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2022年7月25日 (月)

数え歌でめぐる京都 丸竹夷

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日の祇園祭の後祭山鉾巡行はテレビ中継で見ました。196年ぶりに巡行に復帰した鷹山に感動して、沿道の観客からも拍手が起きていました。TOPは釜座通(かまんざどおり)からみた丸太町通。

今日は『まるたけえびす』などの数え歌とともに、京都の町をめぐります。これは京都市の中心部を東西に走る通りを歌った「京都の通り名」歌で、手まりやまりつき遊びで歌われたことから『京の手まり歌』ともいわれます。(釜座通と竹屋町通の交差点)

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「まるたけえびすに おしおいけ」(丸太町、竹屋町、夷川、二条、押小路、御池)(釜座通を南下します。釜座通と夷川通の交差点)

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「あねさんろっかく たこにしき」(姉小路、三条、六角、蛸薬師、錦小路)(二条通で釜座通は少し東にずれます。写真と歌詞がずれています。)

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「しあやぶったか まつまんごじょう」(四条、綾小路、仏光寺、高辻、松原、万寿寺、五条)(御池通に出ました。)

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せったちゃらちゃら うおのたな(雪駄屋町→楊梅通、銭屋町→的場通、魚の棚→六条) (→は現在の通り名です。釜座通は三条通に突き当たります。)

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「ろくじょうさんてつ とおりすぎ」(六条、三哲→塩小路通)、「ひっちょうこえれば はっくじょう」(七条、八条、九条)(下は七条通堀川。)

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「じゅうじょうとうじで とどめさす」(これが最後の歌詞ですが、十条通は戦後にできたので次の歌詞が正しいといわれています、下は東寺の西門から見た東寺道。) 

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「はちじょう こえればとうじみち」(八条、東寺道)、「くじょうおおじで とどめさす」(九条大路)

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丸太町から松原までは、次のようにストーリーがある通り名の歌『坊さん頭は丸太町』も知られています。「ぼんさん あたまは まるたまち」(丸太町通)、「つるっと すべって たけやまち」(寺町通から見た竹屋町通)

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「みずの ながれは えびすがわ」(夷川通)、「にじょうで こうた きぐすりを」(二条通)、「ただで やるのは おしこうじ」(押小路通)*ここ二条通は江戸初期から生薬(きぐすり)の町として栄えた場所です。

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「おいけで おうた あねさんに」(御池通、姉小路通、三条通)。「ろくせん もろうて たここうて」(六角通、蛸薬師通) 下は「薬祖神祠」幕末の安政5年(1858)薬業仲間が医療や医薬品事業の繁盛を願い創建。

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「にしきで おとして しかられて」(錦小路通、四条通)、「あやまったけど ぶつぶつと」(綾小路通、仏光寺通)

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「たかがしれてる まどしたろ」(高辻通、松原通)*まどすとは弁償するという意味だそうです。下は松原通にある「貴匠桜(きしょうざくら)」フレンチにアジア各国や和食の要素を取り入れた独自の仏亜心(ふつあしん)料理のお店です。

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左は六道珍皇寺、東大路松原はもうすぐです。

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コメント

こういうのって楽しいですよね。
日本語でしか無い面白さなのかもしれませんね。

投稿: munixyu | 2022年7月25日 (月) 17:55

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