大文字送り火 2022
過去の全記事 2006年1月27日から毎日更新しています。
昨日の五山送り火は自宅から大文字を見ました。点火直前ににわか雨がありましたが、無事にコロナの流行以前のような送り火を見とどけることができました。(下の写真は16日の11:41でテントが一つあります。)
大文字の起源には諸説あり、弘法大師が始めたという説があります。実際、大の字の中央に弘法大師をまつる大師堂があります。その前の「大」の中心に金尾(かなわ)という特別大きな火床があり、最初に点火されます。(11:51)
昨日の記事のように志納された護摩木は浄土院の住職による読経が行われた後、火床まで運ばれます。 夕方にはそれぞれの火床に薪が置かれていました(17:59)
点火予定の1時間前になると雷がなり、にわか雨が降り始めました。以前の大雨の中での点火になるのかと心配しましたが、それほど強い雨ではありませんでした。(18:59)
点火時間は20:00のはずでしたが、約10分おくれて中央の火床にに点火されました。この頃には雨はほとんど止んでいました。(20:11)
75カ所の火床には600束の赤松の割木が積み上げられ、 合図で一斉に点火されます。といっても少し時間差があります。(20:12)
ようやく大の字が現れてきました。(20:15)
浄土院の住職は点火されている約30分の間、大師堂で般若心経を唱え続けます。浄土宗の住職が、真言宗の宗祖・弘法大師に祈るのは異例のことだそうです。(20:15)
これは、檀家の人々が伝えてきた先祖の供養の方法を、浄土院が尊重して代々の住職が引き継いできたのだそうです。すべての火床が燃え盛っています(20:15)。
数年前までは大師堂に防火扉がなく、中央の大きな火床から熱風が吹き込んで住職が手の甲や耳を火傷することもしょっちゅうだったそうです。(20:18)
ヘリコプターの爆音が聞こえてきました。報道各社はヘリの飛行を自主規制していて、民間のツアー会社ではないかと思います。祈りを妨げられるようで、ちょっと違和感がありました。(20:22)
次第に火床の炎が弱くなってきました。(20:27)
このまま静かに大の字が消えていくのかと思われましたが、(20:33)
火床が灯が消えたあと、保存会や消防団の方々のライトの光で、ちょっとカラフルな大の字がみられました。(20:43)
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コメント
やっぱり全てに火が点くと、雰囲気が違いますよね。
コロナ以前の生活が、なんとなく見えてきたような。
これが大きなきっかけになって元の生活が取り戻せるような。
そんな気がする、希望の明かりですよね。
投稿: munixyu | 2022年8月17日 (水) 18:06