北座物語
過去の全記事 2006年1月27日から毎日更新しています。
先日祇園白川の夜桜を見た前に、南座と北座跡を見て回りました。上は、「出雲の阿国像」関が原の合戦後の1603年、出雲の阿国は四条河原で伊達男風の扮装で「かぶきをどり」を披露、絶大な喝采を浴びました。
後に女歌舞伎は禁止され、男が女形を演じる今日の歌舞伎に発展しました。江戸時代初期の元和年間(1615-1624)北野、四条河原、五条河原にあった芝居小屋は、京都所司代・板倉勝重によって四条河原に集められました。
寛文10年(1670)以降、鴨川の両岸に新堤が築かれ、かっての河原は「新地」(新造成地)となり広大な芝居街と茶屋町が出現しました。元禄年間(1688-1711)になると常設の芝居小屋は七軒に増加、
四条通南に3座、北に2座、大和大路西に2座でした。享保年間(1716-1735)には四条通の北に2座、南に1座に減り、さらに、たびたびの大火で19世紀末に北側の1座(北座)、南側の1座(南座)となりました。南座西の「阿国歌舞伎発祥地」の碑
明治25年(1892)四条通の拡張に伴い北座は閉鎖、南座のみが残りました。一方、「井筒八ッ橋本舗」は、文化2年(1805)初代津田佐兵衞が祇園で創業しました。
「北座ビル」 4階の「湖国料理 井筒」では旬の味覚を生かした会席料理、お弁当から、定食・丼まで京料理。 近江牛のしゃぶしゃぶ、すき焼きや、京名物・鯖寿司も人気で、おみやげとしてお持ち帰りすることもできます。
北座ビルの角に「このあたり北座跡」の碑が立っています。石碑の南と北には「北座通り」、東には「井筒八ツ橋本舗」と刻んであります。18世紀初頭の「京都御役所向大概覚書」によると四条北側の2座は井筒屋助之丞と両替屋伝左衛門の所有とあり、
後に残った北座は井筒屋の所有だったと思われます。ビルの1階は井筒八ッ橋本舗・祇園本店で各種お土産品があり、2階の井筒茶店では珍しい歌舞伎銘菓「夕霧」やパフェなどの甘味がいただけます。
5階には「ぎをん思いで博物館」 祇園に因んだ写真や資料の特別展や常設展を開催、北座書店(入場無料)も開設。上には幕府から許可されたことを示す「櫓」(火消の白幕に井筒屋の家紋)が掲げられています。
1階の「寿司BAR」 彩りちらしや十割北座そばなどのお食事メニューも用意しています。2階の「井筒茶店」では、小倉大納言小豆を使用した善哉などの甘味があります。
ビルの1階の片隅に「花咲大黒天」が祀られています。大きな袋を肩に、右手に小槌、米俵に乗って、ふくよかな大黒さんです。祠の回りには千社札が一面に貼られています。
千社札は芸姑舞妓さんや、祇園のお店のものが多く、芸事や商売繁盛の祈願をすれば、その道で花を咲かせてくれるといわれています。
「祇園ビストロ 丸橋」 フランス料理のお店です。
「うずら屋」 カウンター席8の小さな鶏料理屋さんです。
与謝野夫妻の歌碑 右は与謝野晶子の「四條橋おしろい厚き舞姫の額(ぬか)さゝやかに打つ夕あられ」、左は与謝野寛「南座の繪看板をは舞姫と日暮れて見るも京のならはし」。
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コメント
歌舞伎は、不思議な文化ですよね。
女歌舞伎が、何故禁止されたのかは、よくわからないですが。
歌舞伎は見たことがないので、1度は見てみたいものです。
投稿: munixyu | 2022年6月11日 (土) 14:31
ブログ主様書込みお許し下さい。
日本が侵攻されぬ為どうか皆様に知って頂きたい、中韓へ忠誠を表明した野党が阻止する改憲の必要性とその日本献上策を、危機感を持ち知って頂きたく誠に恐縮ですが書込ませて頂きました。
報道するテレビが無い中、尖閣奪取を狙う、中国の日本領海侵犯が激しさを増す現状は、かつて9条の様に非武装中立で平和的であったチベット等を現在も中国が武力で侵略虐殺を行う惨状を連想させ、
韓国が日本の竹島を不法占拠した際、多くの船員が機関銃で襲撃され死傷し、北朝鮮には国民を拉致され、
尖閣には中国が侵犯する現状でも、9条により日本は国を守る為の手出しが何一つ出来ません。
中朝ロの数千発の核ミサイル標準は常時日本に向けられており、尖閣、台湾周辺の動きも激化する中、9条を改正し自立した戦力を持たなければ、
有事に敵地攻撃力を持たぬ現状防衛力では日本人の命と領土は守れません。
中韓による侵略は、野党が法制化を目指す外国人参政権や(民主党政権の超円高誘導は日本経済を破綻危機に追い込みました)
又「朝鮮の役に立ちたい」と表明した維新による、国の権限を弱め、地方独立から国家分断を図る道州制等、多様性と言う名の文化破壊活動からも始まっており、
外国人参政権は米国始め世界的に認める国は少なく、これを与えた事でハワイは米国に、ウクライナクリミア半島もロシアに乗っ取られた過去があります。
又背乗りやスパイ等の犯罪発見の役割も果たしている戸籍廃止に繋がる夫婦別姓や、日本人のみを処罰対象とした、特定国への反論を封じるヘイトスピーチ条例等、
先進国で唯一スパイ防止法が無い日本で、
中韓に軸足を置き、友好を刷り込む野党やメディアが、制度の危険性を隠し国民を誘導する現状からも、既に浸透工作は最終段階である事、
日本でウクライナの悲劇を生まない為に投票の大切さと、一人でも多くの方に目覚めて頂きたいと切に思い貼らせて頂きます。
https://pachitou.com
長文、大変申し訳ありません。
投稿: aki | 2022年6月11日 (土) 21:43