き当たりに迎称寺(こうしょうじ)があります。「迎称寺」は、山号を紫雲山、院号を引接院という時宗の寺院です。古びた土塀と萩の花で知られ、洛東九番、萩の霊場となっています。
地図などには迎稱寺の字が使われています。創建の時期などの詳細は不明ですが、かつて一条堀川辺にあり一条道場と呼ばれていました。本尊は阿弥陀如来です。
鎌倉時代末に時宗の他阿一鎮(たあいっちん)が開いたともいわれています。
一鎮は 師に背いて馬具の鐙で叩かれ、「鐙上人」とよばれました。長楽寺にある時宗祖師像中に木像があり、額に鐙で叩かれたような窪みがあるそうです。「シラハギ」 *以下の萩の種類は間違っているかも知れませんので、教えて下さると嬉しいです。。
江戸時代の1692年、寺町の大火により焼失しました。この南側の土塀は新しく建てられたものです。
近くの真如堂は洛中を転々として、1693年に現在地に戻りましたが、その際迎称寺もここに移転したといわれています。「ミヤギノハギ」
境内の墓地には、江戸時代の本草学の祖・稲生若水(1655-1715)やその親族、医師や医学者・小林方秀(1726-1792)、小林順堂(1755-1826)、松原一閑斎(1689-1765)などの墓があります。
迎称寺の南の塀も上塗りをしていない風情があるのですが、東側の土塀は以前からあるもので、ほとんど朽ちかけています。しかし、多くの方のお目当てはこちらの方です。
萩の季節になると写真を撮ったり写生に来るので、お寺もあえて古い塀を残しているのだそうです。
こちらの塀だけを見るとほとんど廃寺のようです。
「朱金ハギ」
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コメント
萩を見ていると、秋を感じて
落ち着くような気がします。
投稿: munixyu | 2022年9月18日 (日) 20:36