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2022年6月13日 (月)

京の名水をめぐる 西山の水(その1)

過去の全記事  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

京の名水めぐりの4回目は西山の水です。上の写真は大原野神社の鯉沢の池。西山の水といっても、下図のように地下水の水質分析によって、烏丸通以西の広い範囲を指すようです。

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「大原野神社」 長岡京遷都に際し、桓武天皇の皇后・藤原乙牟漏(おとむろ)が藤原氏の氏神として奈良から長岡京に勧請したのが始まりとされ、嘉祥3年(850)藤原冬嗣を祖父とする文徳天皇により、都の守護神として壮麗な社殿が造営されました。

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参道の途中に大伴家持が愛飲したという名水「瀬和井(せがい)の清水」が湧いています。清和天皇の産湯の清水との伝承があり、歌枕として数々の和歌に詠まれています。「大原やせがいの水を手にむすび 鳥は鳴くとも遊びてゆかん」大伴家持。

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「善峯寺」 長元2年(1029)源算上人が創建。応仁の乱で焼失、徳川五代将軍綱吉の生母・桂昌院の寄進により再興、西国三十三ヵ所第20番札所。境内は3万坪余り、四季折々の花が見られます。「あじさい苑」

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源算上人が写経のため自らの手で用紙を作ると、寛徳2年(1042)2月1日の夜、白山明神がこの地に現れ、手本となる法華経経巻と浄水を授け、翌日には五色の雪が降ったと伝えられています。

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「松尾大社」は、神社が建てられる以前からこの地方一帯に住んでいた住民が、松尾山の山霊を山上の磐座(いわくら)に祀って、守護神として信仰していたのが始まりとされます。

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松尾山は七つの谷を持っています。本殿の裏の渓流を御手洗川とよび、「霊亀の滝」がかかり、霊泉「亀の井」があります。上に磐座があるので神聖な水と考えられてきたようです。

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「亀の井」 この水を酒の元水として加えると腐らないといい伝えがあり、「延命長寿」、「蘇り」の水としても有名です。また、茶道や書道の水あるいは家庭用水として汲みに来られる方が後を絶ちません。

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「妙満寺」は山号を妙塔山という顕本(けんぽん)法華宗総本山です。妙満寺を創建した日什(にちじゅう)上人はもとは天台宗で名を玄妙といい、比叡山三千の学頭にまでなった人でした。

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故郷の会津で日蓮上人の教えに触れると、67才という高齢にもかかわらず日什と名乗り、日蓮門下に入りました。室町時代前期の1389年、日什は六条坊門室町(現在の烏丸五条あたり)に妙満寺を創建し、根本道場としました。

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その後、応仁の乱などの兵火、比叡山の僧徒による焼き討ちで(天文法華の乱)に遭い、そのつど洛中に寺域を移して再建されました。安土桃山時代の1583年秀吉によって寺町二条に移され、以後400年にわたり「寺町二条の妙満寺」と親しまれてきました。

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昭和43年(1968)岩倉幡枝に移転。かっての境内北にあった「中川の井」の井筒、その井戸は能阿弥が定めた「京都七名水」のひとつでした。*上の分類では鴨川の水になりますが、そのときの記事に入れていませんでした。

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ちなみに、能阿弥の「京都七名水」は中川の井以外に、御手洗井(不詳)、水薬師の水(水薬師寺)、大通寺の井(誕生水、六孫王神社)、常盤井、醒ヶ井(佐女牛井)、芹根水で、大通寺の井以外は現存していません。

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コメント

水が豊富なことは、有難いことですよね。
紫陽花。そう言えば、関西の梅雨入りが遅いですよね。
早く梅雨入りして、早く終わってほしいものです。

投稿: munixyu | 2022年6月13日 (月) 18:53

★munixyuさん こんばんは♪
昨日(14日)近畿も梅雨入りしたそうですね、ちょっと肌寒い日になりました。

投稿: りせ | 2022年6月15日 (水) 02:21

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