« 京の大仏 その変遷とわらべ歌 | トップページ | 一条戻り橋 わらべ歌と演歌 »

2022年7月29日 (金)

京の夏の旅 文化財特別公開中

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

Ana_4332a
※写真は全てクリックで拡大します。

現在「第47回 京の夏の旅 文化財特別公開」が行われています。「源氏の重宝&世界遺産」をテーマに通常非公開の建築・仏像・庭園などの7ヶ所の文化財の特別公開です。期間は2022年7月9日(土)~9月30日(金)で、休止日があるところがあります。

「北野天満宮 宝物殿」 文武両道に秀でていた菅原道真(天神様)にあやかろうと武士たちが納めた武具や絵馬などの奉納品を展示しています。平安時代、武将・渡辺綱が鬼を切った伝説の太刀で、源頼朝も所持したと伝わる「鬼切丸(髭切)」(重文)、

Ana_4358a

加賀前田藩が奉納した金蒔絵の鞘に浅葱色が美しい糸巻太刀拵(いとまきたちこしらえ)の「恒次」(重文)、豊臣秀頼奉納の「國広」(重文)など人気の刀を含む約30振を一挙公開しています。「宝物殿」

Joc_0165a

「旧嵯峨御所大覚寺 霊宝館」 観月の名所・大沢池(名勝)をのぞむ大覚寺は、平安時代に嵯峨天皇が営んだ離宮を寺に改め、代々天皇や皇族が住職をつとめた門跡寺院です。「玄関門」

Amt_3312a

源義経も使用した源氏の重宝との伝承を持つ太刀「薄緑(膝丸)」(重文)を特別展示しています。平安時代、源満仲の命で2振の太刀が作られました。試し斬りで罪人を切った際、1振は髭まで見事に斬り「髭切」と名付けられ、

Jnz_5190a

もう1振は膝まで斬り下げたため「膝丸」と名付けられたとか。『平家物語』によれば、2振はその後何度も改名を繰り返し、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも登場する源頼朝・義経がそれぞれ所持したとも伝わる「兄弟」の刀です。

Image210528a

また大覚寺の本尊である平安時代後期の仏師・明円作の「五大明王像」(重文)や鎌倉・室町時代の「五大明王像」(うち3体が重文)など、大覚寺に伝わる寺宝の数々も拝観できます。「五大堂」

Jnz_5171a

「仁和寺 金堂・御影堂」 真言宗御室派総本山で世界文化遺産。「御室御所」と呼ばれ代々皇室から住職を迎えた門跡寺院です。下は「二王門」(重文)。

Jns_4746a

桃山時代の御所の紫宸殿(即位の大礼などの儀式が行われた建物)を移築した金堂(国宝)は、現存最古の紫宸殿の遺構として貴重な建物です。「金堂」

Jns_5179a

中央に仁和寺の本尊・阿弥陀三尊が安置されています。その後壁および柱、長押(なげし)部分には仏画が描かれています。壁の中央三間は阿弥陀浄土変で、浄土変は西方極楽浄土の光景を伝統的な阿弥陀浄土曼茶羅の図像を踏襲して表しています。

Img_20181214_0007aa

「御影堂」(重文) 西門の近く、水掛不動の横にあり慶長年間(1596-1615)に造営の内裏 清涼殿の一部を賜り、寛永年間(1624-1643)に再建されたものです。

Jns_5216a

約10m四方の小堂に、弘法大師像、宇多法皇像、仁和寺第2世性信親王像を安置しています。蔀戸の金具なども清涼殿のものを利用しているそうです。

Amw_1981a

「龍安寺 仏殿・西の庭」 下は大小15個の石を配置した龍安寺石庭ですが、昨年12月から今年3月まで拝観を休止して行われた修復工事によって、石庭を囲む油土塀が美しさを取り戻しました。

Jod_2797a

石庭の横は苔庭で、その端から渡り廊下が仏殿と開山堂につながっています。特別公開の仏殿は、昭和56年に再建された総檜造の建物で、天井には墨と金泥で龍が描かれており、本尊・釈迦如来像と、天皇家や歴代住職の位牌が安置されています。

Jod_2868a

その西側に広がる「西の庭」は、室町時代の庭を復元した回遊式庭園で、龍安寺を創建した室町幕府管領・細川勝元の木像を祀る細川廟が建っています。京の夏の旅初公開で、私もまだ訪れていません。

Jod_3001a

「上賀茂神社 本殿・権殿」 世界文化遺産・上賀茂神社は、正式には「賀茂別雷神社」といい、神代の昔に御祭神が降臨され、飛鳥時代にはすでに現在の社殿の礎が造営されたという京都最古の社の一つです。

Jnb_0009a

広大な境内に建ち並ぶ檜皮葺きの典雅な社殿のうち、賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)を祀る「本殿」と常設の仮殿「権殿」が国宝、その他の41棟が重要文化財で、21年に一度の「式年遷宮」によって古式の通り修復されてきました。

Jnb_0002a

本殿の左にまったく同じ構造の権殿が建っています。災害や式年遷宮による修理などで本殿の神様に一時的に移っていただく場所です。両殿とも江戸時代の文久3年(1863)に造替られた三間社の流れ造りです。(左の2棟です。)

Jnb_0121a

「下鴨神社 本殿・大炊殿」 世界文化遺産・下鴨神社は、正式名称を「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といい、京都最古の社の一つ。紀元前と同じ原生林の植生を残し、(御手洗社の横から本殿の裏を回る「浦の廻廊」に入ります。)

Jnk_5040a

縄文土器も出土した「糺の森」(史跡)の中に、国宝2棟、重要文化財53棟を含む社殿群が残されており、21年に一度の「式年遷宮」によって古式の通り忠実に修復されています。本殿を裏から身近に参拝することができます。

Jnk_5064a

「大炊殿」(重文) 神饌の煮炊きや調理をしていた建物で、江戸時代初期の寛永年間の遷宮の際に再建されたものです。それ以前の大炊殿は文明の兵火(1470)で焼失しました。

Jnk_5200a

「鴨社資料館 秀穂舎(しゅうすいしゃ)」 かって下鴨神社の学問所絵師だった浅田家の社家住宅を鴨社資料館として、様々な展示を行って公開しています。

Jod_6423a

「旧三井家下鴨別邸」 下鴨神社の南に位置する豪商・三井家の旧別邸(重文)。明治13年築の三井家の建物に、玄関棟などを増築。

Jnb_0508a

格調高い「玄関棟」は、書院造を基調としながら椅子座式で天井を高くするなど、近代的な趣をもっています。

Jnb_0717a

また「主屋」は、南に広がる庭園と一体となった開放的な造り。通常公開されている一階と庭園に加えて、通常非公開の二階の座敷が特別公開され、庭園を見下ろせる開放的な座敷は、豊かな森に包まれた気分を味わえます。

Jnb_0674a

また1階の喫茶コーナーでは、オリジナルのかき氷をお楽しみいただけます(かき氷は別途有料)。また、「下鴨ランタンナイト2022 ~週末限定で夜間開館~」として、 週末限定で夜間の開館を行います。

Jnb_0632a

建物や庭園をランタンなどで幻想的にライトアップし、風鈴の音色が涼しげな縁側や庭園のベンチで、冷たいドリンクとともに夏の夜を味わっていただきます。開催期間:7月22日(金)~24日(日)、29日(金)~31(日) 計6日間です。

Jnb_0595a

お帰りの前に、ブログランキングの応援のクリック↓をよろしくお願いします。

★こちらを是非よろしく→   ブログ村→にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
-------------------------------------------------------------------

Jnb_0554a

|

« 京の大仏 その変遷とわらべ歌 | トップページ | 一条戻り橋 わらべ歌と演歌 »

コメント

刀の展示ですか。
刀だけは、ほとんど見たことがないので、興味深いです。
こういうのは、価値のない普通の刀も置いといたほしい気がします。
素人なので、価値のない普通の刀とくらべないと分からないので。

投稿: munixyu | 2022年7月29日 (金) 16:24

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 京の大仏 その変遷とわらべ歌 | トップページ | 一条戻り橋 わらべ歌と演歌 »